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「精神科病院」で働く「栄養士」に関する仕事内容・給料レポート

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目次

はじめに

精神科病院で正規雇用で働く、男性の「栄養士」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、管理栄養士、調理師免許と、食生活アドバイザー2級の資格と、MOSExcel2007と漢字検定準1級の資格を持っているそうです。

「栄養士」を目指した理由

はじめに調理師免許を持っていたのですが、その頃から食に対する興味がわいてきたので、栄養士の専門学校に入り直して管理栄養士の資格を取りました。

精神科病院で働く「栄養士」の仕事内容について

精神科病院で働く管理栄養士の役割は、主に献立作成と発注、栄養指導から成ります。

献立作成については、専用のソフトにて作成しますが、食種ごとに設定された一日ごとのカロリーを満たすように献立を立てていく必要があります。

もちろん、ただ漫然と献立を立てれば良いわけではなく、節分やこどもの日、クリスマスやお正月など、行事に応じた献立を考えたり、可能な限り患者さんからの意見を反映した献立を立てる事も大切です。

発注に関しては、立てた献立に対しての食材や調味料を各業者に注文する業務です。また、発注したものが正確に納品されているか、温度は適温か、傷んでいるものはないかなどチェックする事も発注業務には含まれます。

栄養指導に関しては、入院されている患者さんだけでなく、外来の患者さんに対しても行います。ドクターが体型や検査データを元に検討を行い、必要と判断される場合は指示箋という形で依頼が出されます。減量や塩分制限、糖尿病などの疾患に対する食事療法など内容は多岐に渡ります。

精神科病院で働く「栄養士」の1日の仕事の流れ

7時半:自宅を出て自転車、及び電車を使って職場へ勤務
8時30:職場到着
8時45:業務開始
※まず患者さんごとの食事内容が記された《食札》を用意し、セットしていきます。それが終われば事務所へと戻り、献立作成や発注など、それぞれが受け持つ業務を行います。
11時00:昼食の内容に間違いがないか検品作業を行います
12時00:昼休憩(60分)
13時00:昼からの業務開始
※夕食用の食札を用意し、セットしていきます。それが終われば事務所へと戻り、朝の作業の続きを行います
16時00:夕食の内容に間違いがないか検品作業を行います
16時半:現場スタッフに対し、翌日の業務についての確認、引き継ぎを行います
16時45:退勤

精神科病院で働く「栄養士」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は21万円程で手取りが19万円前後になります。ちなみに、ボーナスは夏期が25万円程で、冬期は30万円程になります。

残業に関しては行事食の時以外はほとんどなく、定時で退勤できています。


有給休暇についても栄養士が3人いる事もあり、交代で取得できています。

この仕事で、働いているときに困ったこと

困った事は、病院自体がかなり古く、結構色々な面においてガタがきているのにも関わらず中々直してもらえない・・というのは正直一番頭の痛いところです。厨房や厨房機器の補修に関しては、衛生管理にも関わってくるポイントですので、迅速に対応して頂きたいと思っています。

あとは人員についてです。調理師さんは中々求人を出しても来て頂けないのが困ります。当院は委託ではなく直営であり、人の補充は重要項目ですので、現在調理師のお給料を上げて求人を出してもらうよう交渉中です。

この仕事や職場でよかったこと

子供が小さいので、退勤が16時45分と早く、残業もほとんどないという環境は子供と触れ合う時間も取れるため非常にありがたいと思っています。

また、栄養士として一緒に働くメンバーや、厨房内のスタッフも明るく、楽しんで仕事ができているのは大変嬉しいですね。ドクターや患者さんからの要望により、結構手間のかかる対応をしてもらっていると思うのですが、文句を言う事もなくこちらの申し出を聞いてくれているのは本当にありがたいと思っています。

精神科病院で働く「栄養士」の仕事エピソード

感動した事は、やはり「おいしかった」と患者さんに言って貰える一言です。これに尽きると思います。そう言ってもらえると、「もっと喜んで貰えるように頑張ろう」という意欲がわいてきます。

失敗した事は、発注ミスをして患者さんや現場に迷惑をかけた事です。当日にミスが発覚すると代替えも難しくなるので、事前に防ぐためのチェックをそれまで以上に入念に行うようになりました。

大変だった事は、台風が直撃した時に品物が中々届かず、厨房内にも浸水したりで非常に大変だった事です。遠くから来てくれている業者さんもいるので、自然災害や渋滞による品物の遅延、欠品などには神経を使います。

精神科病院で働く 「栄養士」の職場恋愛について

私自身も職場恋愛からの結婚でしたが、やはり一緒に働いている環境の中でお付き合いや結婚に発展するケースは多いようです。

また、会議やカンファレンスなど、多職種共同で行う仕事もたくさんありますので、そこで知り合った看護師さんや薬剤師さん、作業療法士さんなどと結婚されたという方も知人におります。

職場を離れれば趣味のサークルに所属しているスタッフも多いので、そこで知り合った方とお付き合いされたりするケースもあるようです。

まとめ ー「栄養士」を目指す方へメッセージ

栄養士は食の面から患者さんをサポートできるやりがいのある仕事です。

「おいしかった」という言葉は、何物にも代えがたいほどの喜びがありますよ。

本記事は、2018年9月8日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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