国立大学法人「浜松医科大学」の基本情報(沿革・職員数など)

国立大学法人の職員を目指す方に知っておいてほしい国立大学法人「浜松医科大学」の基本情報について解説します。

国立大学法人「浜松医科大学」は、静岡県浜松市にある国立大学法人で、設立当初は「静岡大学医学部」として設置される予定で、現在は、静岡大学と協力関係にある国立大学です。


はじめに

国立大学法人「浜松医科大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、静岡県浜松市にあり、1974年(昭和49年)に設置された国立大学です。

国立大学法人「浜松医科大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、55~69程度のようです。

今回は国立大学法人「浜松医科大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「浜松医科大学」の沿革について

国立大学法人「浜松医科大学」の沿革は、国立大学法人「静岡大学」が医学部を設置する計画のあった1973年(昭和48年)までさかのぼります。

1973年当時、静岡県議会で「静岡大学」が医学部を静岡市に建設することで可決されましたが、竹山祐太郎県知事が独断で浜松市への設置手続きを行ったために「浜松医科大学」が発足され、1974年(昭和49年)に設置されることになりました。

その後、国立大学法人「」「浜松医科大学」には、1977年に附属病院が設置、1995年(平成7年)に医学部看護学科が設置されました。

なお、国立大学法人「浜松医科大学」は、現在も「静岡大学」とは協力関係にあり、光医工学では大学院を共同で設置しています。

国立大学法人「浜松医科大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「浜松医科大学」の理念・スローガンは、「第1に優れた臨床医と独創力に富む研究者を養成し、第2に独創的研究並びに新しい医療技術の開発を推進し、第3に患者第一主義の診療を実践して地域医療の中核的役割を果たし、以て人類の健康と福祉に貢献する。」です。

この建学理念のもと、国立大学法人「浜松医科大学」は、地域医学・医療の中核的役割から医学・看護学の進展に寄与し、人類の健康増進や福祉に貢献するため、下記の2つを目的としています。

1)医学・看護学の教育・研究機関として、最新の理論と応用を教授・研究する。
2)高度の知識・技術と豊かな人間性および医の倫理を身に付けた優れた臨床医・看護専門職・医学研究者・看護学研究者を養成する。

国立大学法人「浜松医科大学」の学章・校歌について

学章について

国立大学法人「浜松医科大学」の学章は、1974年(昭和49年)11月に学内で募集が行われました。


この募集で選ばれたのは、当時、在学生だった「今村 陽子」さんの作品で、国立大学法人「浜松医学大学」の学章は、それを基にデザインされて教授会で了承、2014年(平成26年)の開学40周年を機に「学章」と制定されました。

この学章は、富士山図形の中に医大の「医」の文字を配し、図形の下部に大学の大が表現されたデザインで、図形の湾曲部は遠州灘と波、突起部は浜名湖が表現されています。

なお、国立大学法人「浜松医科大学」には、同じく開学40周年を機にデザイナー「小池 友基」さんのデザインによるシンボルマークと、2016年(平成28年)に学内公募で選ばれた「藤森 順子」さんの作品であるマスコットキャラクター「はんだやまっぴー」があります。

校歌について

国立大学法人「浜松医科大学」に校歌は、ありません。

国立大学法人「浜松医科大学」の学長について

現在の国立大学法人「浜松医科大学」の学長は、「今野 弘之(こんの ひろゆき)」さんです。

「今野 弘之」さんの経歴は、1978年(昭和53年)に慶應義塾大学医学部を卒業、1987年に慶応義塾大学医学博士を取得しました。

その後、2004年(平成16年)に国立大学法人「浜松医科大学」教授に就任、2010年に同大医学部附属病院の副病院長に就任、2014年に国立大学法人「浜松医科大学」副学長に就任した後、2016年(平成28年)に国立大学法人「浜松医科大学」の学長に主任しました。

学長の「今野 弘之」さんは、国立大学法人「浜松医科大学」が「健康寿命日本一」である地域の強みを生かした健康社会の実現に必要なシステムを構築し、全職員が「チーム浜松医大」の一員として「頼りになる災害拠点」として地域に貢献できるよう努めています。

なお、「今野 弘之」さんは、国立大学法人「浜松医科大学」の第7代目の学長です。

国立大学法人「浜松医科大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「浜松医科大学」には、本拠地(本部キャンパス)のある「浜松キャンパス」があります。

この「浜松キャンパス」には、医学部、医学研究科のほかに、附属図書館、附属病院棟、医療廃棄物処理センター、国際交流会館、慰霊塔などが置かれています。

なお、「浜松キャンパス」は、静岡県浜松市にあり、最寄り駅は、「浜松駅」です。

国立大学法人「浜松医科大学」の教職員数について

国立大学法人「浜松医科大学」の教職員数の総数は、1,363人で、このうち職員数は、1,029人で、教員数は、334人です。

教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 国立大学法人「浜松医科大学」の教職員数
https://www.hama-med.ac.jp/about-us/data/syokuinsu_number-of-staff.html


国立大学法人「浜松医科大学」の学生数について

国立大学法人「浜松医科大学」の平成30年5月1日現在の学生数は、学部学生数は、988名(外国人学生を含む。)で、大学院学生数は、222名(外国人学生を含む。)です。

参考:https://www.hama-med.ac.jp/about-us/data/number-of-students.html

国立大学法人「浜松医科大学」の学部について

国立大学法人「浜松医科大学」の学部は「医学部」で、さらに2つの学科「医学科」と「看護学科」に分かれています。

国立大学法人「浜松医科大学」大学院について

国立大学法人「浜松医科大学」の大学院は「医学研究科」で、さらに下記の7つの専攻に分かれています。

1)医学専攻
2)光先端医学専攻
3)高次機能医学専攻
4)病態医学専攻
5)予防・防御医学専攻
6)光医工学専攻(博士後期課程)
7)看護学専攻(修士課程)

国立大学法人「浜松医科大学」の財務状況について

平成29年度の、国立大学法人「浜松医科大学」の収入は、331億7,600万円でした。

その主な内訳は、附属病院収入、運営費交付金、産学連携等研究収入および寄付金収入等、施設整備費補助金などです。

参考URL:https://www.hama-med.ac.jp/about-us/disclosure-info/45d1b25be26ed52282ae29f9385b145d.pdf

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「浜松医科大学」は、国際感覚を持つ医療人の育成と質が高く安全な最新医療の提供、および、産学連携による光技術を使用した医学研究を特徴とする国立大学です。

ちなみに、国立大学法人「浜松医科大学」出身の有名人は、精神科医の夏苅 郁子さんなどがいらっしゃいます。

国立大学法人「浜松医科大学」のウェブサイトのURL

https://www.hama-med.ac.jp/index.html

そのほかの「国立大学法人」の基本情報はこちらです。

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本記事は、2019年8月15日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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