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全国の救助隊の技術を競う「全国消防救助技術大会」2017レポート

予選を勝ち抜いた日本全国の救助隊の精鋭が、救助技術を競う大会「全国消防救助技術大会」2017年は宮城県仙台市で開催されました。本ページでは、これから子供にも嬉しい催し物や、防災について学べるコーナーもあります。ご家族連れも楽しめる、全国消防救助技能大会の楽しみ方をまとめました。

2018年03月12日更新

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目次
技術を競うだけでなく、防災や日本の消防についても学べる場
「第46回全国消防救助技術大会」のエリアごとの紹介
「全国消防救助技術大会」に行ってみよう!
まとめ

技術を競うだけでなく、防災や日本の消防についても学べる場

「全国消防救助技術大会」は、毎年8月に全国の色々な都市で開催されています。日本全国の消防に属する救助隊が、陸上の部、水上の部に分かれて日ごろの訓練の技術を競い合う大会であると同時に、防災や日本の消防組織についても触れられ、学べる場でもあります。

開催地ごとに色々な催し物がある

「全国消防救助技術大会」は、一般財団法人全国消防協会と、開催都市の消防局が主催して行われます。2017年の第46回大会は仙台で開かれ、東日本大震災後に初めて被災地での開催になりました。また、2018年の第47回大会の開催は、京都に決定しています。

開催都市の消防局が主催になりますので、開催都市ごとに色々な催し物を用意しています。例えば、第46回大会では、陸上の部の技術訓練披露に、仙台市の特別機動救助隊である「スーパーレスキュー仙台」による、「津波被害における仙台東部道路上を拠点とした救出救助技能」が披露されました。

これは、東日本大震災時に実際に行った仙台東部道路上での救助の経験と、その時の教訓を生かして編み出された技術訓練の披露となっています。

他にも、開催地の名物が楽しめる屋台やショップの出店が多くあったり、仙台市の近隣地域から、ご当地ゆるキャラ達が遊びにきたりと、その地域の特色を生かした楽しいイベントもたくさんあります。

子供たちにとっては憧れの隊員が目の前に!

そして、この大会の運営を行っているスタッフは、開催地や近隣の消防局で働く実際の消防職員です。大会に出場する為の救助隊員たちも会場内を普通に歩いています。具合が悪くなってしまった時や、怪我をしてしまった時に利用する救護室にいるのは救急隊員です。

特に、将来消防士や救助隊、救急隊になりたい子供達にとっては、憧れの存在の人と間近に触れ合える機会でもあります。

集めて楽しい「スタンプラリー」も

他にも、子供向けのアクティビティや体験、車両展示など、たくさんあります。実際に自分の体で体験し、楽しみながら防災についてや、日本の消防組織についても楽しく学べます。

また、大会のパンフレットにはスタンプの捺印箇所があり、体験や防災学びのエリアのコーナーで体験をすると、スタンプを押してもらえる「スタンプラリー」も行っています。集めたスタンプに応じて、好きな景品がもらえるので、体験や勉強もしながら「スタンプラリー」も楽しめます。

「第46回全国消防救助技術大会」のエリアごとの紹介

夏休みの思い出にも!5つの体験ができる体験エリア

第46回大会では、子供たちが楽しみながら消防の活動や防災、救急に関するさまざまな体験ができるエリアがあります。体を使って学べるアクティビティが用意されていますので、夏休みの思い出作りにもぴったりです。

(1)濃煙体験
濃煙体験は、煙が充満したテントの中に入ることによって、煙の中をどのように避難するかを体験できるコーナーです。ハンカチやタオルで口元を抑えながら、特殊な煙を発生させているテントの中に侵入し、視界の悪さに加えて、息苦しさも体験できます。

(2)放水体験
本物の炎に向かって放水体験ができます。子供用の防火服も用意されていますので、気分はまさに消防士です。実際に放水する時には、消防職員の方が付き添ってくれるので、小さい子供でも、安心して放水体験ができます。

(3)レスキュー体験
救助隊員の救助技術である「ロープブリッジ渡過」にチャレンジできるコーナーです。しっかり力を入れなくても前に進むように、消防職員の方が押してくれますので、小さい子供も体験できます。もちろん、人の力を借りずに、自分の力だけで頑張って、ロープブリッジ渡過をしても大丈夫です!

(4)地震体験
起震車に乗って、実際の地震の揺れ(震度5弱)を体感できます。子供だけでなく大人も、もちろん体験できます。また、こちらの体験は安全面を考慮して、4歳以上から可能となっています。

(5)応急手当体験
救急隊員の元で応急手当の体験ができます。実際の訓練にも使用される人形を使用し、心肺蘇生のための応急処置を学びます。救急隊員の指示に従って、心臓マッサージを行います。

写真撮影も、見学もOK!消防車両展示エリア

実際に使われている消防車両が、展示されているエリアです。内部も開放されている車両もあり、自由に内部の見学もできます。また、運転席に座らせてもらったり、写真を撮ったりする事もできます。

今回の大会では、ポンプ車や救助工作車、救急車の他にも、東日本大震災の時に実際に出場し、後方支援に使用された塩釜地区消防事務組合消防本部の「緊急特別援助隊支援車Ⅰ型」や、津波や台風などの大災害時に活躍する「津波・大規模風水害対策車」「水陸両用バギー」も展示されていました。車両展示に訪れた子供たちに、おもちゃの消防車を配布するサービスもしていました!

また、最新消防車やはしご車にも、抽選によって搭乗できるコーナーもありました。

遊園地みたいな施設もあります、遊具エリア

大きな消防車型になっている、滑り台や登り台で遊べる「消防車ふわふわプレイランド」や、消防車の形をした列車に乗れる「消防車ロードトレイン」、中がトランポリンになっている巨大な「ふわふわエアドーム」の3つの遊具で遊べるエリアです。

防災や減災を学ぼう! 防災・減災学びのエリア

防災・減災学びのエリアは、企業や教育機関、団体が取り組んでいる、防災や減災について、学べるコーナーです。

写真や展示によって学べるだけでなく、体験型のコーナーもあります。東北福祉大学のブースでは、「減災防災教育プログラム」の一環である「減災かるた」で遊ぶ事もできます。

仙台市婦人防火クラブ連絡協議会の「サバイバルメシコーナー」では、いわゆる「サバ飯」の試食とレシピの公開をしていました。今回は、乾パンを使用したキャラメリゼ風のレシピと、市販のお菓子である「じゃがりこ」を使用したポテトサラダのレシピ公開と、試食ができました。

宮城県消防局会では、東日本大震災時の活動や、復興の様子のパネル展示が行われていました。今の子供たちの中には、東日本大震災が起きた後に生まれた、いわゆる震災を経験していない世代もいます。実際の津波の様子や救助の様子が、写真パネルになっていましたので、後世に震災の様子を伝えるのに有効な展示だと感じました。

装備品の販売も! 協賛企業出店エリア

協賛企業出店エリアでは、実際に消防活動の上で使用されている製品の紹介や、販売を行っている企業のブースが並んでいます。防火服や救助服、ヘルメットやグローブといった装備品の展示や試着もできます。

実際に使用されている装備品を見る事ができるので、消防ファンの大人の方にも、人気のエリアとなっていました。

大会グッズ販売エリア

「全国消防救助技能大会」の公式グッズを始めとした消防グッズの販売や、地元宮城県のお菓子や名産品などの、お土産も購入できるコーナーです。

仙台・宮城グルメ エリア

ジュースやかき氷、クレープといったデザート系の屋台から、牛タンや魚介の浜焼きなど、地元仙台や宮城県内各都市の名物が楽しめる屋台まで、多くのグルメが楽しめるエリアです。

ミニステージ

会場に2か所設置されていたミニステージでは、スケジュールに合わせた防サイエンスショーやご当地グルメの紹介コーナー、ゆるキャラ大集合などのイベントから、消防音楽隊のミニコンサート、消防はしご乗りなどのステージイベントも開かれていました。

一般参加者休憩所

ちょっとお腹が空いた時や、休憩をしたい時にも使用できる、一般参加者休憩所が要所に設けられていました。屋根付きのテントで、椅子やテーブルも設置されていましたので、小さい子供連れの家族や、シニア世代の方も座って休む事ができます。また、休憩所にはモニターが設置されており、休憩しながら大会の様子を観覧する事もできました。

「全国消防救助技術大会」に行ってみよう!

夏休み期間中に開催されているので、子供たちの夏休みの思い出としても「全国消防救助技術大会」は最適という事が分かりました。全国消防救助技術大会が、もしも居住地の近くで開催される時には、ぜひ子供を連れて行ってみたい!と思った方のために、チェックしておきたいポイントについて見てみましょう。

交通機関は確認しておこう

ひとつは会場までのアクセス方法です。全国消防救助技術大会は、陸上の部と水上の部の両方の大会が同時に進行されますので、プール施設もある大型の総合運動場で開催される事が多いです。そのため、開催場所は、駅から遠い場所にある事も多いです。

大きな駐車場が併設されている場合が多いですが、周辺の道路が混雑しやすい事や、意外と駐車場が狭い場合もあります。大会の公式サイトを見て、公共交通機関を利用した方が良いのか、自動車でもアクセス可能かを調べておきましょう。

また、今大会は、小鶴新田駅と会場を結ぶ無料のシャトルバスが20分間隔で運行されていました。運営側が今回のようにシャトルバスを用意している場合もありますので、こちらも確認しておきましょう。

子供たちの水分と着替えは忘れずに

「全国消防救助技術大会」は、毎年8月に開催されます。屋外での開催となりますので、暑い中出かけることになります。会場内でも自動販売機や飲料水の販売は行っていますが、あらかじめ水分補給ができるように、水筒などを持参しておき、不足したら会場で購入できるようにしておくと良いでしょう。

また、子供たちの体験コーナーでは、体を動かして汗をかく事もあります。着替えも一応用意しておきましょう。

「水上の部」の大会については、プール場での催しとなりますので、クーラーは利いておらず、湿気と熱気のある中で見学する事になります。適度な水分補給と、気分が悪くなった時には、すぐに冷房のある室内に退避するなどして、熱中症予防に努めましょう。

動きやすい服装がベスト

当日は広い会場内を歩き回る事になりますので、動きやすい服装で出かけることを、お勧めします。体を使って体験するコーナーも多く、消防車両の運転席に乗る時には、車高も高くなっています。ですので、子供たちも動きやすい服装、履きなれた靴を使用すると良いです。

また、遊具エリアの遊具や体験コーナーは順番待ちも多いです。ルールを守って並んで待ちましょう。

まとめ

大人も子供も楽しめるイベントとしても、全国消防救助技術大会はお勧めできると感じました。また、楽しみながら防災を学ぶ事も、震災の様子を子供たちに伝えるためにも、重要なイベントと感じました。

次回大会は2018年8月に京都で開催されます。大会の詳細については、主催である「一般財団法人 全国消防協会」のホームページに記載されています。他にも、開催する都市の消防局や、出初式などのイベントの時に、大会のチラシが配布されます。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

>一般財団法人全国消防協会 ホームページ
http://www.ffaj-shobo.or.jp/index.html

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