公務員になるための情報サイト

「航空自衛隊」の「女性小隊長」の仕事内容・給料レポ

現役もしくは元・公務員へのキャリア・アンケートです。

今回は、「航空自衛隊」(女性)に回答いただきました。

仕事内容、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてアンケートしたものを編集して掲載しています。

2019年11月09日更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
目次
はじめに
「航空自衛隊」を目指した理由
「航空自衛隊」の仕事内容について
「航空自衛隊」の1日の仕事の流れ
「航空自衛隊」の給料・残業・有給休暇について
この仕事で、働いているときに困ったこと
この仕事や職場でよかったこと
「航空自衛隊」の仕事エピソード
「航空自衛隊」の職場恋愛について
まとめ ー「航空自衛隊」を目指す方へメッセージ

はじめに

「航空自衛隊」(女性)によるキャリア・アンケートです。

レポート者のプロフィール

公務員としての職業・勤務先:航空自衛隊(奈良県、青森県、静岡県、東京都勤務)

性別:女性

雇用体系:正規雇用

所有資格:自動車運転免許、在籍当時のTOEIC845点

「航空自衛隊」を目指した理由

防衛大学校ではなく普通の4年制女子大に通っていました。

湾岸戦争、PKO法案など大学生のころ何かと自衛隊が話題になり、現場で働く自衛官はどんな気持ちで働いているのか気になって体験ツアーに参加。それがきっかけで当時の防衛庁に遊びに行ったりして面白そうだったので入隊しました。

「航空自衛隊」の仕事内容について

奈良県の航空自衛隊幹部候補生学校で約1年間、自衛官としての基礎知識と幹部候補生としての教育を受けます。課程修了時に辞令を受け取り、全国の配属先に配置されます。

仕事の内容も配置も希望がかなう人かなわない人色々ですが、最初は隊員が働く現場に配属され小隊長(最大約30名ほどの部下がいる状態)を務める人が多いです。その後は司令部で幕僚として働いたり(現場にはいかない支店長や支社長のスタッフ的イメージの仕事)、自衛隊の中の学校の教官やより上位の指揮官などになっていきます。

優秀な人は航空幕僚監部(防衛省の組織で、航空自衛隊のトップ航空幕僚長のスタッフがいるところ。本社勤務のイメージ)勤務もあります。途中必要な時期に研修もいくつか受けます。 4万7千人という大きな組織なので、あらゆる仕事があります。

メインは航空機関連で、主にパイロットや整備関係の人が運用計画を作っています。防衛白書を作る人、現場でレーダーを動かす人、航空管制をする人、気象予報士の資格をもって予報をする人、パトリオットミサイル関連の業務に従事する人、補給関係、会計関係、情報・通信関係などさまざまです。

「航空自衛隊」の1日の仕事の流れ

小隊長だったときの一日

7時:自宅を出て、自動車で通勤    
基本的には官舎に住むことになります。大体職場まで車で30分以内に行ける場所にあります。
7時30分:到着、新聞や命令のチェック      
災害や政治的な時事問題が任務に影響することもあるため、毎日必ずチェックします。 必要なものは切り抜き・コピーして回覧するよう指示。
8時00分:国旗掲揚      
自衛官は国旗掲揚と降下の際には国旗のある方向に向かって敬礼します。
8時15分:朝礼(全員の前で挨拶)      
午前の課業開始      
小隊長の仕事は、実はほとんど決まっていません。    
午前中は職場の各部屋を回ってみんなとコミュニケーション。      
昇任試験を控えた隊員がいれば勉強の指導をしたり、人事書類に目を通して評価の記載をしたり、自分の部下をどこかに派遣する必要があるときは命令を作ったり、隊長(上司)の命令に従って作業をしたりします。
11時30分:お昼休憩(60分)       
基本的には食堂で食べます。幹部食堂と隊員食堂に分かれています。
12時30分:午後の課業開始
14時:ランニング(5キロから10キロ)    
運動も仕事の一部。毎日ではないものの、週に2回ぐらいは走っていました。
15時30分:席に戻り命令の確認
16時30分:終礼
17時:課業終了、帰宅

「航空自衛隊」の給料・残業・有給休暇について

私はたまたま残業がない職場でしたが、仕事によっては朝早くから夜中までという過酷な現場もあります。そういう現場に配属された同期は歩きながら思わず寝てしまうと嘆いていました。現場にいるのは長くても3年ほどです。

月給は幹部候補生で大卒なら大体年齢と同じくらいはもらえるイメージで、5年後には年収が550万程度だったと記憶しています。忙しい職場は極端に忙しいので、代休を消化することもままならず、有給はほぼ手付かずでした。きちんと計画して周囲に相談し、手続きを踏めば問題なく休みをとることができます。

体が資本なので、具合が悪いときの受診は即行けと言われます。自衛官診療証が交付され、医療も薬もすべて無償で提供されます。

この仕事で、働いているときに困ったこと

男性社会です(女性の比率は3%程度)。私が在籍した当時はセクハラもありました。今はコンプライアンスが厳しいのでそういったことはないようですが。

体を鍛えるのが仕事の一部でもあるので、スポーツや筋トレが好きな人には天国のような職場です。走るのが早い人、剣道が上手な人、射撃の上手な人などは尊敬され、人事考課でも優遇される場合があります。反対に運動が嫌いな人は特に最初の幹部候補生学校や現場にいる期間は走ることがマストなので辛いと思います。私は何とかこなしましたが、正直辛かったです。

この仕事や職場でよかったこと

医療も医薬品も無料です。休暇はちゃんととれますし、全国から家族のもとへ帰省する人が多いため夏期・冬期の休暇はそれぞれ10日間前後とるのが普通です。

福利厚生も充実しており、映画の割引やスポーツクラブの優待、ディズニーランドの割引などが人気でした。他にも覚えきれないくらいあります。

出産や育児の休業も問題なく取得できます。上司の許可が得られれば、大学での単位取得のため週に1回半休をとるなども可能ですし、介護休暇などにも職場の状況により対応してもらえると思います。

「航空自衛隊」の仕事エピソード

在日米軍司令官やそのご家族など米空軍士官、在日各国大使館の駐在武官やその家族および秘書官など普通に暮らしていても決して会うことのできない方たちと一緒に仕事をさせていただきました。自衛隊の仕事が世界の軍隊とつながっていることを改めて意識させられた職場でした。

また、航空自衛隊の高官の奥様方がご主人を一生懸命支えている姿を見たのも印象に残っています。大変だったのは現場にいたときで、若者からおじさま方まで何とかいいコミュニケーションをとろうと必死であがいていた日々が懐かしいです。ビリヤードをしたり、一緒に千本素振り(剣道)をしたり、走ったり。文字通り体当たりで頑張りました。

「航空自衛隊」の職場恋愛について

職場結婚は非常に多いです。女性が少ないのでモテます。職場での恋愛は特に禁止されてはいませんが、人間関係が濃い職場ですし、基本的に指定された場所に住む必要がある職場なので噂はあっという間に広がります。

職場結婚以外だと学生時代のおつきあいとかお見合いの方も多いようです。職場の上司や同僚の紹介で、というのもたまに聞きますし、行きつけの飲み屋さんで知り合った女性と、と言うパターンもけっこうあるようです(自衛官は飲み会が大好きです)。

女性も自衛官として働いている場合だと、経済的に自立していることもあり、離婚経験のある人もけっこういます。

まとめ ー「航空自衛隊」を目指す方へメッセージ

体育会系のノリが好きならおすすめです。がんばってください!

この記事に関連するキーワード

自衛隊(自衛官など)に関するおすすめ記事

国家公務員に関する新着記事

ページトップ