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地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第32回「豊中市」について(2019年9月情報)

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※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

目次

「豊中市」について

「豊中市」の人口は2019年9月時点でおよそ40万人で、大阪市・堺市・東大阪市に次いで大阪府内で第4位の人口を擁する衛星都市です。

明治以降は、現在の阪急電鉄である箕面有馬電気軌道の沿線開発とともに住民が増え、大阪都心から15キロ圏内という立地条件もあり、昭和30年代から北東部の新千里地区を中心に大阪都市圏の衛星都市、ベッドタウンとして千里ニュータウンの開発が急速に進みました。

市域は、高級住宅地の北部・中部、商工業地域の南部に分かれ、北東部の一角は日本で初めてのニュータウンである千里ニュータウンが占め、地形的には北部は千里丘陵に面して高く、南部に行くに従って大阪平野に面した低地になっています。

そんな「豊中市」の産業は、1950年代後半には市街地面積が2割、農地・山林が7割程度でしたが、千里ニュータウンの開発によって人口が急激に増加し、現在では市街地が7割以上で農地・山林は5パーセント以下と大幅に低下しています。

この急激な人口の増加に伴い、「豊中市」の産業は商業・サービス業を中心に発展し、現在ではバブル期以降の地価の下落とともにマンションの建設は増加しているものの、人口も就業者数もやや減少の傾向を示しています。

また、この「豊中市」は、阪神間の工業地帯に隣接しており、交通などの立地条件も良好であることから南部には製造業も集積し、近年では、大阪大学や国際文化公園都市の彩都に近いこともあって、情報やライフサイエンス関係の産業も若干みられるようになっています。

「豊中市」の気候は、雨量も少ない瀬戸内式気候で、四季を通じて温和なことが特徴で、平成26年度の平均気温は16.0度、月平均降水量は107.4ミリでした。

>豊中市のホームページ
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/

「豊中市」の成り立ち

「豊中市」の成り立ちは、町村制の施行によって、豊島郡新免村・南轟木村・桜塚村・山ノ上村・岡町村が合併して豊島郡豊中村が発足された1889年(明治22年)4月1日までさかのぼります。

その後、1896年に郡の統廃合によって豊能郡豊中村となり、1927年(昭和2年)に町制施行によって豊能郡豊中町となり、1936年に豊能郡豊中町・麻田村・桜井谷村・熊野田村が合併し、豊中市となりました。


1939年に町制施行によって豊能郡庄内村が豊能郡庄内町となり、1947年に豊能郡中豊島村・南豊島村・小曽根村が編入、1953年に三島郡新田村大字上新田が編入、1955年に豊能郡庄内町が編入され、2012年4月1日に中核市に移行されました。

豊中市長「長内 繁樹」(おさない しげき)さんはどんな人?

2018年5月15日から豊中市長を務める「長内 繁樹」さんは、1958年(昭和33年)8月11日に大阪府で生まれました。

経歴は、1981年(昭和56年)に関西学院大学経済学部を卒業、豊中市に採用され、
2007年(平成19年)に健康福祉部福祉事務所高齢介護課長に就任、2008年に健康福祉部次長兼地域福祉課長に就任しました。

その後、2010年に健康福祉部長に就任、2014年に豊中市副市長に就任、2018年5月に第24代豊中市長に就任しました。

座右の銘は、「万里一空」で、趣味は、「家庭菜園、音楽・映画鑑賞」だそうです。

>豊中市長公式ホームページ
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/shicho/

「豊中市」の行政プラン

「豊中市」は、2000年に市町村のマスタープランとして「豊中市都市計画マスタープラン」を策定し、社会環境の変化や多様化する行政問題に対応するため、このプランの点検・見直しを行い、2015年度に「第2次豊中市都市計画マスタープラン」を新たに策定しました。

このプランで、「豊中市」は、2018年度から2027年度までの10年間を計画期間とし、下記の4つの目標およびその基本方針を掲げました。

1)活力あふれる便利で快適なまち
・誰もが移動しやすい交通環境づくり

2)みどり豊かなうるおいのあるまち
・自然環境や都市のみどりに触れ合える環境づくり
・まちの魅力を高める都市景観づくり

3)安全でゆとりのあるまち
・住んでみたい住み続けたいまちづくり
・安心・安全に暮らせるまちづくり

4)地域の個性を活かすまち
・地域の個性を活かしたまちづくり

このように「豊中市」は、市民や事業者などと協働し、地域の特性を活かした活力を生み出すまちづくりを推進しています。

▼参考URL:豊中市|都市計画マスタープラン

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第32回は大阪府の「豊中市」についてご紹介させていただきました。


本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

地方自治体特集「中核市」シリーズ 記事一覧

お詫びと訂正

誤)また、この「大津市」は、阪神間の工業地帯に隣接しており、…
正)また、この「豊中市」は、阪神間の工業地帯に隣接しており、…

訂正してお詫び申し上げます。
(訂正日:2022年7月11日)

本記事は、2020年9月16日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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