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地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第58回「那覇市」について(2020年9月情報)

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※本記事は、2020年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

目次

「那覇市」について

「那覇市」は、沖縄本島南部の西海岸に位置し、東シナ海に面している市で、中央部はほぼ平坦で、周辺部に小高い丘陵地帯が取り巻くように展開し、市内を東から西に国場川や安里川が流れ、東シナ海に注いでいます。

また、「那覇市」は、鹿児島と台北のほとんど中間にあり、那覇を中心とする1,500キロメートルの円周域には、東京・ピョンヤン・香港・ソウル・北京・マニラなどの主要な都市があります。

さらに、東南アジアの各都市を結ぶ要衝の地点で、交通通信機能の上からも日本の南の玄関として地理的に好条件の位置にあります。

そんな「那覇市」の産業は、観光業が盛んで、全事業所数に対する第三次産業の事業所数の割合は約93.3パーセントと非常に高く、農業・漁業などの第一次産業は著しく少ないことが特徴です。

また業種別では、小売業は26.3パーセント、飲食・宿泊業は20.7%パーセント、不動産業は11.9パーセントとサービス業の割合が高く、市内に那覇空港があることからビジネス客や観光客の多くが那覇を訪れています。

中心市街地の国際通りは、従来は地元の人を対象とした店が多くありましたが、観光客の増加によって観光客相手の土産品店が増え、現在では常に観光客で賑わっています。

「那覇市」の気候は、平均気温が約23度、年間降水量は2000ミリ以上と高温多湿な亜熱帯性で、冬でも最低気温が10度を下回ることはほとんどなく、海洋性気候のため、真夏の最高気温が30度を超える真夏日は多いものの、35℃を超える猛暑日はほとんど観測されません。

>那覇のホームページ
https://www.city.naha.okinawa.jp/

「那覇市」の成り立ち

「那覇市」の成り立ちは、沖縄県区制の施行により、那覇区となった1896年(明治29年)までさかのぼります。

1903年に島尻郡真和志間切から牧志村、小禄間切から垣花地区(湖城村と儀間村の一部)が編入、1908年に島嶼町村制施行に伴い、周辺の各間切が町村になりました。


1914年(大正3年)に島尻郡真和志村から壺屋地区が編入、新規埋立地を旭町と命名し編入、1921年に特別区制が廃止され、市制施行によって那覇市となりました。

1950年(昭和25年)に島尻郡みなと村が編入、1954年に首里市および島尻郡小禄村が編入、1957年に真和志市が編入、1975年に中頭郡西原町の一部が編入、2013年(平成25年)に沖縄県内で初めて中核市に移行されました。

那覇市長「城間 幹子」(しろま みきこ)さんはどんな人?

2014年11月から那覇市長を務める「城間 幹子」さんは、1951年(昭和26年)1月20日に生まれました。

経歴は、1973年に宮城教育大学を卒業、1980年に那覇市立石田中学校に赴任し、
1997年(平成9年)に沖縄県教育庁那覇教育事務所教育主事(教頭)に就任、2000年に那覇市立石嶺中学校教頭に就任しました。

2002年に那覇市立鏡原中学校校長に就任、2005年に香港日本人学校中学部校長に就任、2009年に那覇市教育委員会学校教育部長に就任、2010年に那覇市教育委員会教育長に就任しました。

2014年に那覇市副市長に就任、那覇市長に就任、2018年に那覇市長(2期目)に就任しました。

座右の銘は、「要はその根をくさらせないこと」で、趣味・特技は「ウォーキング」だそうです。

>那覇市長公式ホームページ
https://www.city.naha.okinawa.jp/websyuccyoujyo/

「那覇市」の行政プラン

「那覇市」は、将来あるべき姿と進むべき方向性として基本構想・基本計画・実施計画の3つによって構成され、2018年度から10年間にわたってまちづくりの指針となる「第5次那覇市総合計画」を策定しました。

この計画を実現するため、「那覇市」は、2つの基本構想「多様なつながりで共に助け合い、認め合う安全安心に暮らせるまち」および「互いの幸せを地域と福祉で支え合い誰もが輝くまち」と、下記の8つの基本計画を示しました。

1)小さな「わ」が大きな「Wa」に広がる協働によるまちづくり
2)地域の知からが重なる安全安心のまちづくり
3)交流の輪を広げ平和を希求するまちづくり
4)人権が尊重され、誰もが心豊かに安心して暮らせるまちづくり
5)地域の暮らし地域で支えるまちづくり
6)すべての人が健康で生き生きと暮らせるまちづくり
7)身近な地域で良質かつ適切な医療が受けられるまちづくり
8)衛生的で快適に暮らし、健康危機にも強いまちづくり

さらに、「那覇市」は、この基本計画に基づいて、3年間に実施する下記の13の具体的な事業計画を策定しました。

1)子育てが楽しくなるまちづくり
2)自らの力で未来を拓く子ども達を応援するまちづくり
3)生涯学習を推進し、地域の教育力を向上させるまちづくり
4)郷土の歴史、伝統文化・芸能にふれあい、新たな文化を創造するまちづくり
5)ビジネス・リゾートと歴史・文化が融合する観光まちづくり
6)様々な作業が集い・育ち・ひろがるまちづくり
7)産業を支える市民とその労働環境を整えるまちづくり
8)中心市街地を活かしたまちづくり
9)省エネを実施し、資源を循環するまちづくり
10)自然環境が育まれた那覇らしい亜熱帯庭園都市のまちづくり
11)暮らして良し歩いて楽しい快適なまちづくり
12)災害に強い都市計画の整備で安全安心のまちづくり
13)那覇の魅力と特性を活かした土地利用を進めるまちづくり

▼参考URL:那覇市|第5次 那覇市総合計画(概要版)

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第58回は沖縄県の「那覇市」についてご紹介させていただきました。


本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年12月28日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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