はじめに
地方公務員である「沖縄県庁」の平成30年度の公務員採用試験情報について紹介します。
沖縄県職員の上級職員(大学卒業程度)は、「行政Ⅰ」「技術系職種」「事務職」に分かれており、2次試験の口述試験は、個別面接の他に集団討論があることが特徴です。
「沖縄県庁」で働く公務員として知っておきたいこと
沖縄県は、日本で最も西に位置し、人口は全国で第25位の約144万人(平成27年国勢調査情報)の県です。
面積は、京都府の約半分で第44位、市町村数は31エリア、11市11町19村です。県庁所在は那覇市で、中核市でもあります。中核市は、日本の大都市制度の一つで、地方自治法第252条の22第1項に定める政令による指定を受けた「法定人口が20万人以上」の市です。
その他、ダイビングやシュノーケリングの名所である石垣島の石垣市、ビーチリゾートと珊瑚礁で知られる宮古島の宮古島市などがあります。
沖縄県の強み(産業の特徴)
沖縄県は、日本屈指のリゾート地として知られている県です。特に、歴史文化・沖縄料理・レジャー・マリンスポーツ・戦争遺跡などを強みとした観光分野に力を入れており、観光業を含む第3次産業が79.2%を占めています。一方、第1次産業は5.4%、第2次産業は15.4%と非常に低いことが特徴です。
水産物の漁獲量は、全国第44位ですが、農業では一部の野菜や果物が全国第1位となっています。
農業では、「冬瓜」「ゴーヤ」の収穫量は全国1位、「モロヘイヤ」は全国2位です。また、「パイナップル」「シイクワシャー」「マンゴー」「ドラゴンフルーツ」などの果物の収穫量も全国1位を占めています。
水産業では、沖縄県で獲れる主な海産物には、「モズク」「マグロ」「ソデイカ」「マチ類」などがあります。
工業は、製糖・飲料・食料品製造等の製造業やセメント製造を中心とした窯業・土石製品製造業がありますが、いずれも小規模です。
「沖縄県」が募集する職種紹介
平成30年度の沖縄県庁の採用募集職種は、大きくわけて「一般行政事務職」、学校事務の「事務職」、「技術職」があります。
沖縄県職員「上級試験」の採用試験情報
平成30年度では、沖縄県職員「上級試験」の試験区分は、「行政Ⅰ」「心理」「社会福祉」「電気」「機械」「土木」「建築」「化学」「農業」「農業土木」「農芸化学」「畜産」「林業」「水産」「病院事務」「警察事務」の募集を予定しています。
沖縄県職員「上級試験」の受験資格は、学歴を問わず、22~29才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才までで大学を卒業した人、または、人事委員会が同等の資格があると認める人を含み2019年3月までに大学を卒業する見込みの人にも資格があります。
試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」と択一式「専門試験」、2次試験は個別面接と集団討論の「口述試験」「論文試験」です。他に、「資格調査」があります。
申込期間は、5月7日(月)~5月18日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験は、7月下旬~8月中旬を予定しています。
最終合格発表は、8月下旬の予定です。
沖縄県職員「中級試験」の採用試験情報
平成30年度では、沖縄県職員「中級試験」の試験区分は、「県立学校事務Ⅰ」「県立学校事務Ⅱ」「市町村立学校事務」の募集を予定しています。
受験資格は、20~27才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。
試験内容は、1次試験は、「教養試験」「専門試験」で、2次試験は、「適性検査」「論文試験」「個別面接」です。なお、試験の他に「資格調査」があります。
申込期間は、7月9日(月)~7月23日(月)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験の日程は、10月下旬~11月上旬を予定しています。
最終合格発表は、11月下旬の予定です。
なお、詳細については、6月25日(月)に掲載を予定しています。
沖縄県職員「初級試験」の採用試験情報
平成30年度では、沖縄県職員「初級試験」の試験区分は、「一般事務」「土木」「農業土木」「警察事務」で募集を予定しています。
受験資格は、18才~21才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。ただし、短期大学を除く大学における在学期間が2年を超える人を除きます。
試験内容は、1次試験は、「教養試験」「専門試験(土木・農業土木のみ)」で、2次試験は、「適性検査」「作文試験」「個別面接」です。試験の他に「資格調査」があります。
申込期間は、7月9日(月)~7月23日(月)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験はの日程は、10月下旬~11月上旬を予定しています。
最終合格発表は、11月下旬の予定です。
なお、詳細については、6月25日(月)に掲載を予定しています。
沖縄県職員「選考」の採用試験情報
沖縄県では、身体障害者を対象とする沖縄県職員の「選考」試験を実施しています。
平成30年度では、沖縄県職員「選考」の試験区分は、「一般事務」で募集を予定しています。
受験資格は、18~32才の年齢で、申込日現在に身体障害者手帳の交付を受け、その障害の程度が1級から4級までの人であって、活字印刷または点字による主題に対応できる沖縄県内に居住する人に資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。
試験内容は、1次試験は、「教養試験」で、2次試験は、「適性検査」「作文試験」「個別面接」です。試験の他に「資格調査」があります。
申込期間は、7月9日(月)~7月23日(月)、1次試験の日程は、10月14日(日)、2次試験はの日程は、11月上旬を予定しています。
最終合格発表は、11月下旬の予定です。
なお、詳細については、6月25日(月)に掲載を予定しています。
その他注目情報「沖縄21世紀ビジョン」について
沖縄県では、平成24年に「沖縄21世紀ビジョン」を策定しました。
内容は、「沖縄らしい自然と歴史、伝統、文化を大切にする島」「心豊かで安全・安心に暮らせる島」「希望と活力にあふれる豊かな島」「世界に開かれた交流と共生の島」の5つの将来像を掲げています。
その実現のため、沖縄県では、「子供達の生まれ育つ環境の整備」「医療提供体制の改善」「自然環境の保全」「伝統文化の保全・継承」などに力を入れています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、沖縄県の平成30年度の採用試験情報をお届けしました。
参考になれば幸いです。
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