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2021年度の「テレワーク川柳」グランプリが決定!身近になり多様化したテレワーク環境を反映(2022年4月)

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「テレワーク川柳」とは?

「テレワーク川柳」とは、一般社団法人日本テレワーク協会の「ライフコース多様化とテレワーク部会」が公募している川柳のコンテストです。

テレワーク川柳では、「テレワーク」について、企業だけではなく、一般家庭や社会でも理解を深めることで、より一層身近な働き方として「テレワーク」という考え方を普及、促進していくことを目的としています。

2021年度は第7回目の開催となり、過去作品からさらに多様なテレワークにまつわる作品が集まったようです。

▼参考URL:一般社団法人日本テレワーク協会|2021年度『テレワーク川柳』審査結果と入賞・佳作作品(外部サイト)

グランプリ作品は「田舎でも 本社勤務の チャンス来た」

グランプリ作品は、山宗雲水さんの「田舎でも 本社勤務の チャンス来た」です。これまで、働き方のマイノリティであった「テレワーク」が、会社の中のメインストリームである「本社勤務」が可能になってきた、というのが2021年度らしい変化ということでしょうか。

選考理由について、「テレワークが進んで本社が田舎に移ってきたのか、 それとも田舎でテレワークに励んでいる人が全員テレワークになったので本社勤務のチャンスが来たのか、どちらかはわかりませんが、「田舎」に勤める人に本社に勤める機会がでてきたという明るい話題」と解説されています。

働く場所に左右されずに人材の登用が進んでいることを表す作品です。

入選作品には、テレワークでの困りごとの作品も目立つ

2021年度の「テレワーク川柳」の応募は1031首で、2020年より応募は少なくなったようです。2020年度に比べ、2021年度は在宅勤務が解除された会社が多かったことが影響しているようです。

その中でも、レベルの高い川柳の応募があり、入選作品には多様なテレワークの環境を詠んだ川柳が並んでいます。

中には、よいことばかりではなく、ちょっと困った事例なども川柳の中に見られます。

例えば、「困ったな 同僚忘れ 名前出ず」や、「痛勤が 減った分だけ 脂肪増え」など、自身についての困りごとや、「回線が 悪いとシラを 切る上司」、 「オンライン 部長の話 長すぎる」などの仕事上での上司などに対するぼやきも出てきています。


また、同僚と初めて会えた喜びや、出社するときにほこりを被ったカバン、食堂の恋しいカレーなど、長らくオフィスに出社していないからこそ出てくる風景がうまく描き出されています。

入選作品はテレワーク協会のホームページ等に掲載されています。

▼参考URL:一般社団法人日本テレワーク協会|2021年度『テレワーク川柳』審査結果と入賞・佳作作品(外部サイト)

「テレワーク川柳」の小冊子はダウンロードが可能

「テレワーク川柳」をまとめた小冊子は、協会ホームページ上でダウンロードが可能です。グランプリ、入選、佳作の作品、合計100作品が掲載されています。

小冊子では作品が「社会」「多様な働き方」「上司部下」「働き方(仕事)」「働き方(職場)」「コミュニケーション」「育児・介護」「家庭」に分類されて掲載されています。

「育児・介護」や「家庭」にまつわる作品が目立ったことも2021年度の特徴の一つのようです。

「一般社団法人日本テレワーク協会」とは?

「日本テレワーク協会」とは、ICT(情報通信技術)を活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方である「テレワーク」を、広く社会に普及・啓発することによって、個人に活力とゆとりをもたらし、
企業・地域が活性化できる調和のとれた日本社会の持続的な発展に寄与することを目的とした協会です。

1991年(平成3年)に前身となる任意団体「日本サテライトオフィス協会」が設立し、2013年からは現在の一般社団法人「日本テレワーク協会」として活動しています。

2022年3月15日現在で、449の企業や団体が加入しています。

▼参考URL:一般社団法人日本テレワーク協会(外部サイト)

まとめ

このページでは、「日本テレワーク協会」が公募した「テレワーク川柳」について、ご紹介しました。

2021年度で第7回目となる今回は、より多様化したテレワークの風景を切り取った作品が多く見られたようです。

2018年度グランプリの『できるじゃん 工場勤めの オレにでも』や、2019年度グランプリの『モバイルの やり方わからず 出勤し』などでは、慣れないテレワークに四苦八苦したり、なんとか対応したりする様子が描かれていましたが、2021年度については、本社勤務という会社の主流に、テレワークの人材が乗ったという象徴的な作品が選ばれました。

時代と共に変化するテレワーク川柳、今後もどのような作品が応募・選定されるのか注目されます。

本記事は、2022年6月21日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研編集部のMです!
世界の情報や日本の歴史・日本の政治についてなどのライター記事やオリジナル記事を配信します。

コメント

コメント一覧 (14件)

  • ちょうど在宅で仕事を探し、始めている最中なので、共感できる川柳があって面白かったです。また、在宅勤務等、多様な働き方が増えていくことへの期待感も高まりました。

  • 今やテレワークという働き方が当たり前になっている中で、川柳によってテレワークのリアルな声が伝わってきたのがとても興味深かったです。もっと色々な川柳を見たくなりました。

  • テレワーク川柳なるものがあるということを初めて知り、良いものに触れることができてよかった。サラリーマン川柳などすでにあるような他の作品との比較も見てみたかった。

  • 自分でも感じていた、テレワークになってからのあるあるなどがたくさん入っていて、「そうそう!」と思わせる、また思わず納得やつい共感できる部分がとても面白かったです。

  • コロナの感染拡大による大規模な働き方改革が行われたわけですが、そんな中川柳にしたためていることにより、どんな風に世間に受け入れられているのかを知ることが出来、良かったです。

  • テレワーク川柳は時代ならではでおもしろい。人によりテレワークに好き嫌いあると思うが、結局はみんなグチをいいながらも楽しんでいるように見受けられた。

  • 記事のタイトルや内容がとても面白そうで、興味をそそられました。テレワーク川柳コンテスト自体を知らなかったのですが、応募された方々の川柳にとても共感してしまいました。

  • 最近なにかとテレビでよく取り上げられているので読まさせていただきました。昔のイメージは奥さんの悪口を言っているっていうイメージが強かったのですが、いまはテレワークについてのものが多くて面白いなと思いました。

  • テレワーク川柳や日本テレワーク協会というものがある事を初めて知りました。

    テレワークをしている上での長所短所が
    簡潔に分かりやすく書かれており
    実態を知ることができました。

    場所にとらわれない自由な働き方、
    どこに住んでいる人にも平等のチャンスが訪れやすいという
    自己肯定をあげやすい世の中に少しはなりつつあるのかなと思うと同時に、

    出社する中での人々とのふれあいや価値共有、
    行った場所でしか味わえない場所など
    会社へ出社することへにのメリットも
    探せば沢山あるのだなと感じることができました。

  • テレワークが始まったころは、デメリットばかり目についた。少しずつ浸透してくると、コラムにあるような「今までにないチャンスに恵まれた」などの明るい話題も注目されたのだと、嬉しく感じた。制限や規制など閉塞感で息苦しい時代に、明るい話題に触れることができてよかった。

  • 職場でコロナが流行り始め、入社したばかりですがリモートワークの可能性がでてきたため、興味をもち読ませていただきました。面白く読ませていただきました。

  • 働き方が変わったことによるメリットやデメリットを、実際に働いている方の視点から知ることができた。テレワーク導入により、住んでいる場所にかかわらず、いろいろな仕事に関われるようになったことは良いことだと思った。

  • 「サラリーマン川柳」には毎年楽しませてもらっているが、テレワーク川柳なるものがあった事にまず驚かされた。この記事を閲覧したことでこの企画の存在を知り、毎年の娯楽が増えそうだ。また、新しい働き方を推進する上でも、楽しい記事としてテレワークを取り上げる事は非常に有効な手段になると思った。

  • 川柳と名の付くものは、サラリーマン川柳やシルバー川柳しか知らなかったのでこの記事でテレワーク川柳というものがあることを知れて良かったです。

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