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【自衛隊】自衛官パイロットへの第一歩「航空学生」になるには?

自衛隊のパイロット養成課程で訓練を受ける「航空学生」になるには、「航空学生試験」を受験し合格する必要があります。

「航空学生」を目指すにあたって、現役の「自衛官」に仕事内容などについて相談する方法もご紹介します。

2019年03月25日更新

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目次
自衛隊の「航空学生」とは?
「航空学生」になるには、「航空学生試験」を受験します
「航空学生試験」の応募から受験の流れ
「航空学生」の試験前に、「自衛官」に相談できるシステムも
「航空学生」になった後は?
まとめ
【自衛隊】自衛官パイロットへの第一歩「航空学生」になるには?

自衛隊の「航空学生」とは?

「航空学生制度」とは、「海上自衛隊」や「航空自衛隊」に所属するパイロットを養成する制度です。「自衛隊」のパイロットになると、いわゆる「戦闘機」などをはじめとした飛行機やヘリコプターの操縦を任され、日本の「平和」と「独立」を守る職務にあたります。「航空学生」として入隊した時から「国家公務員特別職」として給料を受け取りながら訓練を受けることができます。

「航空学生」として入隊できる対象者は、高校卒業又は中等教育学校卒業者(卒業見込を含む)、高専3年修了者(修了見込を含む)及び、高校卒業と同等以上の学力があると認められる男女で、「航空学生」の試験に合格した者です。

試験に合格し、自衛隊に入隊した後は「航空学生」として、全員が学生宿舎で規則正しい団体生活を送りながら2年間の基礎教育を受け、その後飛行訓練を中心とした、それぞれの操縦課程に進む仕組みになっています。

「航空学生」になるには、「航空学生試験」を受験します

自衛隊の「航空学生」になるには、「航空学生試験」を受ける必要があります。

「航空学生試験」の応募資格は、「海上自衛隊」の場合が「海上自衛隊」の場合は高校卒者(卒業見込を含む)、または高専3年次修了者(修了見込を含む)などの18歳以上23歳未満の者、「航空自衛隊」の場合は学歴要件は同じですが、年齢要件は18歳以上21歳未満の者とされています。

「海上自衛隊」と「航空自衛隊」の「航空学生」はどちらも、男女ともに応募が可能です。応募できる期間が他の公務員と比べて比較的短く、若い世代に限定されているため、年を重ねてから後からやっぱり「パイロットになりたかった!」ということは今の制度では叶いません。

幼い頃からヒーローや戦隊モノのアニメなどに憧れ、「自衛隊」の「パイロット」を目指しているという方もいると思います。「航空学生」としてパイロットを目指す第一歩を踏み出すために、この短い応募期間にしか無いチャンスを活かし、後悔が無いように受験することをおすすめします。

「航空学生試験」の応募から受験の流れ

「航空学生」の試験は毎年7月頃に受験受付が開始され、9月に締め切りがあります。試験は秋に行われます。

「航空学生」を受験するには、まず「志願票」という書類を提出する必要があります。その後、「受験票」を提出することで、応募完了となります。

「航空学生試験」では、1次試験で筆記試験と適正検査、2次試験で口述試験と身体検査の一部、3次試験では海上自衛隊志望の「航空学生受験生」の場合は航空身体検査の一部、航空自衛隊志望の「航空学生受験生」の場合は操縦適性検査と、医学適性検査があります。

各試験ごとに合格者への通知と、地方協力本部での合格者掲示があり、3次試験まで通過するとようやく「航空学生」として合格が決まります。

「航空学生」の試験前に、「自衛官」に相談できるシステムも

「航空学生」に興味を持ったけれど、具体的にどのような訓練を受け、将来どのような職務に就くのかなど、より詳しいことを知りたいという受験生のために「自衛官」に相談できるシステムもあります。

「自衛隊」には「募集コールセンター」があり、年中無休で採用についての問い合わせを受け付けているので、家にいながら「航空学生」について問い合わせることができます。

また「自衛隊」の「地方協力本部」では、「航空学生」への応募から受験、自衛隊入隊後の待遇や、その後の取得資格など、さまざまな疑問に対して「自衛官」が丁寧に説明してくれるようですので、そちらもぜひ利用してみましょう。

「航空学生」になった後は?

晴れて「航空学生試験」に合格した後は、「海上自衛隊」と「航空自衛隊」それぞれの「航空学生」としての基礎訓練が控えています。

海上自衛隊の「航空学生」

「海上自衛隊航空学生」の場合は、まず山口県下関市にある「海上自衛隊小月教育航空隊」に入隊します。ここでは4年間教育を受けますが、最初の2年が「航空学生課程」と呼ばれる基礎教育課程です。

その後、3年目からは「操縦士基礎課程」に進み、4年修了までには単独飛行からアクロバット飛行、編隊飛行ができるまでの基礎訓練などを受けます。

基礎訓練を終えると、「戦術航空士要員」は千葉県柏市にある下総航空基地での「航空士戦術課程」、「回転翼要員」は徳島県徳島市にある徳島航空基地と、鹿児島県鹿屋市にある鹿屋航空基地での「計器飛行(回転翼)課程」、「固定翼要員」は徳島航空基地と下総航空基地での「計器飛行(固定翼)課程」に進み、それぞれ訓練を積み国家資格の取得等を経て、一人前の「海上自衛隊」のパイロットとしての証である「海上自衛隊ウイングマーク」を支給され、認められるようです。

航空自衛隊の「航空学生」

「航空自衛隊航空学生」の場合は、山口県防府市にある防府北基地で2年間の基礎教育を受けます。その後「飛行準備課程」に進み、約半年間で飛行訓練に必要な知識を学びます。

その後の「初級操縦課程」では静岡県浜松市の浜松基地か防府北基地で約半年間、最初の飛行訓練を受けます。そして鳥取県境港市の美保基地や、福岡県遠賀郡の芦屋基地、宮崎県児湯郡の新田原基地、宮城県東松島市の松島基地、愛知県小牧市の小牧基地、そして浜松基地などでそれぞれ、「戦闘機要員」「輸送・救難機要員」に分かれ、必要な技術を身につける訓練があります。

各課程の中で国家資格の取得が必要であり、資格を取得すると、「航空自衛隊」のパイロットの証である「航空自衛隊ウイングマーク」が授与されます。

まとめ

このページでは「航空自衛隊」や「海上自衛隊」のパイロットになるための訓練を受ける「航空学生」になるには、どうすればよいのかご紹介しました。

「航空学生」になるためには、「航空学生試験」に合格する必要があります。「航空学生試験」を受ける前に現役の「自衛官」に直接質問できる方法もあるようですので、疑問がある方は思い切って質問してみましょう。

「航空学生」になるために注意したいのは、他の公務員などと比べて、受験できる年齢幅が狭いということです。「自衛隊」のパイロットとして第一線で活躍するためには、多くの訓練が必要であり、そのためには時間や体力が不可欠です。そのため、若い世代しか受験することができません。

「航空学生」は「国家公務員」としてパイロットを目指せる希少な立場です。日本の平和のために働きたい方や、例えば「ブルーインパルス」などの戦闘機に憧れている方など動機は様々かと思いますが、気になった方はぜひ「航空学生」について調べてみてはいかがでしょうか。

参考:自衛官募集ホームページ「航空学生」
http://www.mod.go.jp/gsdf/jieikanbosyu/recruit/05.html

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