経済産業省所管の独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」に就職するには?

経済産業省所管の独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」は、石油・可燃性天然ガス・金属鉱物の探鉱に必要な資金の供給、石油・可燃性天然ガス資源および金属鉱物資源の開発の促進などを行う機関です。

この記事では、「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」の役割や、就職するための方法を解説します。

はじめに – 「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」とは?

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」は、石油・可燃性天然ガス・金属鉱物の探鉱に必要な資金の供給、石油・可燃性天然ガス資源および金属鉱物資源の開発の促進などを行う機関です。

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」のプロフィール

設立:2004年2月29日
予算:1兆8,977億4,070万円(2019年度)
組織:経済産業省所管
所在地:東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 虎ノ門ツインビルディング 西棟2階、13階~20階
公式ホームページ:http://www.jogmec.go.jp/

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」の事業内容

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」の事業内容を、7つのポイントに分けて、ご紹介します。

ポイント1:石油・天然ガス資源開発支援

1つ目は、「石油・天然ガス資源開発支援」に関する業務です。

この業務は、下記の5つの業務に細分化されています。

1)リスクマネーの供給・地質構造調査等、日本企業等の権益確保のための直接的な支援
2)国内外の海洋探査活動・メタンハイドレート資源開発・基礎試すい等を活用した国内資源開発など、海洋を中心とする国内資源の開発
3)資源外交の対象の重点化・ツールの集中的投入・産油国技術者研修の戦略的活用など、資源外交の強化
4)国際競争力向上および産油国国営石油企業との関係強化のための技術開発
5)日本企業の上流権益取得・医事に必要な技術評価能力を向上させるための研修メニューの構築

ポイント2:石炭資源開発支援

2つ目は、「石炭資源開発支援」に関する業務です。

この業務は、4つの業務に細分化されています。

1)地質構造調査および開発事業に関する債務保証などのリスクマネー供給
2)産炭国との政策における政府の資源外交の支援
3)国際セミナへの参加などによる産炭国政府機関等との協力関係の強化
4)石炭需給動向・石炭業界の対応動向などに関する情報収集および調査

ポイント3:金属資源開発支援

3つ目は、「金属資源開発支援」に関する業務です。

この業務は、下記の14の業務に細分化されています。

1)地質構造調査および出資・融資・債務保証などの各制度による探鉱・鉱山開発・鉱山権益獲得の支援
2)海底熱水鉱床・コバルトリッチクラスト・マンガン団塊などの海洋鉱物資源の開発
3)鉱物資源マテリアルフロー調査など、鉱種戦略に関する情報収集および情報提供の実施
4)東南アジア諸国等との関係構築のための研修の実施
5)資源国との関係構築のための資源国の資源外交支援
6)資源フロンティア国での共同調査
7)資源国との関係強化を目的とする日本企業の技術紹介
8)銅原料中の不純物低減のための技術開発
9)リサイクル製錬原料の高品質化に関する技術開発
10)複雑硫化鉱の選鉱技術の開発
11)現場ニーズに対する技術の支援
12)若手研究者を対象とする金属資源生産技術にかする基礎研究の実施
13)連携大学を対象とする資源分野に関する講座の開設
14)資源分野における人材育成・確保の支援

キーワードチェック:コバルトリッチクラスト

「コバルトリッチクラスト」とは、深海底に存在する鉱物資源のことで、1000メートルより深い海山の斜面や頂上などの岩盤を覆うマンガンクラストの一種です。

キーワードチェック:マンガン団塊

「マンガン団塊」とは、深海の海底にある球状の凝結塊のことで、水酸化鉄と水酸化マンガンがコアの周りに同心円状に層状に凝結したものです。

ポイント4:資源備蓄

4つ目は、「資源備蓄」に関する業務です。

この業務は、下記の6つの業務に細分化されています。

1)国家石油・国家石油ガスの安全管理および運営
2)緊急時における石油・石油ガスの供給体制の整備
3)石油・石油ガスの備蓄推進に関する国際協力の実施
4)金属鉱産物における機動的な備蓄業務を可能とする体制の構築・維持
5)金属鉱産物における国内産業ニーズに関する情報の収集
6)備蓄物資保管管理体制の改善

ポイント5:地熱資源開発支援

5つ目は、「地熱資源開発支援」に関する業務です。

この業務は、3つの業務に細分化されています

1)初期調査のリスク低減等に向けた支援強化・助成金事業を活用した地熱資源開発事業の支援
2)地熱貯留層探査技術、地熱貯留層掘削技術、地熱貯留層評価・管理技術の開発
3)地熱先進国との情報交換、諸外国の先端的技術情報および地域共生等の社会環境情報に関する情報の収集・提供

ポイント6:鉱害防止支援

6つ目は、「鉱害防止支援」に関する業務です。

この業務は、下記の3つの業務に細分化されています。

1)鉱害防止事業の効率化・費用低減化等に関する最新の技術に係る情報収集および調査研究の実施
2)企業の公害防止事業計画のヒアリングおよび鉱害防止事業実施者等への融資
3)鉱山開発促進のための資源保有国への技術・情報協力

ポイント7:石炭経過業務

7つ目は、「石炭計課業務」です。

この業務は、下記の2つの業務に細分化されています。

1)石炭計課事業債権における事業神勅・業績・返済・改修状況の把握による返済リスクの分析
2)旧保有鉱区に係る管理対象施設の調査計画の策定および調査の実施

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」に就職するには?

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」には、毎年不定期に行われる採用試験に合格し採用されることで、就職することができます。

主に、任期付職員で、不定期で募集があります。

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」の募集職種

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」には、さまざまな業務での任期付職員の募集があります。

年度によって、募集している業務等は異なります。くわしくは、公式ホームページをご参照ください。

直近の募集・採用情報

参考までに、2020年上半期に募集のあった職種をご紹介します。

任期付職員(技術系)

「任期付職員」(技術系)は、入構は随時で、採用となった年度の年度末までの任期で、最大3年まで更新される職員です。

現在、「任期付職員」(技術系)は、下記の9つの職種で募集があります。

1)探鉱技術
2)貯留層評価・解析技術
3)生産操業・施設技術
4)掘削技術
5)海洋油田開発技術
6)石炭開発技術
7)石炭地質評価技術
8)海底鉱物資源調査
9)実験分析技術

勤務地は、上記の1)~5)、9)は、千葉県美浜区の技術センター、6)~8
は、東京都港区の本部です。

職務内容は、主に下記の3つです。

1)石油・天然ガスの探鉱技術の研究および研究管理
2)JOGMEC関連プロジェクトの評価作業
3)石油・天然ガスの探鉱技術、貯留層評価・解析に関する技術動向調査

応募資格は、知的好奇心が旺盛で、英語によるプレゼンテーション・議論の経験を有し、石油・天然ガス等の探鉱・開発業務への従事経験があることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「任期付職員」(技術系)は、書類選考および面接に合格し、採用されれば就職できます。

任期付職員(岩石・鉱物・原油試料を用いた実験分析および解析業務)

「任期付職員」(岩石・鉱物・原油試料を用いた実験分析および解析業務)は、入構は随時で、採用となった年度の年度末までの任期で、最大3年まで更新される職員です。

勤務地は、千葉県千葉市の技術センターです。

業務内容は、主に下記の2つです。

1)岩石試料・実験分析技術(コア分析業務)
A.岩石試料の基礎物性測定業務
B.X線CTスキャナ技術を用いた岩石試料の基礎物性測定業務
C.NMR(核磁気共鳴)技術を用いた岩石試料の基礎物性測定業務
2)流体試料・実験分析技術(流体分析業務)
A.流体分析(PVT 試験:流体の相挙動解析試験)を中心とする分析測定・解析業務
B.油層流体(原油、炭化水素ガスなど)の特性分析業務

応募資格は、室内実験における配管組立等の実験系を組み上げた経験があることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「任期付職員」(岩石・鉱物・原油試料を用いた実験分析および解析業務)は、書類選考および面接に合格し、採用されれば就職できます。

任期付職員(情報システム運用管理業務)

「任期付職員」(情報システム運用管理業務)は、入構は随時で、採用となった年度の年度末までの任期で、最大3年まで更新される職員です。

勤務地は、東京都港区の機構本部です。

業務内容は、主に下記の7つです。

1)ネットワーク運用管理業務
2)サーバー運用管理業務
3)ASP(Application Service Provider)運用管理業務
4)セキュリティ対策業務
5)機器管理業務
6)企画立案業務
7)その他情報システムに関する業務

応募資格は、大学卒業以上かつ情報システム運用管理に係る業務経験が5年以上または同等の能力を有すると認められる人など、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

任期付職員(契約会計関連業務等)

「任期付職員」(契約会計関連業務等)は、入構は随時で、採用となった年度の年度末までの任期で、最大3年まで更新される職員です。

勤務地は、東京都港区の機構本部、または、千葉県千葉市の技術センターです。

業務内容は、主に下記の2つです。

1)契約会計関連業務
A.契約関連業務
B.入札関連業務
C.その他各種発注資料対応業務
2)資産管理等業務

応募資格は、企業等において、3年程度、資産管理または契約会計関係事務の経験を有していることです。

任期付事務専門職員(一般事務等)

「任期付事務専門職員」(一般事務等)は、採用日より3ヶ月間の任期で、最大3年まで延長されます。

勤務地は、東京都港区の機構本部、または、千葉県千葉市の技術センターです。

業務内容は、主に下記の3つです。

1)一般事務、経理(機構本部又は技術センター)
ファイリングや書類整理・PCを使用したデータ入力、支払い手続、旅費精算等
2)秘書業務等
3)ホームページ管理業務

応募資格は、健康面に特段の支障のないことなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「任期付事務専門職員」(一般事務等)は、書類選考通過後、面接、筆記試験に合格し、採用されれば就職できます。

採用に関する詳細

上記に記載してある情報は、2020年5月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。

▼参考URL:http://www.jogmec.go.jp/about/recruit_001.html

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」は、石油・可燃性天然ガス・金属鉱物の探鉱に必要な資金の供給、石油・可燃性天然ガス資源および金属鉱物資源の開発の促進などを行う役割を担っています。

「石油天然ガス・金属鉱物資源機構」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。

本記事は、2020年6月25日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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