北海道の経済系国立大学法人「小樽商科大学」の基本情報

国立大学法人の職員を目指す方に知っておいてほしい国立大学法人「小樽商科大学」の基本情報について解説します。 国立大学法人「小樽商科大学」は、北海道小樽市にある国立大学法人で、「小樽経済専門学校」の流れをくむ大学です。


はじめに

国立大学法人「小樽商科大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、北海道小樽市にあり、1949年(昭和24年)に設置された国立大学です。

国立大学法人「小樽商科大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、50程度のようです。

今回は国立大学法人「小樽商科大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「小樽商科大学」の沿革について

国立大学法人「小樽商科大学」の沿革は、「小樽高等商業学校」が設置された1910年(明治43年)までさかのぼります。

その後、「小樽高等商業学校」は、1944年(昭和19年)に「小樽経済専門学校」と改称され、1949年(昭和24年)に「小樽商科大学」と改称されました。

その後、1952年(昭和27年)に「小樽商科大学短期大学部」が、1971年(昭和46年)に大学院が設置されましたが、「小樽商科大学短期大学部」は、1996年(平成8年)に廃止されました。

国立大学法人「小樽商科大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「小樽商科大学」の理念・スローガンは、「建学以来築いてきた自由な学風と実学重視の精神を継承し、さらにこれを発展させて複雑高度化した現代社会の多元的な問題解決への貢献と人類普遍の真理探求を使命とする教育研究機関として一層の充実を目指す。」です。

国立大学法人「小樽商科大学」の学章・校歌について

学章について

国立大学法人「小樽商科大学」の学章は、開学100年をこえ、より効果的なビジョンにより大学のアイデンティティを確立するため、1998年(平成10年)に制定されました。

この学章は、「ヘルメスの翼に一星」で、商業の神「ヘルメス」の翼の上にある一つの星が北の大地から英知の光を放つ様子を図案化し、この図形の下に配されたリボンには、1910年(明治43年)の創立と国立大学法人「小樽商科大学」の英語表記「Otaru University of Commerce」の頭文字「OUC」が施されています。

なお、この学章に用いられた商業神「ヘルメス」は、ローマでは「マーキュリー」と呼ばれ、2匹の蛇がからみつく翼の杖を持つ伝令の神として世界への飛翔を、「一星」の部分は、国立大学法人「小樽商科大学」の前身「小樽高等商業学校」以来の大学のシンボルが表現されています。

さらに、国立大学法人「小樽商科大学」には、この「学章」の他に、創立百周年となる2011年(平成23年)に公募によって選定された「ロゴマーク」と「マスコットキャラクター」があります。


「ロゴマーク」は、国立大学法人「小樽商科大学」の「小」をモチーフとし、中央部分に学生が左右に「修学」と「人格形成」の翼を広げて大きく世界にはばたくイメージをデザイン化したもので、「マスコットキャラクター」は、「商大君」の愛称がつけられています。

校歌について

国立大学法人「小樽商科大学」の校歌は、1932年(昭和7年)に「小樽高等商業学校」の校歌として発表され、受け継がれてきた「金鱗(きんりん)おどる渺々(びょうびょう)のあけぼの称(たと)う浪の唄」です。

この校歌は、作詞は、時雨 音羽さん、作曲は、杉山 長谷夫さんによって創作されました。

国立大学法人「小樽商科大学」の学長について

現在の国立大学法人「小樽商科大学」の学長は、「和田 健夫(わだ たけお)」さんです。

「和田 健夫」さんの経歴は、1977年(昭和52年)に金沢大学大学院法学研究科を卒業、1980年に北海道大学大学院法学研究科を卒業、1981年(昭和56年)に小樽商科大学商学部助教授に就任しました。

その後、1991年(平成3年)に小樽商科大学商学部教授に就任、2001年に同大学副学長に就任、2004年(平成16年)に同大学理事・教育担当副学長に就任、2008年に小樽商科大学理事・総務・財務担当副学長および附属図書館長に就任した後、1014年(平成26年)に国立大学法人「小樽商科大学」学長に就任しました。

学長の「和田 健夫」さんは、最近の科学技術の進展に伴い、国立大学法人「小樽商科大学」の卒業生が対応力・適正力を養い、卒業後も学ぶ態度を持ち続けることが出来るよう、幅広い分野で知識を習得できるカリキュラムの導入などに力を注いでいます。

なお、「和田 健夫」さんは、国立大学法人「小樽商科大学」の第10代目の学長です。

国立大学法人「小樽商科大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「小樽商科大学」には、本拠地(本部キャンパス)のある「小樽キャンパス」があります。

この「小樽キャンパス」には、経済学科、商学科、企業法学科、社会情報学科のほか、附属図書館、保健管理センター、大学会館、国際交流会館などが置かれています。

なお、この「小樽キャンパス」は、「北海道小樽市」にあり、最寄り駅は、JR「小樽駅」です。

国立大学法人「小樽商科大学」の教職員数について

国立大学法人「小樽商科大学」の教職員数の総数は、179人で、このうち職員数は、68人で、教員数は、111人です。

教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 国立大学法人「小樽商科大学」の教職員数
URL http://www.otaru-uc.ac.jp/info/gaiyo_2017.pdf

国立大学法人「小樽商科大学」の学生数について

国立大学法人「小樽商科大学」の平成30年5月1日現在の学生数は、学部学生数は、昼間コースは、2,049名(外国人学生を含む)、夜間コースは、231名で、大学院学生数は、109名(外国人学生を含む)です。


国立大学法人「小樽商科大学」の学部について

国立大学法人「小樽商科大学」の学部は「商学部」で、4つの学科に分かれています。

1)経済学科
2)商学科
3)企業法学科
4)社会情報学科

国立大学法人「小樽商科大学」大学院について

国立大学法人「小樽商科大学」の大学院は、「大学院商学研究科」で、「アントレプレナーシップ専攻」と「現代商学専攻」とに分かれています。

国立大学法人「小樽商科大学」の財務状況について

平成29年度の、国立大学法人「小樽商科大学」の収入は、32億7,200万円でした。

その主な内訳は、運営費交付金、授業料・入学料および検定料、産学連携等研究収入および寄付金収入などです。

参考URL:http://www.otaru-uc.ac.jp/info/4kessanhoukoku_29.pdf

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「小樽商科大学」は、大学の全学生が教授達と接触する機会のあるゼミを通じた双方向教育を特徴とする国立大学です。

ちなみに、国立大学法人「小樽商科大学」出身の有名人は、小林 多喜二さん、伊藤 整さんなどがいらっしゃいます。

国立大学法人「小樽商科大学」のウェブサイトのURL

http://www.otaru-uc.ac.jp/

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本記事は、2019年4月13日時点調査または公開された情報です。
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