中核市シリーズ第50回「松山市」について

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第50回は「松山市」です。

愛媛県にある「松山市」の人口は2020年4月1日時点で約50万9千人と、栃木県宇都宮市に次いで国内27番目です。そんな「松山市」とはどんな都市なのか解説します。


「松山市」について

「松山市」は、西は瀬戸内海、北と東は高縄半島の山々、南は四国山地の一支脈である皿ヶ嶺連峰に面している市で、松山平野の大部分を占め、三坂峠のすぐ下の山間地から旧・中島町の島嶼部に至るまで広い面積を有しています。

2020年4月1日時点での人口は約50万人で、四国最大の都市であり、中・四国地方において政令指定都市である「広島市」「岡山市」に次ぐ3番目の人口規模を有しています。

この「松山市」は、松山城を中心に発展して来た旧城下町で、道後温泉で有名な温泉地であるだけでなく、俳人の正岡子規や種田山頭火、文豪の夏目漱石などのゆかりの地でもあり、俳句や小説「坊っちゃん」「坂の上の雲」などで知られる文学の街でもあります。

このような観光資源を背景に、「国際観光温泉文化都市」の指定を受け、「いで湯と城と文学のまち」をキャッチフレーズとしています。

さらに、「松山市」は県都であり、政治・経済・文化の中心地として発展し、都市形態は消費都市の性格が強く、割合は農林水産業の第1次産業が0.2%、製造業の第2次産業が13%、小売・宿泊・飲食などの第3次産業が86%となっており、近年は、都心部を中心に複合商業施設の建設や鉄道・高規格道路の整備が行われ、四国最大都市としての再開発が進んでいます。

「松山市」の気候は、典型的な瀬戸内海式気候で、一年中温暖で降水量が少なく、四国の他の3県とは違って春から夏にかけて降水量が多く、梅雨の時期にあたる6月が最多です。

台風の影響も、はるか南東に位置する四国山地が遮るため、南予や四国の反対側の徳島市に比べるとかなり少なく、冬には、九州の日本海側にある雪雲が関門海峡を抜けて松山上空まで雪を降らせることがあります。

>松山市のホームページ
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/

「松山市」の成り立ち

「松山市」の成り立ちは、1889年(明治22年)に下記の67の地域を統合した市制施行にさかのぼります。

1)温泉郡東雲町
2)喜与町
3)北歩行町
4)中歩行町
5)南歩行町
6)鮒屋町
7)御宝町
8)玉川町
9)北京町
10)南京町
11)北八坂町
12)南八坂町
13)永木町
14)唐人町一~三丁目
15)北夷子町
16)南夷子町
17)河原町
18)立花町
19)堀内町
20)豊坂町一・二丁目
21)柳井町
22)榎町
23)小唐人町一~ 三丁目
24)湊町一~四丁目
25)千船町
26)一番町
27)二番町
28)三番町
29)弁天町
30)久保町
31)春日町の一部
32)南堀端町
33)新玉町
34)花園町一・二丁目
35)西町
36)末広町一・二丁目
37)本町一~五丁目
38)出淵町一・二丁目
39)江戸町
40)西堀端町
41)宮古町
42)紙屋町
43)萱町一~七丁目
44)松前町一~五丁目
45)魚町一~五丁目
46)鍛冶屋町
47)常盤町
48)三津口町
49)府中町一~四丁目
50)木屋町一~五丁目
51)清水町
52)道後町
53)傘屋町
54)新町一・二丁目
55)鉄砲町
56)水口町
57)杉谷町
58)弓町
59)矢矧町
60)琢町
61)三春町
62)通町
63)一万町の一部
64)中村の一部
65)味酒村の一部
66)立花村の一部
67)持田村の一部

1908年(明治41年)に朝美村・雄群村・素鵞村・道後村の各一部が編入、1923年(大正12年)に道後村の一部が編入、1926年(昭和元年)に朝美村・雄群村・素鵞村・御幸村が編入されました。


1932年に道後湯之町の一部が編入、1940年に三津浜町・和気村・久枝村・堀江村・潮見村・味生村・桑原村が編入、1944年に道後湯之町・生石村・垣生村が編入、1954年に興居島村、余土村が編入されました。

1955年に久米村・湯山村・伊台村・五明村が編入、1959年に浮穴村が編入、1961年に小野村が編入、1962年に石井村が編入、1968年に久谷村が編入、2005年に北条市、中島町が編入されました。

松山市長「野志 克仁」(のし かつひと)さんはどんな人?

2010年11月から松山市長を務める「野志 克仁」さんは、1967年7月31日に生まれ、経歴は、1990年に岡山大学経済学部を卒業、南海放送株式会社に入社し、アナウンサーとして地元人気情報番組や市政広報などを担当、アナウンス室マネージャー(部長格)などを歴任しました。

その後、2010年に退職、松山市長に就任、2014年に松山市長に再任(2期目)、2018年(平成30年)に松山市長に再任(3期目)しました。

座右の銘は、「至誠通天」で、好きな言葉は、「一所懸命」だそうです。

>松山市長公式ホームページ
https://www.city.matsuyama.ehime.jp/shicho/profile/noshi.html

「松山市」の行政プラン

「松山市」は、2013年~2022年までの10年間に、まちづくりの指針となる「第6次松山市総合計画」を策定し、5年ごとに基本計画を見直し、「第6次松山市総合計画(後期基本計画)」を策定しました。

この計画に伴い、「松山市」は、将来都市像である「人が集い 笑顔広がる 幸せ実感都市 まつやま」を実現するため、3つの基本理念を掲げました。

1)様々な世代の人がつながり、支え合い、いきいきと暮らせるまちを目指す
2)夢や理想を抱き、挑戦し続けるまちを目指す
3)魅力や活力にあふれ、持続的に発展するまち目指す

さらに、この理念に基づき、下記の6つのまちづくりの基本目標と「笑顔のまちづくり」プログラムを挙げました。

まちづくりの基本目標

1)健やかでやさしさのあるまち(健康・福祉分野)
2)生活に安らぎのあるまち(安全・安心分野)
3)地域の魅力・活力があふれるまち(産業・交流分野)
4)健全で豊かな心を育むまち(教育・文化分野)
5)緑の映える快適なまち(環境・都市分野)
6)市民とつくる自立したまち(自治・行政分野)

「笑顔のまちづくり」プログラム

1)笑顔が「集まる」
・「都市ブランド力向上」プロジェクト
・「経済活性化」プロジェクト
・「低炭素型まちづくり」プロジェクト

2)笑顔を「育む」
・「まち育て」プロジェクト
・「つながる未来応援」プロジェクト
・「知恵と知識の環境」プロジェクト

3)笑顔を「守る」
・「危機管理能力向上」プロジェクト
・「健康増進」プロジェクト
・「いきいきと暮らせるまちづくり」プロジェクト

▼参考URL:松山市|松山市総合計画


まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第50回は愛媛県の「松山市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年12月16日時点調査または公開された情報です。
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