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【警察への第一歩】「警察学校」での一日の流れと学習内容

都道府県警の「警察官」として採用されると、全員がまず「警察学校」に入校します。辞令交付を受けた後、「服務の宣誓」を行い、警察官としての第一歩を踏み出します。はじめは校内規則や警察礼式といった警察官としての基本的なルール、職務倫理などの心構えを学びます。今回は、その「警察学校」について解説します。

2017年05月11日更新

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目次
そもそも「警察学校」とは何でしょうか?
警察学校での一日のスケジュール
警察学校ではどんなことを学ぶのでしょうか?
まとめ - 卒業後
警察学校での一日の流れのご紹介

そもそも「警察学校」とは何でしょうか?

警察学校は全寮制で、大卒は6か月間、高卒は10ヵ月間、規則正しい生活と集団行動を通して同期の絆を深めながら、警察官として必要な基礎知識と技能を身につけます。

警察学校での一日のスケジュール

警察学校での一日の流れは、概ね次のようになります。

1)起床・日朝点呼・早朝トレーニング・清掃
朝の清々しい空気の中、人員確認の点呼をした後、ランニングや清掃を行います。

2)朝食
体力が資本なので、一日の訓練や授業に備えてしっかりと朝食を摂ります。

3)朝礼
学校長からの訓育や教官からの指示連絡を受け、迅速に行動します。服装点検や持ち物検査等も行われます。

4)午前授業開始
法学や実務などの教養を受けます。(詳細は後述)

5)昼食
警察学校の昼食はかなりボリュームがあります。警察官は、いつでもすぐ現場に急行出来るよう、早食いが基本。全員揃ってから、限られた時間に集中して食べます。

6)午後授業開始
午前同様、法学や実務などの座学、柔剣道・逮捕術などの術科、教練などに取り組みます。

7)文化クラブ活動・清掃
教養を高めるために、華道や茶道などのクラブ活動に取り組みます。

8)夕食
明日に備えて夕食もしっかり摂り、栄養を補給します。食事当番が後片付けをします。

9)入浴・自由時間
大浴場で汗を流します。自由時間を利用して、ランニングやウェイトトレーニングマシンなどで自主トレに励んだり、授業の予習復習やテスト勉強などの自習を行ったりします。合間には同期生と談話を楽しみます。

10)日夕点呼
一日の締めくくりとして、人員及び健康状態の確認のため点呼を行います。教官から翌日の指示連絡があります。

11)消灯
体を休め、翌日に備えます。

警察学校ではどんなことを学ぶのでしょうか?

【法学(座学)】
授業では、法執行機関である警察官として仕事に直結する憲法や刑法、刑事訴訟法、警察官職務執行法、警察行政法、民法などの各種法律を学びます。それまで法学を学んだ経験がなくても、教官から丁寧な解説があるので、基礎からしっかり理解することが出来ます。

【実務(座学)】
生活安全、地域、捜査、鑑識、交通、警備の他、情報通信、パソコン等に関する実務知識や実際に現場で起こった事例、判例などを学び、知識を深めます。

【実習】
実習として、事件・事故現場での対応方法や書類作成方法、写真撮影、指紋・足跡採取などの鑑識技術など、現場で必要とされる技能を身につけます。

【実技】
実技として、警察官の職務遂行のために欠かせない逮捕術を学びます。
柔剣道の訓練も受け、初心者でもほとんどの人が卒業までに段位を取得します。
けん銃操法や救急法の訓練も行います。
警察官としての所作として必要な通常点検などの教練、警備訓練についても、クラス全体が一糸乱れぬ動きが出来るようになるまで訓練します。

【見学】
校外研修として各種施設を見学し、職務との関わりについて理解を深めます。

【テストと職場実習】
警察学校では中間テストと卒業テストがあります。捜査書類作成や鑑識、けん銃操法、救急法に関しては検定があります。
学校で基礎的な知識と技能を習得しながら、警察署で職場実習を受けます。実習生として署内の各課を回り、現場で実務の基礎を学びます。指導員である警察官とともに当直勤務も経験します。

まとめ - 卒業後

入校時に比べ、卒業時には全員の体力がぐんと向上しています。厳しさの中にも楽しさのある共同生活を経験した同期とは、一生ものの絆が育まれるようです。

卒業後は教官や仲間と別れ、それぞれ違う警察署へ配置され、地域警察官として交番勤務することになります。そこで管内のパトロールや取り締まり、各種事件捜査など様々な実務経験を積みます。

その後も、様々な実務講習や研修を受けたり、部外の施設・学校で教育訓練を受ける機会が設けられています。白バイ乗務員訓練や国際犯罪に対応するための各種語学研修などもその一環です。

適性や能力、希望などにより、第一線の警察官として各部門に進みながら、地域の治安や人々の安全を守り支えていく為の力を養っていくのです。

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