「保育園」で働く「栄養士」に関する仕事内容・給料レポート

保育園で正規雇用で働く、女性の「栄養士」によるキャリア体験談レポートです。

今回は、その「栄養士」の仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。


はじめに

保育園で正規雇用で働く、女性の「栄養士」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、栄養士の資格を持っているそうです。

「栄養士」を目指した理由

身近に栄養士として働いている親族がおり、仕事に興味を持ったのがきっかけです。

自分の考える食事で体調を管理できる素敵な仕事だと思い、栄養士を目指しました。

「保育園で働く栄養士」の仕事内容について

保育園の栄養士の仕事内容は、主に献立作成・衛生管理・作業指示書作成・食事チェック(アレルギー等)・食育活動・調理です。

献立作成は、1か月分の献立表を作成し、保護者に配布します。献立名のほかに、使用食材を全て明記します。

衛生管理は施設が衛生に保たれているか、衛生的な調理をしているか、器具等破損がないか等、管理します。

食事チェックは主にアレルギー食がきちんと作られているかの確認です。

作業指示書作成は、たとえば卵アレルギーのいる食事だとしたら、このメニューは卵使用しているので卵を除いて調理をして、その子の分を取った後に卵を加えてほしい旨を指示したいので、それを明記するということです。あとは、作業動線を考えての作り方の手順等明記することです。

食育活動は子供や保護者に向けて食育を行っていくということです。子供たちには、行事食を通して行事を知ってもらう、また野菜の栽培で野菜の育つ過程を知ってもらう、クッキング保育で調理を体験してもらう・・・など行いました。保護者には給食だよりで食事のお話やレシピなどを発信しました。

「保育園で働く栄養士」の1日の仕事の流れ

7時00分:自宅を出て、自動車で通勤する
8時00分:到着・八百屋の納品チェック(立ち合い)
8時15分:朝礼・・・その日1日の献立・アレルギー献立の確認、全体の作業の流れの確認、その後調理開始
9時00分:3歳未満児午前おやつ提供
10時30分:園長に検食(味に異変がないか、味付けは適正が確認してもらう)
10時45分:離乳食提供
11時00分:3歳未満時提供
11時30分:3歳以上児提供・片付け・午後のおやつの分量計量
12時00分:お昼休憩(60分)
13時00分:下膳された食器洗い、おやつ作り開始
14時30分:園長おやつ検食
15時00分:おやつ提供・片付け
15時30分:下膳された食器の片付け・清掃
16時00分:事務作業(献立作成など)
17時00分:退勤


「保育園で働く栄養士」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は16万円ほどで、ボーナスは夏が1か月分・冬が1.5か月分でした。

会議がある日や行事食がある日は残業になり、また行事がある日は早く出勤することもありました。

有給休暇は、子供が風邪で休まなければいけないときに使う感じで、自分の為には使いませんでした。

この仕事で、働いているときに困ったこと

保育園なので、栄養士なのに保育にまわされたのが困りました。

なにか感染症をもらってきて自分が発症したらと思うと怖かったです。

また、献立が園長の好みの献立・好みの味(濃いめの味)になるのが困りました。食べるのは子供なんだから子供のことを考えてほしかったです。献立も自分(園長)の好きなメニューを入れろ!と言われていました。

他には、何年か働くうちに週休2日制が4週8休に変わり、休みが少なくなったことが困りました。さらには月に2回程度土曜出勤も増え、自分の子供を親に預けることが多くなって迷惑をかけてしまいました。

この仕事や職場でよかったこと

保育園なので基本土日祝日、年末年始など休みだったことです。安定した休日を取れていました。

調理室で働いている方の人柄もよく、とても和やかな雰囲気で仕事ができました。

自分たちの昼食が給食で作ったものになるので、野菜も多く摂れて、栄養バランスの整った食事ができていました。また、薄味のため、健康に良かったです。

仕事量は多かったのですが、一緒に働いていた調理師さんと協力して、事務の時間を設けてくれたりしたのであまり家に仕事を持ち帰らずにすみました。

「保育園で働く栄養士」の仕事エピソード

感動したことは、子供たちに「給食おいしかった!!」、「クッキングたのしかった。またやりたい」と言ってもらえたことや、保護者に「子供が給食でおいしかったと言っているのでレシピを教えてほしい」と言われたことです。とてもやりがいを感じました。

大変だったことは、異物混入がないかどうかのチェックです。とても厳しい園だったので、髪の毛1本でも許されない環境でした。実際どこで混入したか分からないのに(調理室か、教室で配膳中か、食べている最中か)全ては調理室の責任という風に感じられてしまうのが悔しかったです。

異物混入が続いたときには、精神的に参ってしまい、退職を考えました。

「保育園で働く栄養士」の職場恋愛について

保育園は女性が多い職場なので私が働いていた園では職場恋愛はありませんでしたが、娘が通っていた保育園では先生が職場恋愛し、結婚した話を聞きました。


やはり、職場恋愛も多いかと思いました。

職場以外だと、今では、SNSで出会う方が多いのではないかと思います。共通の趣味を通しての出会いだったり、試しに1度会ってからの恋愛は少なくないのではないかなと思いました。

お付き合いの経験が多い友人は、居酒屋で一人で飲んでいるときに、たまたま隣にいた男性に声をかけ、そこからの出会いだったり、飲み会で近くにいたグループと一緒になり、そこからの出会いだったりをよく聞きます。

まとめ ー「栄養士」を目指す方へメッセージ

栄養士は責任もあり、大変なこともありますが、同時にやりがいのある仕事でもあります。

一緒にがんばりましょう!!

本記事は、2018年9月21日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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