農林水産省所管の独立行政法人「水産研究・教育機構」に就職するには？

農林水産省所管の独立行政法人「水産研究・教育機構」は、水産に関する試験研究・調査・分析・鑑定・講習、試験研究に必要な種苗・標本の生産および配布などを行う機関です。

この記事では、「水産研究・教育機構」の役割や、就職するための方法を解説します。

はじめに – 「水産研究・教育機構」とは？

「水産研究・教育機構」は、水産に関する試験研究・調査・分析・鑑定・講習、試験研究に必要な種苗・標本の生産および配布などを行っています。

「水産研究・教育機構」のプロフィール

設立：2016年4月1日
予算：23,610百万円（平成30年度）
組織：農林水産省所管
所在地：神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-3-クイーンズタワーB15階
公式ホームページ：https://www.fra.affrc.go.jp/

「水産研究・教育機構」の事業内容を、3つのポイントに分けて、ご紹介します。

1つ目は、「試験研究」に関する業務です。

この業務は、下記の5つに細分化されています。

1）水産に関する試験研究・調査・分析・鑑定・講習
2）試験研究に必要な種苗・標本の生産および配布
3）栽培漁業に関する技術の開発
4）さけ・ますの個体群を維持するための孵化および放流
5）水産に関する学理および技術の教授

2つ目は、「海洋水産資源開発」に関する業務です。

この業務は、海洋水産資源開発促進法（昭和46年法律第60号）に関連する調査、情報・資料の収集・提供を行います。

3つ目は、「立入検査」に関する業務です。

この業務は、遺伝子組み換え生物等の使用等の規制による生物多様性の確保に関する法律（カルタヘナ法）に基づく立入り検査や質問、収去を行います。

「水産研究・教育機構」には、毎年定期・不定期に行われる採用試験に合格し、採用されることで、就職することができます。

新卒採用があり、毎年採用試験があります。

「水産研究・教育機構」には、事務職員・研究開発職員・技術職員の職種があります。

4月採用のほか、10月採用、年度内採用などもありますので、詳細については、公式ホームページにてご確認ください。

参考までに、2020年上半期に募集のあった職種をご紹介します。

「事務職員」は、2021年4月1日に入構する職員であり、新卒者が対象です。

採用時の勤務地は、各研究所の付属施設を含む本機構各研究所、および水産大学校のいずれかとなります。

また、採用後は、本部または他の研究所および水産大学校へ異動があるほか、人事交流により国の機関等で勤務する場合があります。

応募資格は、1990年4月2日以降に生まれた人で、大学を卒業した者および令和3年3月までに大学を卒業する見込みの人など、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

「研究開発職員」は、2021年4月1日に入構する職員であり、新卒者が対象です。

採用時の勤務地は、各研究所の付属施設を含む本機構各研究所、および水産大学校のいずれかとなります。

また、採用後は、本部または他の研究所および水産大学校へ異動があるほか、人事交流により国の機関等で勤務する場合があります。

「技術職員」（さけます分野）は、2021年4月1日付で入構し、北海道区水産研究所のいずれかの「さけます事務所」に勤務します。

また、採用後は、「さけます事務所」間での移動や、本部または他の研究所へ異動があるほか、人事交流により国の機関等で勤務する場合があります。

上記に記載してある情報は、2020年4月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。

以上、「農林水産省所管の独立行政法人「水産研究・教育機構」に就職するには？」でした。

「水産研究・教育機構」は、水産に関する試験研究・調査・分析・鑑定・講習、試験研究に必要な種苗・標本の生産および配布などを行う役割を担っています。

「水産研究・教育機構」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。