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厚生労働省所管の独立行政法人「年金積立金管理運用独立行政法人」に就職するには?

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目次

はじめに – 「年金積立金管理運用独立行政法人」とは?

「年金積立金管理運用独立行政法人」は、厚生年金と国民年金の積立金の管理・運営などを行っています。

「年金積立金管理運用独立行政法人」のプロフィール

設立:2006年4月1日
予算:25,656,949百万円(平成25年度)
組織:厚生労働省所管
所在地:東京都港区虎ノ門一丁目23番1号
公式ホームページ:https://www.gpif.go.jp/

「年金積立金管理運用独立行政法人」の事業内容

「年金積立金管理運用独立行政法人」の事業内容を、6つのポイントに分けて、ご紹介します。

ポイント1:スチュワードシップ活動

1つ目は、「スチュワードシップ活動」に関する業務です。

この業務は、預かった年金を管理・運用するため、運用受託機関を設け、関係機関との連携を強化し、市場が持続的に成長するための取組を行い、毎年、運用状況や活動内容を報告します。

ポイント2:マネジャー・エントリー(株式・債権)

2つ目は、「マネジャー・エントリー」(株式・債権)に関する業務です。

この業務は、さまざまな運用手法に関する情報を迅速に収集し、柔軟に運用機関の選定を行うため、マネジャー・エントリー制度を採用して運用機関の公募を行います。

ポイント3:インデックス・ポスティング(部分実施)

3つ目は、「インデックス・ポスティング」(部分実施)に関する業務です。

この業務は、投資運用の目標に連動する運用成果をめざすため、外国株ESGの総合指数や、外国株ダイバーシティ指数、国内債・外国債グリーンボンド指数に関する情報を収集します。

ポイント3:企業・アセットオーナーフォーラム

3つ目は、「企業・アセットオーナーフォーラム」に関する業務です。

この業務は、オムロン株式会社、エーザイ株式会社、日産自動車会社などの幹事会社を中心に、参加企業が運用期間と建設的に意見公開を行うためのフォーラムを開催します。

ポイント4:ESG投資

4つ目は、「ESG投資」に関する業務です。


この業務は、「環境」「社会」「ガバナンス」の英語の頭文字を組み合わせた「ESG」の要素を考慮した投資を行うため、委託した運用受託機関にESGを考慮して投資するための取組を行います。

ポイント5:マネジャー・エントリー(オルタナティブ資産)

5つ目は、「マネジャー・エントリー」(オルタナティブ資産)に関する業務です。

この業務は、運用手法の情報を収集し、柔軟に運用期間を選定するため、国内外のプライベートエクイティ(未公開株)・インフラストラクチャー・不動産に関する投資の運用機関の公募を行います。

ポイント6:調査・研究

6つ目は、「調査・研究」に関する業務です。

この業務は、公的年金の運用を高度化するための調査・研究を行うもので、下記の6つに細分化されています。

1)東京大学との持続可能で誰も取り残されない人間中心の社会である「Society 5.0」、マクロ経済予測に関する共同研究
2)世界銀行グループとの債券投資に関する共同研究
3)人工知能・ポートフォリオ・運用受託機関のインセンティブ構造・情報開示などに関する委託調査および研究
4)業績や施策およびその考え方に関するワーキングペーパーの発行
5)年金運用に関する若手研究者の表彰およびその功績と社会的意義に関する情報の配信
6)役職員およびその他の調査・研究活動の紹介

「年金積立金管理運用独立行政法人」に就職するには?

「年金積立金管理運用独立行政法人」には、毎年不定期に行われる採用試験に合格し採用されることで就職することができます。

「年金積立金管理運用独立行政法人」の募集職種

「年金積立金管理運用独立行政法人」には、運用専門職員・正規職員の職種があります。

年度によって募集している職員は、異なりますので、くわしくは、公式ホームページをご参照ください。

直近の募集・採用情報

参考までに、2020年上半期には、新たに募集している職種はありませんが、通年で応募を受け付けている運用専門職員・正規職員があります。

ここでは、各担当ごとに通年で募集している職種についてご紹介します。

オルタナティブ運用担当職員

「オルタナティブ運用担当職員」は、「運用専門職員」と「正規職員」で募集があります。

・運用専門職員

「運用専門職員」は、下記の4つの担当職員で募集があります。

1)プライベート・ベンチャーキャピタル担当職員
2)インフラストラクチャー担当職員
3)グローバル不動産担当職員
4)国内不動産担当職員


なお、応募資格は、それぞれ諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

・専門職員

「専門職員」は、オルタナティブ運用フロント・ミドル担当業務を行います。

応募資格は、プライベートエクイティまたはベンチャーキャピタルファンド、インフラストラクチャー・ファンドなどに強い興味・関心があることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「オルタナティブ運用担当職員」の「運用専門職員」および「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接にに採用されれば就職できます。

投資戦略担当職員

「投資戦略担当職員」は、「運用専門職員」と「正規職員」で募集があります。

・運用専門職員

「運用専門職員」の応募資格は、パッシブ運用またはクオンツ運用の経験があるなど諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

・正規職員

「正規職員」の応募資格は、運用に関する知識・経験があり、実務レベルの英語力があることです。

なお、「投資戦略担当職員」の「運用専門職員」および「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接にに採用されれば就職できます。

運用リスク管理担当職員

「運用リスク管理担当職員」は、「運用専門職員」と「正規職員」で募集があります。

応募資格は、資産運用リスク管理の実務経験があることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「運用リスク管理担当職員」の「運用専門職員」および「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接にに採用されれば就職できます。

インハウス運用担当職員

「インハウス運用担当職員」は、「運用専門職員」と「正規職員」で募集があります。

応募資格は、債券運用の実務経験があることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「インハウス運用担当職員」の「運用専門職員」および「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接にに採用されれば就職できます。

運用業務全般担当職員

「運用業務全般担当職員」は、「正規職員」で募集があります。

応募資格は、資産運用業務または金融市場調査もしくはアセットアロケーション策定業務等の実務経験を有することです。


なお、「運用業務全般担当職員」の「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接にに採用されれば就職できます。

情報セキュリティ担当職員

「情報セキュリティ担当職員」は、「正規職員」で募集があります。

応募資格は、情報セキュリティ管理部門等における規定等整備業務、情報管理等業務の実務経験を1年以上有することです。

なお、「情報セキュリティ担当職員」の「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接をへて、採用されれば就職できます。

法人業務全般担当職員

「法人業務全般担当職員」は、「正規職員」で募集がります。

応募資格は、4年制大卒以上であることです。

なお、「法人業務全般担当職員」の「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接をへて採用されれば就職できます。

委託資産の管理・運用にかかる担当職員

「委託資産の管理・運用にかかる担当職員」は、「運用専門職員」と「正規職員」で募集があります。

・運用専門職員
「運用専門職員」の応募資格は、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券のいずれかにおける資産運用について、外部委託運用や外部ファンドの評価・分析の実務経験があることなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

・正規職員
「正規職員」の応募資格は、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券のいずれかにおける運用に関わる業務について、2年以上の実務経験を有することなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「委託資産の管理・運用に係る担当職員」の「運用専門職員」と「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接に採用されれば就職できます。

スチュワードシップコード担当職員

「スチュワードシップコード担当職員」は、「運用専門職員」で募集があります。

応募資格は、企業金融、企業財務・調査、環境・社会・ガバナンス(ESG)、会計監査、株式の運用等のいずれかに関係した3年以上の実務経験を有することなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「スチュワードシップコード担当職員」の「運用専門職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接にに採用されれば就職できます。

資産管理機関の管理等担当職員

「資産管理機関の管理等担当職員」は、「正規職員」の募集があります。

応募資格は、資産管理信託銀行もしくは金融機関等の運用バック部門における国内及び国外の資産管理業務の実務経験を有することです。

なお、「資産管理機関の管理等担当職員」の「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接をへて採用されれば就職できます。

法務担当職員

「法務担当職員」は、「正規職員」で募集があります。

応募資格は、弁護士事務所または金融機関等において、資産運用に関わる法務分野における実務経験を有することなど、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。

なお、「法務担当職員」の「正規職員」は、履歴書・職務経歴書による書類選考後、面接をへて採用されれば就職できます。


採用に関する詳細

上記に記載してある情報は、2020年4月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。

▼参考URL:https://www.gpif.go.jp/about/recruit/

まとめ

以上、「厚生労働省所管の独立行政法人「年金積立金管理運用独立行政法人」に就職するには?」でした。

「年金積立金管理運用独立行政法人」は、公的年金のうち、厚生年金と国民年金の積立金の管理・運営を行う役割を担っています。

「年金積立金管理運用独立行政法人」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。

本記事は、2020年6月25日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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