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公立美術館シリーズ

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の基本情報 - 沿革・施設・職員数など(2019年9月情報)

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※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

目次

はじめに

今回ご紹介する公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」は、沖縄県那覇市おもろまち3丁目1番1号(那覇都市モノレール線「おもろまち」駅近く)にあり、2007年に開館された公立美術館で、収蔵作品数は、博物館は約94,000点、美術館は約3,700点と公表されています。

今回は、公務員として働く「学芸員」向けに公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」に関する基本的な情報についてご紹介します。

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の沿革について

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の沿革についてご紹介します。

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」は、2004年に那覇市おもろまちにて起工式が開催、2006年に博物館・美術館施設が竣工、「沖縄県立博物館・美術館の設置および管理に関する条例」が制定され、名称が「沖縄県立博物館・美術館」に決定されました。

その後、2007年に博物館事務所が沖縄県立博物館から移転、沖縄県立博物館より収蔵品の移転が開始され、公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」が開館されました。

2008年に入場者数が50万人を達成、2017年に一般公募にて、館愛称が「OkiMu(おきみゅー)」に、マスコットキャラクターが「おきみゅーちゃん」に決定されました。

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の概要について

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」は、一般財団法人沖縄美ら島財団が運営する公立の美術館です。

沖縄県那覇市にあり、愛称は「OkiMu(おきみゅー)」で、広さ23,721.79平方メートル、収蔵資料は、博物館は約94,000点、美術館は約3,700点で、一般財団法人沖縄美ら島財団の職員数は、2018年度現在で21名です。

また、2017年度の来館者数は、50万8,822人です。

▼参考URL:沖縄県立博物館・美術館|年報


公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の施設・展示について

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」には、博物館と美術館とがあります。

博物館

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の博物館には、大きく分けて、下記の5つの展示施設があります。

1)総合展示室
2)部門展示室(自然史部門・考古部門・美術工学部門・歴史部門・民俗部門)
3)屋外展示場
4)企画展示室
5)特別展示室

美術館

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の美術館には、下記の7つの展示施設があります。

1)企画ギャラリー1~2
2)コレクションギャラリー1~3
3)県民ギャラリー1~3
4)県民ギャラリー(スタジオ)
5)県民アトリエ
6)こどもアトリエ
7)屋外展示場

現在開催中の展覧会については、公式ホームページをご確認ください。

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の研究について

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」では、2018年に下記の28の研究が行われました。

1)「旧円覚寺仁王像の制作」
2)「ショウ自謙:作 御婚嫁意匠下絵についての考察」
3)「尚家伝来『黄色地紅型模様図案』についての一考察」
4)「朱漆巴紋牡丹沈金大御供飯のX線CT調査について」
5)「那覇市の古墓調査2ー項氏の墓の内部構造ー」
6)「日本南限のウバメガシ林がある沖縄県伊是名島アカラ御獄の植生について」
7)「瀬長島におけるオカガニDiscoplax hirtipesの産卵生態 その5」
8)「石器・石材の供給地推定についての考察ー嘉手納町野国貝塚B地点の事例ー」
9)「伊平屋島西部の枕状溶岩およびレータイトの分布と産状」
10)「首里城の大龍柱と伝えられる残欠の石質について(短報)」
11)「遺構から見た中城御殿ー発掘調査成果を通してー」
12)「戦争遺跡の整備についてー沖縄県内の事例から見る現状と課題ー」
13)「城時代とグスク時代」
14)「グスクの集落的様相について」
15)「集落遺跡から見る中世相当期から近世期にかけての変遷(一)」
16)「線刻石板について」
17)「集落遺跡から見る中世相当期から近世期にかけての変遷(二)」
18)「遺跡から宮古と倭コウとの関係を考える(一)」
19)「戦争遺跡の整備についてー沖縄県内の事例から見る現状と課題ー」
20)「世界最古の釣針ー沖縄県サキタリ洞遺跡の発掘からー」
21)「沖縄県の動向」
22)「胎土分析から見た宮古島の土器文化」
23)「渡嘉敷村船越原におけるオオタツノハの算出層準について」
24)「非石刃技法地域の石材利用と文化ー琉球弧からの視点」
25)「沖縄・奄美の曽畑式土器をめぐる諸問題」
26)「琉球弧における先史時代研究の新展開に寄せて」
27)「琉球弧における旧石器時代遺跡の諸相と特質」
28)「八重瀬町 新城のシーヤーマーの考察 ー伝統芸能の継承や普及についてー」

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」のシンボルマークについて

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」のシンボルマークについての詳細は、確認できませんでしたが、ウェブサイト上では、2つの台形と1つの円とを結合したロゴマークが使用されています。

また、2017年に一般公募により、公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」ののマスコットキャラクター「おきみゅーちゃん」が創作されました。

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の館長について

現在の公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の館長は、「田名 真之(だな まさゆき)」さんです。

「田名 真之」さんの経歴は、1950年に沖縄県に生まれ、那覇市市民文化部歴史資料室室長、沖縄県立芸術大学教授、沖縄国際大学総合文化学部社会文化学科教授を経て公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の館長に就任しました。

なお、「田名 真之」さんは、公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の第4代目の館長です。

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」のアクセス・開館時間・休館日について

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」は、沖縄県那覇市にあり、最寄り駅は、沖縄都市モノレール線「おもろまち駅」です。

開館時間は、火~木、日は、9:00~18:00で、金・土は9:00~20:00です。


休館日は、毎週月曜日(祝休日・慰霊日の場合は翌平日)、メンテナンス期間、年末年始(12月29日~1月3日)です。

詳細な情報については、公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」のホームページなどをご確認ください。

▼参考URL:沖縄県立博物館・美術館|開館時間・休館日・観覧料金
https://okimu.jp/guide/information/

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の観覧料について

博物館の通常展普通観覧者は、一般は530円、高大生は270円、県外小中生は150円、団体観覧者は、個人は420円、高大生は220円、県外小中生は120円です。

美術館の通常店普通観覧者は、個人は400円、高大生は220円、県外小中生は100円、団体観覧者は、一般は320円、高大生は180円、県外小中生は80円です。

なお、70歳以上の方、障がい者手帳をお持ちの方および介助者1名は無料です。

詳細な情報については、公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」のホームページなどをご確認ください。

▼参考URL:沖縄県立博物館・美術館|開館時間・休館日・観覧料金
https://okimu.jp/guide/information/

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の職員数について

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」を運営する一般財団法人沖縄美ら島財団の職員数は、2018年度現在で21名です。

▼参考URL:沖縄県立博物館・美術館|年報

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の採用情報について

現在は募集がなく、過去の情報もみつかりませんでした。

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の財務状況について

2017年度の、公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」の運営費は、6億6,031万8,000円でした。

その主な内訳は、委託料、旅費、報酬などです。

▼参考URL:沖縄県立博物館・美術館|年報

まとめ

以上、「沖縄県立博物館・美術館」の基本情報(沿革・施設・職員数など)でした。

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」は、戦前戦後を通して初めて設置され、博物館と美術館の機能をあわせ持つ、県内初の複合文化施設である公立の美術館です。

公立美術館「沖縄県立博物館・美術館」のウェブサイトのURL

https://okimu.jp/

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本記事は、2021年7月5日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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