「私立幼稚園」で働く「 臨時職員」の仕事内容・給料レポート

私立幼稚園の臨時職員として働く、女性の「幼稚園の先生」によるキャリア体験談レポートです。

今回は、その幼稚園の先生の仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。


はじめに

私立幼稚園の臨時職員として働く、女性の「幼稚園の先生」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、幼稚園免許第二種と保育士資格を持っているそうです。

「幼稚園の先生」を目指した理由

幼稚園に通っていた頃、担任の先生に強い憧れを抱き、その先生のようになりたいと思ったからです。

幼稚園に通う前は保育園に行っていた私ですが、幼稚園に通うようになってから先生のおかげで色々な楽しい遊びやお話に触れ、毎日楽しく通うことが出来ました。

そのことがきっかけでこれからの子どもたちにもそのような経験をいっぱいしてもらいたいと考えるようになりました。

「幼稚園の先生」の仕事内容について

主に担当クラスの子どもたちの教育と保育をします。

具体的には、排泄や手洗い、昼食時の促しや声掛け、介助などの基本的な生活を見守ることの他に、作成した日案や週案を元に日々の活動を進めることで子どもの発達や成長に繋がるよう教育します。

主な活動としては制作活動、外遊び、マーチング、マット運動、手遊びや絵本の読み聞かせなどですが、そのために活動に必要な物を準備したり、安全を確保して活動がスムーズに行えるように環境を整えることも仕事の一つです。

また送迎バスの当番の時はバスに乗って子どもたちの送り迎えをします。

トイレや水飲み場、ホール、教室などの園内の掃除と、園庭の砂場に危険なものや猫のフンなどがないかの確認、掃除を行います。

午後からは主に日案や週案の作成、制作に必要なものの準備や装飾の作成、子どもたちの制作物を教室に飾る、職員会議も行います。


教育実習生が入る時期は、実習生に仕事を伝えたり日誌のチェックや反省会を行います。

「幼稚園の先生」の1日の仕事の流れ

7時20分:家を出てバスで通勤する
7時45分:到着 着替えて園庭のチェック、教室の机や椅子の配置を行う
8時半:登園してくる子どもたちを受け入れる。自由遊びを見守りながら必要に応じて声掛けする
9時50分:片付けを促す
10時:手遊びをし、朝の会を行う。今日の予定を子どもたちに伝える
10時10分:排泄、手洗いを促す
10時20分:主な活動を行う(制作物作成、外遊び、公園へ行く、マーチングの練習など)
11時40分:片付け、排泄と手洗いを促す
12時:昼食準備
12時15分:昼食の歌を歌い、昼食を食べる。終わった子どもは自由遊びを行うので見守る
12時50分:片付けを促し、手遊びや絵本の読み聞かせを行う
13時30分:帰る支度を促す 子どもたち降園
14時:園内清掃
14時30分:職員会議、次の日の準備や制作物作り、週案日案おたより作り
17時45分:退園

「幼稚園の先生」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は17万円(残業代込)で、ボーナスは40万円でした。ちなみに、年収は約300万円でした。

残業はほとんどありませんでしたが、帰宅してから仕事を家で行うことは多かったです。

有給休暇は、担当のクラスを受け持っているためなかなか取れませんでした。

この仕事で、働いているときに困ったこと

働き始めて最初の頃は、担任一人で子どもたち全員の様子を把握するということが大変に感じていました。

特に自由遊びで外にいる時などは子どもたちがあちこちで色んな遊びをしているので、怪我をした時の状況が把握出来ず、保護者に伝える時にうまく説明出来なくてお叱りを受けたこともあります。

子どもたちのことを広い視野でもって見守りながら事故や怪我を防いだり、もし怪我をしてしまっても早急な処置と保護者への連絡をしっかりと行うことがとても大事だということを痛感しました。

この仕事や職場でよかったこと

私自身、最初は時間や予定をすごく気にしながら落ち着きのない先生だったと思うのですが、周りの先生は子どもたちのことをよく見ていて、状況に応じて早めの声掛けをしたり、子どもの気持ちを汲み取ってお話をしたりと、絶えず落ち着いた雰囲気ながらも、てきぱきと行動していました。

また、わからないことは丁寧に優しく教えてくれ、指摘してくれました。また園長先生や主任の先生も、子どもたち一人ひとりのことをよくわかっていて、毎日笑顔で声をかけ、異変にもすぐ気づける先生方でした。

そんな先生方のおかげで多くを学ぶことが出来た点が恵まれた点だと感じています。

「幼稚園の先生」の仕事エピソード

働いていた幼稚園は子どもたちの誕生日をとても大切にする園でした。

誕生日会は月ごとに行うのではなく、クラス内で生まれたその日に行うという方法で行っており、お昼を食べたあとに開いていました。その時、保護者も参加出来るので、誕生日の子どもを子どもたちと保護者の人と一緒に教室という空間で行えたのはとても素敵だなと毎回思いながら行っていました。

昨日よりも一つ大きくなったんだという子どもの誇らしい表情、嬉しい笑顔、照れくさそうな表情、色んなプラスの感情を持ち合わせて、この子がまた成長したと実感できるその瞬間はとても感動的でした。

「幼稚園の先生」の職場恋愛について

職場内に男性がほとんどいないので、女性は職場結婚はあまりないと思います。ただ男性は何人か職場結婚した人を見ています。


職場以外では、学生の時から付き合っていたり、かつての友人が恋人になっていたりという過去からの繋がりから恋愛や結婚に発展している人がいました。

また友人同士の紹介やコミュニティー、社会人サークル、中にはお見合いパーティーや出会い系サイトで知り合った人とお付き合いをしている人もいました。

私自身は友達の結婚式の二次会で今の夫と知り合いました。

まとめ ー「幼稚園の先生」を目指す方へメッセージ

本当に沢山の業務と責任がありますが、子どもたちの笑顔や成長を思うと乗り越えられるものも多くある職場です。

頑張ってください。

本記事は、2018年11月12日時点調査または公開された情報です。
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