会計年度任用職員(かいけいねんどにんようしょくいん)とは?
会計年度任用職員とは、1会計年度(4月1日〜3月31日)の間、必要とされる期間任用され、各業務の補助を行う非常勤の職員です。職種の身分としては、地方公務員法が適用される「地方公務員」ですが、一般的にはパートタイム職という考えにあてはまります。
会計年度任用職員は、(地方自治体ごとに)一般事務職だけでなく、保育職や医療職、その他専門的な職種や図書館職員など様々な職種で募集されます。
市役所の健康福祉部による一般事務職員の仕事内容
市役所の一般事務職員の仕事内容は多岐に渡り、一般的な会計事務や関係諸機関との連絡の他、市民窓口の受け付け業務や電話対応の仕事がありました。
会計年度任用職員は、正規職員の補佐的な役割を期待されているので、全体の仕事を把握して気を配りながら自分の仕事を進めます。
会計年度任用職員は特に、忙しい正規職員の代わりにすぐに窓口に立つこと、電話に出ることが求められていました。
窓口業務は書類の申請手続きがほとんどですが、相談やお問い合わせも多くあります。相談やお問い合わせは、ある程度お話を伺って内容を把握してから担当職員に引き継ぎます。
自治体や所属している部署によって業務内容は大幅に変わりますが、健康福祉部での仕事内容を2つ紹介します。
仕事内容その1:行事や健康診断などの準備
健康福祉部での仕事内容の1つとして、健康診断、予防接種の準備と運営の他、健康福祉部が市民向けに開催している体操教室などの行事の準備がありました。会計年度任用職員が企画に関わることはありませんが、対象者に案内を発送したり、会場を設置したり、当日会場の入口に立って案内役をしたりします。
インターネットからのお申し込みが難しい高齢者の方が多いので、市民窓口や電話で受付をする仕事も多くあります。
仕事内容その2:突発的な業務
健康福祉部での仕事内容として2つ目は、市役所は市民の方が安心して生活できるようサポートをする業務です。そのため、市役所全体で災害時や緊急時には問題を把握して対応をします。
健康福祉部では実際に車を出して食糧支援を行いました。
市民の方が困りごとがあってどこに相談したら良いかわからない場合、市民の方は最初に市役所を訪れるケースが多いです。担当職員がお話を聞いたり、連携が必要ならば関係諸機関につなげたりします。
会計年度任用職員は「最初の窓口」にはなりますが、部署内にそれぞれ担当がいるので窓口や電話対応で困ったことや迷うことがあってもすぐ正規職員に相談できます。チームで市民の生活をサポートする仕事なので、一人で全てを抱えるようなことにはならないです。
会計年度任用職員の1年の流れ
4月から働きたい場合、2月中旬くらいから自治体のホームページで募集を探します。
2月:自治体のホームページより応募
3月:採用決定(挨拶)
4月:勤務開始・研修期間
5月:一人での業務開始
随時:研修(パソコン・個人情報など)
12月:次年度の任用について希望調査
3月:人事評価(契約終了)
再度の任用は、任期満了時の業務量や人事評価、市の財政状況、業務の進捗状況によって変わります。希望があって業務内容も継続している場合は、そのまま次年度も任用の更新がされることが多いようです。
会計年度任用職員の1日の仕事の流れ
パートタイム勤務(午前と午後で交代)で働く1日の仕事の流れは下記の通りです。
6時:起床、支度
8時:子どもを保育園へ送り届ける、出勤
8時20分:(朝礼)
8時30分:(開庁)
8時45分:出勤
(朝礼に出ていないため、上司や同じ所属のパート職員に事務処理の進捗などを聞きます。)
9時:勤務開始
(私は午前担当で、この時間からの勤務でした。)
12時:正規職員の休憩時間
(休憩時間にも市役所に訪れる方はいるので、いつでも窓口に立てるようにします。)
13時:午後の担当者に引き継ぎ・退勤
17時15分 閉庁
まとめ
市役所の会計年度任用職員は時々、派遣会社から募集されることがありますが、自治体のホームページから自分で応募できますので、自分で探して直接応募してみてください。
欠員や新規事業によって募集があるので、年度末に限らず1年を通して様々な職種が募集されています。
年齢制限や資格要件も緩いことが多く、チャンスはたくさん用意されていると思います。募集期間は短いことが多いので、給与や勤務時間などの条件を見ながら、自分に合いそうな職場を探してみてください。
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