はじめに
「常勤で正規雇用」として働く、女性の「幼稚園の先生」によるキャリア体験談レポートです。
ちなみに、その方は、幼稚園免許2種の資格を持っているそうです。
「幼稚園の先生」を目指した理由
子どもの頃に通っていた幼稚園の先生のことが大好きで、幼稚園の頃に将来の夢は何かと聞かれ、幼稚園の先生になりたいと言っていたからです。
「正規雇用(常勤)の幼稚園教諭」の仕事内容について
朝登園してくる子どもたちを受け入れて、その子たちが体調を崩していないか視診をします。
毎日子どもたちが楽しくて笑顔になる活動を考え環境を整えて提供します。
子どもたちには個人差があるので活動に追いつけずに困ってしまう子のフォローも大切です。また、最近ではサポートを必要としている保護者も多くなってきているのでその保護者としっかりとコミュニケーションをとり毎日話をしたり連絡帳などでやり取りをすることも大切です。
月に一回ほど行事もあり、その用意もします。運動会や生活発表会など行事の中でも大きいものになると衣装や大道具、小道具を作ったり台本を考えたりすることもします。運動会で組体操などをする時にはその流れや動きを考えたりすることも必要になります。
書類の仕事も多く、週案、月案、年間計画、食育計画、個々の成長の記録などを書くという仕事も多くあります。記録を取っておいたり計画をすることはこの仕事にとってとても大切ではありますが大変なのも事実です。
「正規雇用(常勤)の幼稚園教諭」の1日の仕事の流れ
7時半:自宅を出発して自動車で通勤
8時:到着
※その日に必要な用意をしたり、部屋の掃除をしたりして子どもを受け入れる準備をします。
8時半:受け入れ
※子供達が登園してくるので受け入れをし、視診をします。また、保護者に家での様子を聞いたりします。
9時:朝の会
※季節の歌を歌ったり、当番活動をしたりその日の流れを子どもたちに伝えます。
9時半:主活動
※散歩に行った日制作をしたり、その日にやりたいと思う活動を子どもたちとやります。
11時:昼食
※食事指導、食育などをしながら子どもたちと一緒に食事をします。箸の持ち方や好き嫌いの克服などに取り組みます。
14時:降園
※お迎えの来た子から保護者に引き渡します。また明日も登園したかなるように笑顔で見送ります。
この仕事の給料・残業・有給休暇について
私の場合ですが、月給は17万円ほどで、ボーナスは年に2回合わせて70から80万円ほど出ました。
有給休暇は年に18日ほど支給されますが、人手が足りず年に一回か二回取れれば良い方でした。お盆や年末年始に休みを取れることもあり、そこに不満はありませんでした。
この仕事で、働いているときに困ったこと
残業や持ち帰りの仕事が多すぎることがとても大変でした。
定時で帰れることはほとんどなく、残業は当たり前でした。行事の前には持ち帰りの仕事もとても多く、衣装や大道具を作っていて日付を超えてしまう、家族総出で仕事をするということも多かったです。
行事前には睡眠不足から体調を崩すことも多かったのですが、休むことも出来ず精神的に追い詰められてしまうこともあります。
休みを取るとその分仕事が後回しになるだけで着実にやっていくしかないのが辛かったです。
この仕事や職場でよかったこと
同期がたくさんいたことはとても救われました。
困っていたり仕事が終わらなくて抱え込んでいる時に支えてくれる存在にとても恵まれました。先輩も優しい先生が多くてたくさん協力してもらい、アドバイスをもらったりサポートしてもらえました。
みんな過酷な仕事をしている仲間としての気持ちが強く支え合うという体制ができているので困ったり悩んだりすると相談できる人がたくさんいることで大変なことも乗り越えることができたと思っています。
「正規雇用(常勤)の幼稚園教諭」の仕事エピソード
子どもたちや保護者の方達に感謝の気持ちを言われることが日々あることが感動します。
まだうまく話すことができない子が自分の名前を覚えてくれて、家でも話をしていると聞いた時は感動しました。
先生に出会えてよかった、先生に会うことが楽しみで子どもが毎日たのしんで幼稚園に行けている、など言ってくれる方が多くて働いていく上でとても支えられています。
卒園しても慕ってくれる子どももいて年賀状のやり取りをしている子もいます。幼稚園から離れてもわたしのことを覚えてくれていることも感動します。
人生の中で大切な子ども時代の一つになれたことが凄く嬉しいです。
「正規雇用(常勤)の幼稚園教諭」の職場恋愛について
女職場なので職場恋愛はありませんが、合コンや友だちの紹介などはすごく多かったです。
幼稚園教諭ということだけで飲み会をしたいという男性が多いのか、職場の先輩に合コンに連れて行ってもらうことが多く、実際わたしもその飲み会で出会った男性と付き合ったことがありました。
職場の先生方も飲み会か友だちの紹介で知り合って結婚した人が多いと思います。稀に保護者に知り合いの男性を紹介してもらうということもありました。
まとめ ー「幼稚園の先生」を目指す方へメッセージ
日々子どもたちの大切な時間を近くで見れることはとっても幸せですよ!
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