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「保育園」で働く女性「栄養士」に関する仕事内容・給料レポート

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目次

はじめに

保育園で正規雇用で働く、女性の「栄養士」によるキャリア体験談レポートです。

ちなみに、その方は、栄養士の資格を持っているそうです。

「栄養士」を目指した理由

私には、病気で入院中の祖母がいました。

その時の食事がトロトロで祖母でも食べられるように工夫されていて、このような食事を考えている職業に興味をもったのがきっかけです。

「保育園」で働く「栄養士」の仕事内容について

主な仕事内容は、子供、職員が食べる給食調理です。

主菜、副菜、フリー、離乳食に担当を分け、それぞれが遅れている所を手伝いながら作業していく流れです。給食ができたら子供の様子をみたり、食事指導をしていました。午後にはおやつ作り、食器の片付け、翌日の準備、清掃を行い1日が終わります。

事務作業としては、発注、食材の在庫管理、通常献立、離乳食献立、アレルギー献立の作成、給食だより、栄養管理等の書類作成をしていました。

その他食育活動の年間計画を立て、子供たちに季節の食材を取り入れたメニューを提供したり、野菜の皮むきなどお手伝いしてもらうこともありました。

園には畑もあったのでじゃが芋、さつまいも、トマト、きゅうり、なすなどを育てて、給食に取り入れたり、クッキングといって子供が自分たちでおにぎりやカレーライスなどを作ることもしました。

行事がある時は必ず行事食を提供し、その行事の意味を話したりして知識を深めたり、子供が食に興味がもてるように工夫をして給食を提供し、活動していました。

「保育園」で働く「栄養士」の1日の仕事の流れ

7時 自宅を出る、電車通勤
7時50分 職場着
8時15分 出勤、職員室の清掃
8時30分 朝礼、その後給食室の朝礼(献立の確認、アレルギーの確認)、調理開始(主菜、副菜、フリー、離乳食の担当に分かれ作業)
10時45分 園長が検食
11時 0才児食事配膳(15分1才、30分2才児、40分3才児、50分4才児、12時5才児)、配膳後は子供の食事の様子をみる
12時30分 食事休憩(30分)
13時 食器の片付け、おやつの準備、事務作業
14時40分 園長おやつの検食
15時 配膳、子供たちの様子をみる、おやつ休憩(15分間)、事務作業
17時 給食室の清掃
17時30分 退勤
※残業がある場合は18時くらいまで事務作業をしていました。


「保育園」で働く「栄養士」の給料・残業・有給休暇について

私の場合ですが、月給は20万円くらいで、ボーナスは大きく2回で合わせて60万円くらいありました。

残業はほぼありませんでしたが、行事がある時は準備などで2.3時間残業することもありました。その際、残る時は園長の許可が必要でした。

有給休暇は行事がない限り取れていましたが、お盆休みなどの特別な休みはありませんでした。

この仕事で、働いているときに困ったこと

働き手がいないことです。

基本調理するのがパートさんだったのですが、毎回人手不足でバタバタして働いていました。人が足りていれば手伝いとして入らなくて良かったのですが、いつもいないので調理をすることも多くありました。

給料は悪くなかったのですが、やはり大変なのか辞めていく人みんなが、腰が痛い、体力がもたない、人間関係がうまくいかないとの理由で辞めていきました。

慣れてしまえば体もついていくと思うのですが、みなさんそこまでが続きませんでした。

この仕事や職場でよかったこと

給食室内は周りから隠れているので、かなり自由にできました。

一緒に働くメンバーがいいとかなり毎日雑談ばかりしていました。仕事に余裕があれば休憩することもありましたし、好きなこともできました。

ですがこれはメンバーがいい時の話で仲が悪いと最悪です。女性の職場だったのでいじめなども多くありました。人目につかないというところから、いじめが見つかりにくいというのも現状です。精神的に病んで辞めてしまう方も多くいました。

「保育園」で働く「栄養士」の仕事エピソード

失敗したことはたくさんあります。

発注ミスで人数分より多く頼んでしまって業者さんに頼み、引き取ってもらったり、逆に少なくて店にある分だけ持ってきてもらって、それでも足りなかったら職員だけ別のメニューにして対応したこともありました。

調理でも最初のうちは味付けに戸惑い煮物が煮くずれしてしまったり、またこがしてしまったりとさまざまです。

ですが、保育園なので一年を通し子供の成長を見れるのがとてもやりがいがあり、毎年卒園式で子供たちの姿を見ると感動してしまいます。この仕事をやっていて良かったなと感じる瞬間でもあります。

「保育園」で働く「栄養士」の職場恋愛について

女性の職場だったため、ほぼないですが、たまに男性保育士もいたので恋愛関係の方もいました。


ですが、男性としての給料を考えると少ないため結婚をきっかけとして退職する男性保育士は多くいたと思います。最近では給料の面も改善されてきたようで結婚しても保育士として続けている方はいるようですが、共働きというケースが多いと思います。

保育園としては、もっと男性職員がいた方が男手もあり、女性だけよりもギスギスしなくていいかなと思います。

まとめ ー「栄養士」を目指す方へメッセージ

大変じゃない仕事はないと思いますが、どんな仕事にも必ずやりがいはあるので、まずは一年頑張ってみて下さい。

本記事は、2018年11月29日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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