神戸市は、近畿地方の兵庫県にある人口約150万人の政令指定都市です。今回はこの神戸市役所職員の採用関係のお知らせです。
まずは、今回の採用ホームページのリニューアル内容についてご紹介します。
「神戸市」の採用ホームページが2018年春リニューアル
神戸市は、人材獲得競争が激化している昨今に対応するため、人材確保強化の一環として、神戸市職員採用ホームページを一新させました。魅力的な採用ページを作ることで、民間企業への就職する人と公務員を志望する人を問わず、有能な人材を集めることが狙いのようです。
仕事内容を詳しく知ることができる新コンテンツも充実しているので、受験を考えている方は是非、チェックしてみましょう。
▼公式サイト:http://www.city.kobe.lg.jp/information/shokuinsaiyou/saiyou/index.html
リニューアルポイント1)新コンテンツ「わくわくWork診断」
新コンテンツの「わくわくWork診断」は、神戸市の仕事内容をゲーム感覚で知ることができるコンテンツです。
利用者はいくつかの質問に「Yes」か「No」の2択で回答するだけで、興味がありそうな仕事を提案してもらえます。公務員の仕事は「堅苦しい」などというイメージを覆す、ポップな画面で楽しく診断できます。
神戸市の採用職種一覧
実際に、神戸市にはどのような採用区分があるのかご紹介します。
まず「事務職」には、「一般行政」と「福祉」区分の2種類があります。次に、「技術職」には「土木」「建築、」「電気」「機械」「化学」「生物」「環境」「農業」「造園」「獣医、畜産、水産、生命科学、薬学」の多彩な区分があります。その他には、「消防職」区分と、「資格免許職」として「保健師」「公衆衛生医師」「保育士」などの採用があります。
リニューアルポイント2)新コンテンツ「数字でみる神戸市役所」
新コンテンツの「数字でみる神戸市役所」は、神戸市職員の男女比や年齢別の構成比、休暇の取得率など、職場環境についての就活生なら誰もが気になる数字をわかりやすく解説したコンテンツです。グラフィックが使用され、とても見やすいページなので、直感的に気になる数字を知ることができます。
リニューアルポイント3)デザイン性の向上
パソコンからの閲覧に対応するだけでなく、タブレットやスマートフォンからも閲覧しやすいよう、アイコンを大きくするなどの対策がとられています。より機能的になったホームページは、スマートフォンを中心に情報収集することが多い就活生世代には嬉しいリニューアルと言えます。
神戸市が取組む特徴的なプロジェクトを紹介
神戸市への就職を考えたら知っておきたいのが、具体的な市のプロジェクトについてかと思います。代表的なプロジェクトを5つご紹介します。
神戸市の主要プロジェクト1)「医療産業都市」構想の実現
神戸市は1995年の「阪神・淡路大震災」で大きな被害を受けた経験をもとに、人の命や健康に関わる医療などの産業で世界に貢献するために1998年から「医療産業都市構想」に着手している自治体です。神戸市には医療やスーパーコンピュータ関連の機関や企業が集積しており、世界の最先端の研究が行われています。その機関や企業のために環境整備などを行うのが、神戸市職員の仕事の一部です。
神戸市の主要プロジェクト2)都心「三宮」の再整備
神戸市全体のまちや経済を活性化するには都心の再生が必要という考えのもと、三宮の再整備プロジェクトが始動したようです。2015年9月に策定された市の「将来ビジョン」と、三宮周辺地区の「再整備基本構想」は市民など多くの人の意見やアイディアが盛り込まれています。
再整備にあたり、市役所には都心三宮推進本部が結成結成され、庁内の多くの部署がプロジェクトに関わり、特に重点的に進める事案については5つの部会が作られています。
神戸市の主要プロジェクト3)「デザイン都市」神戸
神戸市は明治時代から多様な文化を採り入れてきた歴史があります。デザインとは縁の深い街並み、ファッション、洋菓子など、常にクリエイティブなまちづくりが実践されてきた街です。
社会経済情勢が変化する中、国内外の各都市が、創造都市(クリエイティブシティ)の考え方に基づくまちづくりに取り組み始めている流れを受けて、もともとデザインに縁の深かった神戸市も、負けてはいられません。「神戸らしさ」にさらに磨きをかけるべく、「創造都市推進課」などを中心に都市戦略が行われ、ビッグデータやICTなど最新の技術を活かしたまちづくりが検討されているようです。
神戸市の主要プロジェクト4)神戸市の「都市プロモーション」
神戸市では、総人口が平成24年から減少に転じており、高齢化も急速に進んでいます。そのため、神戸市では時代を担う20代から40代の若者に、居住地として選ばれることを目指し、「神戸2020ビジョン」で、「若者に選ばれるまち+誰もが活躍するまち」というテーマを設定しています。
市役所の観光企画課などを中心に、若者の神戸市への転入を増やすとともに、東京圏への転出超過が年間2,500人にのぼっていることを解消しようと、移住促進に向けた都市プロモーションなどに取り組んでいます。
神戸市の主要プロジェクト5)「輝く子どもたちの未来を創るまち」
人口減少社会において少子化問題が深刻化しているのは、神戸市も例外ではありません。神戸市では、子どもの健やかな育ちのためにも、保護者の育児不安を解消することや、子育て世帯の経済的負担を軽減させること、仕事と子育ての両立を実現させるようサポートすることなど、子どもの成長に応じた子育て支援の充実を重要視しています。
そのため神戸市では、若い世代が安心して出産できるまちとして、妊娠中から出産、子どもの乳幼児期・学齢期・青年期までの成長過程に応じた「切れ目ない支援」と「子育てしやすい環境の整備」に、「こども家庭局」などが中心となり取組んでいるようです。
神戸市の職員採用のための説明会について
採用ホームページを見て、神戸市に興味を持ったら、ぜひ市職員採用説明会に出かけてみましょう。参加を希望する場合は「兵庫県電子申請共同運営システム」を利用して参加申込みをする必要があります。参加は先着順ですので、早めに申込みをしておくようにしましょう。
神戸市職員採用説明会「一般行政」区分
神戸市の「一般行政」区分の採用説明会は、下記の通り開催されます。参加できるのは午前・午後の部どちらか1回のみですので注意してください。
<開催日時>平成30年3月19日(月)
【午前の部】9時50分から(受付は9時30分から)
【午後の部】13時40分から(受付は13時20分から)
<開催場所>神戸国際会議場(住所:神戸市中央区港島中町6-9-1)
神戸市職員採用説明会「一般行政」区分以外の技術職など
神戸市の「一般行政」区分以外の「福祉、土木、建築、電気、機械、化学、生物、環境、農業、造園、獣医、畜産、水産、生命科学、薬学」区分の採用説明会は、下記のとおり開催されます。
<開催日時>平成30年3月16日(金)
9時30分から(受付は9時10分から)
<開催場所>神戸市産業振興センター(住所:神戸市中央区東川崎町1-8-4〔神戸ハーバーランド内〕)
神戸市職員採用説明会「消防」区分
神戸市の「消防」区分の採用説明会は下記の通り開催されます。参加できるのはどちらか1日ですので注意してください。
<開催日時>平成30年4月26日(木)、27日(金)
13時30分から(受付は13時00分から)
<開催場所>神戸市役所4号館本部員会議室(住所:神戸市中央区加納町6-5-1)
まとめ
このページでは「神戸市」の職員採用情報についてまとめました。神戸市では、民間企業に就職希望する人も含めて、いろいろな人に神戸市の仕事について興味を持ってもらい、神戸市職員として活躍できる人材を確保しようという取り組みから、この春採用ホームページをリニューアルさせたようです。
採用される側にとって、見やすい仕事案内や職場環境のデータはありがたいですし、今まで興味が無かった人も、少し検討してみようかな、という気持ちになったのではないでしょうか。
ホームページで神戸市職員の仕事や主要プロジェクトに興味を持ったら、実際に採用説明会に足を運んで、採用担当者の話を聞いてみましょう。志望する職種について、想像以上に興味深い話が聞けるかもしれません。
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