国立大学法人「琉球大学」の基本情報(沿革・職員数など)

国立大学法人の職員を目指す方に知っておいてほしい国立大学法人「琉球大学」の基本情報について解説します。

国立大学法人「琉球大学」は、沖縄県中頭郡にあり、沖縄県で唯一の国立大学法人で、日本の最南端・最西端にある総合大学です。


はじめに

国立大学法人「琉球大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、沖縄県中頭郡にあり、1950年(昭和25年)に設置された国立大学です。

国立大学法人「琉球大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、46~68程度のようです。

今回は国立大学法人「琉球大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「琉球大学」の沿革について

国立大学法人「琉球大学」の沿革は、国立大学法人「琉球大学」の前教育部長だったスチュアート中佐の計画により、大学が設立されることになった1948年(昭和23年)までさかのぼります。

その後、1950年(昭和25年)に琉球大学が開学し、1952年に学部の改組や課程の編成があり、1957年には、農家政学部に土木工学科および電気工学科が設置されました。

翌年の1958年にも大きく学部の改組が行われ、1966年(昭和41年)には「琉球大学」の短期大学部が併設されました。

さらに、1967年(昭和42年)に琉球大学設置法の一部改正に伴い、4学部28学科に改組、1970年に新那覇病院が琉球大学の附属病院となり、1972年(昭和47年)に5学部18学科3課程に改組、短期大学部を4学科に統合しました。

その後も、1991年(平成3年)~2009年(平成21年)にかけて、学科の設置や改組
が行われました。

国立大学法人「琉球大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「琉球大学」の理念・スローガンは、「建学の精神である『自由平等、寛容平和』を継承・発展させて、『真理の探求』、『地域・国際社会への貢献』、『平和・共生の追求』」することです。

この理念のもと、国立大学法人「琉球大学」は、地域と共生・協働し、「地域とともに豊かな未来社会をデザインする大学」および「アジア・太平洋地域の卓越した教育研究拠点となる大学」を目指しています。

国立大学法人「琉球大学」の学章・校歌について

学章について

国立大学法人「琉球大学」の学章は、美術工芸科の学生からデザインを募集し、1880年(昭和55年)の開学30周年を機に、正式に制定されました。


この学章は、人の和や宇宙を表す円形に、沖縄の代表的植物である芭蕉の葉と学問と自由を象徴した羽ペンのイメージを合わせ、「大学」の文字を配したデザインです。

校歌について

国立大学法人「琉球大学」の校歌は、「雲よ湧け 千原の空」です。この校歌は、作詞は、大城 立裕さん、作曲は、与儀 達則さんによって創作されました。

なお、この校歌のほかに、国立大学法人「琉球大学」には、「逍遙歌」があり、作詞は、新川 豊さん、作曲は、渡久地 政一さんによって創作されました。

国立大学法人「琉球大学」の学長について

現在の国立大学法人「琉球大学」の学長は、「大城 肇(おおしろ はじめ)」さんです。

「大城 肇」さんの経歴は、1977年(昭和52年)に広島大学大学院経済学部研究科を修了、1984年に広島経済大学経済学部専任講師に就任、1989年(平成元年)に同大学経済学部助教授・琉球大学法文学部助教授に就任、1994年(平成6年)に同大学教授に就任しました。

その後、2005年(平成17年)に琉球大学学長補佐に就任、2009年に同大学理事・副学長に就任した後、2013年(平成25年)に国立大学法人「琉球大学」の学長に就任しました。

学長の「大城 肇」さんは、国立大学法人「琉球大学」が、沖縄県唯一の総合大学として、地域社会との連携によって地域の特性を活かした研究を推進し、地域や国際社会で活躍できる人材を育成できるよう努めています。

なお、「大城 肇」さんは、国立大学法人「琉球大学」の第16代目の学長です。

国立大学法人「琉球大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「琉球大学」には、本拠地(本部キャンパス)を含め、2つのキャンパス「千原キャンパス」「上原キャンパス」があります。

千原キャンパス

国立大学法人「琉球大学」の「千原キャンパス」には、国際地域創造学部、人文社会学部、教育学部、理学部、工学部、農学部があります。

このほかに、「千原キャンパス」には、附属図書館、放送大学、ウェルカムプラザ、国際交流会館、大学会館、風樹館(博物館)などが置かれています。

なお、この「千原キャンパス」は、沖縄県中頭郡西原町にあり、最寄り駅は、「首里駅」です。

上原キャンパス

国立大学法人「琉球大学」の「上原キャンパス」には、医学部があります。

このほかに、「上原キャンパス」には、附属図書館医学部分館、附属病院、総合臨床研修・教育センター、かじゅまる会館などが置かれています。

「上原キャンパス」は、沖縄県中頭郡西原町にあり、最寄り駅は、「首里駅」です。


国立大学法人「琉球大学」の教職員数について

国立大学法人「琉球大学」の教職員数の総数は、2,169人で、このうち職員数は、1,445人で、教員数は、724人です。

教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 国立大学法人「琉球大学」の教職員数
URL http://www.u-ryukyu.ac.jp/univ_info/education-official-announcement/department-teacher.html
http://www.u-ryukyu.ac.jp/univ_info/general/houjin_siryou/yakuin_housyu/data/yakuin_kyuyoH29.pdf

国立大学法人「琉球大学」の学生数について

国立大学法人「琉球大学」の平成30年5月1日現在の学生数は、学部学生数は、7,230名(外国人学生を含む。)で、大学院学生数は、855名(外国人学生を含む。)です。

URL http://www.u-ryukyu.ac.jp/univ_info/kouhou/gaiyou2018/pdf/H30_Overview_University_of_the_Ryukyus.pdf

国立大学法人「琉球大学」の学部について

国立大学法人「琉球大学」には、下記の7つの学部があります。

1)人文社会学部
2)国際地域創造学部
3)教育学部
4)理学部
5)医学部
6)工学部
7)農学部

国立大学法人「琉球大学」大学院について

国立大学法人「琉球大学」の大学院は、下記の通り、10あります。

1)人文社会科学研究科
2)観光科学研究科
3)教育学研究科(修士課程、教職大学院)
4)臨床心理学専攻
5)医学研究科
6)保健学研究科
7)理工学研究科(理学系、工学系)
8)農学研究科
9)法務研究科
10)鹿児島大学大学院連合農学研究科

国立大学法人「琉球大学」の財務状況について

平成29年度の、国立大学法人「琉球大学」の収入は、388億5,300万円でした。

その主な内訳は、附属病院収入、運営費交付金、授業料・入学料および検定料、産学連携等研究収入および寄付金収入です。

参考URL:http://www.u-ryukyu.ac.jp/univ_info/general/houjin_siryou/zaimu_syohyo/data/h29kessan/h29_statement_accounts.pdf

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「琉球大学」は、地域の特性と国際性を併せ持ち、沖縄の文化研究・沖縄学を学ぶには最適な環境を持っている国立大学です。

ちなみに、国立大学法人「琉球大学」出身の有名人は、真栄 田賢さん、内間 政成さん、平良 いずみさん、はやのんさん、又吉 栄喜さんなどがいらっしゃいます。

国立大学法人「琉球大学」のウェブサイトのURL

http://www.u-ryukyu.ac.jp/index.html

そのほかの「国立大学法人」の基本情報はこちらです。

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本記事は、2019年5月21日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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