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「埼玉県」の「市役所で働く公務員」の仕事内容・給料レポート

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市役所で働く公務員


目次

はじめに

「埼玉県」「市役所」で働く公務員(男性)によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール
公務員としての職業・勤務先:市役所職員(埼玉県にある市役所勤務)
性別:男性
雇用体系:正規雇用
所有資格:自動車普通運転免許、社会教育主事、JKET(公務員倫理)人事院講師認定資格

「市役所で働く公務員」を目指した理由

自分が育ったまちの文化芸術の振興及び社会教育の振興を通してまちの活性化に貢献できる職業として、地方公務員の受験という選択肢を選びました。

「市役所で働く公務員」の仕事内容について

生涯学習課では、住民の生涯学習の振興のための環境整備やイベントなどの企画や運営を実施しました。市内の公民館では、生涯学習を実践している地域住民の支援や各種サークルの支援、これから何かを始めたい、という人の支援を実施しました。また公民館主催事業の企画や運営を実施しました。

社会福祉課では、住民主体でつくる地域福祉計画策定のための事務局を務めました。計画策定の過程で住民の皆さんのネットワーク形成なども支援しました。

健康推進課では、各種検診やがん検診、献血活動の活性化などの、住民の健康増進のための事業を実施しました。

図書館では、児童担当として、児童書、絵本の選定や提供、絵本の読み聞かせ、クリスマス会などのイベントなどを実施しました。

青少年担当として、主に中高生の読書推進のために、広報誌の作成や職業体験の指導、中学生対象のブックトークを実施しました。

視聴覚担当としてはCD、DVD、サブリクション形式の音源の提供などを実施しました。

「市役所で働く公務員」の1日の仕事の流れ

7時00分:自宅を出て、徒歩で通勤しました。人事異動があっても同じ市内なので、徒歩または自転車で通勤しました。
7時20分:到着。お茶当番はもう廃止されていて、セルフサービスで飲みたいものを飲む形式になっていましたので、ポットにお湯を沸かして準備しました。
7時30分:自分の業務に関係する資料に目を通したり、公務員全般に関わる国、県の動向、法律の自主勉強をしていました。
8時30分:始業。すぐに職員打ち合わせ。その日の予定及び事務連絡等を職員全員で共有します。
8時45分:会議終了後、業務開始。
12時00分:お昼休憩(60分)
13時00分:午後の業務開始
17時15分:終業。残業が必要な場合は事前に所属長に申請が必要となっています。
18時30分:自分の業務に関係する資料に目を通したり、公務員全般に関わる国、県の動向、法律の自主勉強をしていました。
19時00分:帰宅。

「市役所で働く公務員」の給料・残業・有給休暇について

月額約35万円(残業代込み)・ボーナス約140万円で、年収約560万円でした。部署によりますが、残業は月平均10時くらいでした。

有給休暇は比較的取得しやすい組織風土がありました。ただし年4回の議会月(6月、9月、12月、3月)の開催時と次年度の予算編成時期はどの部署も忙しくなります。


この仕事で、働いているときに困ったこと

地方公務員には、業務上知りえた秘密に対しては、守秘義務が課せられているため、外食時や飲み会の時などに、うっかり口にしてしまわないようにすることに神経を使いました。

また部署によりますが、繁忙期がずれている部署がほとんどなので、「残業している部署をなぜ手伝わないのか」と住民の方からお叱りをうけることがよくありました。

組織の枠を超えて連携できる柔軟な職員体制の構築が難しい点であると考えていました。また、起案書(稟議書)の起案のルールが難しく、慣れるまで時間がかかってしまうことがありましたので、電子決裁など、スピード化を図ることが必要と感じました。

この仕事や職場でよかったこと

公務員のため、有給休暇はしっかりと取得することができたのは安心でした。この有給休暇とは別に、約5日間の夏季休暇があり、6月~9月の間に半日単位で取得することができたことも安心でした。

職場内で休む日を調整すれば、海外旅行などの長期旅行も可能であったことは、自分の見聞を広めるのに大いに役立ちました。職員自主勉強会などが活発に開催され、業務終了後に課題を持ち寄って議論したりすることのできる風土があったのも安心でした。

「市役所で働く公務員」の仕事エピソード

公民館で働いていた時、3月末に辞令がでて、4月より本庁舎に戻らなければならなくなったとき、4月初めの各サークルの代表者の皆さんとのミーティングの時に発表しました。その時各サークルの代表者の皆さんから拍手と激励の言葉で、温かく送り出してくれた経験は、何事にもかえられない経験となりました。

大変だったことは、5年に1度実施される国勢調査の国勢調査指導員に任命されると、通常業務をこなしながら、時間外に、国の統計の基本情報となる調査を担当する調査員と連携して実施しなければならなかったことが大変でした。特に調査員からお預かりした調査票を整理して、もれている点などを追加で現地調査しなければならないこともあり大変でした。

「市役所で働く公務員」の職場恋愛について

職場恋愛は多いほうだと思います。年代の近い仲間が、仕事に一生懸命取り組むため、悩みごとの相談などをお互いしている内に意気投合することが多いように感じます。そのため、事務職同士のカップルが多いと思います。

また市役所のクラブ活動も盛んで、そこで消防士や保育士、看護師などの専門職の方が意気投合してカップルになることも多いと思います。私の場合は、20代後半から30歳前半にかけて、いわゆる「お見合い」の話はいくつかいただきましたが、ご縁がありませんでした。

まとめ ー「市役所で働く公務員」を目指す方へメッセージ

採用試験がゴールではなく、一生インプットを続けることが大切です。頑張ってください。

本記事は、2019年11月16日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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