MENU

国立大学法人「北海道大学」の基本情報 – 旧帝大のひとつ

当ページのリンクには広告が含まれています。


目次

はじめに

国立大学法人「北海道大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、北海道札幌市にあり、1918年(大正7年)に設置された国立大学です。

国立大学法人「北海道大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、57~70程度のようです。

今回は国立大学法人「北海道大学」に関する基本的な情報について解説します。

国立大学法人「北海道大学」の沿革について

国立大学法人「北海道大学」の沿革は、「マサチューセッツ農科大学」の学長「W.S.クラーク」が「札幌農学校」の教頭として札幌に到着した1876年(明治9年)まで遡ります。

この年の8月に「札幌農学校」の開校式が挙行され、1894年(明治27年)まで「調所 広丈」を始めとする4人が歴代の校長を務めました。

その後、1907年(明治40年)に「東北帝国大学」が設置されると、「札幌農学校」は「東北帝国大学農科大学」となり、1918年(大正7年)には、「北海道帝国大学農科大学」となり、翌年には、「農科大学」を改称して農学部が設置されました。

さらに、「北海道帝国大学」には、1924年(大正13年)には工学部が、1930年(昭和5年)には理学部が、1947年(昭和22年)には法学部が設置され、同年10月に「北海道大学」と改称され、1949年(昭和24年)に新制「北海道大学」として各学部が設置されました。

国立大学法人「北海道大学」の理念・スローガンについて

国立大学法人「北海道大学」の理念・スローガンは、下記の4つです。

1)フロンティア精神
2)国際性の滋養
3)全人教育
4)実学の重視

国立大学法人「北海道大学」は、この4つの基本理念のもと、それぞれに長期的な目標を掲げています。

フロンティア精神

国立大学法人「北海道大学」は、「学問の自由」を基礎として創造性に富んだ研究を推進し、研究教育機能を発展させ人類史的な課題に対応できる世界水準の研究を推進する。


国際性の滋養

国立大学法人「北海道大学」は、学生・教職員の国際性を高め、海外留学・研修の機会を拡大し、外国人研究者・留学生を積極的に受け入れ、文化的・社会的交流を促進する。

全人教育

国立大学法人「北海道大学」は、幅広い人間教育によって自由・自主独立の精神と自立的な個の確立を高め、社会の求めに対応できる基盤的な能力を育成する。

実学の重視

国立大学法人「北海道大学」は、産学官の連携協働を拡大した成果を世界に還元し、大学院での高度な専門家・職業人の育成と社会人教育の充実を目指す。

国立大学法人「北海道大学」の学章・校歌について

学章について

国立大学法人「北海道大学」の学章は、1950年(昭和25年)の公募による入選作に創設120周年を機に修正が加えられ、1996年(平成8年)に正式に制定されました。

この学章は、国立大学法人「北海道大学」の構内に自生する多年草「エンレイソウ」を図案化したデザインで、花弁、がく片で構成された6つの方角(東・西・南・北・天・地)への広がりは、大学から日本や世界へ向けた情報発信の意味が込められています。

なお、国立大学法人「北海道大学」には、この学章のほかに、2006年(平成18年)に広報活動の一環として大学のブランドイメージを高めるため、大学の位置を中心に130度回転させた軌跡をデザイン化したコミュニケーションマークが制定されました。

校歌について

国立大学法人「北海道大学」の校歌は、「永遠の幸(とこしえのさち)」で、作詞は、「有島 武郎」さん、作曲は、「ジョージ・F・ルート」によって創作されました。

この校歌の原曲は、「Tramp Tramp! Tramp!」で、1863年(文久3年)に「ジョージ・F・ルート」によって作曲されており、アメリカ合衆国の南北戦争時代に北軍・南軍に歌われ、アイルランドでも歌詞を変えて歌われていました。

このような経緯を持つ国立大学法人「北海道大学」の原曲は、南北戦争後、日本の作曲家である「納所 弁次郎」によって国立大学法人「北海道大学」の校歌として選曲されたと言われています。

国立大学法人「北海道大学」の総長について

現在の国立大学法人「北海道大学」の総長は、「名和 豊春(なわ とよはる)」さんです。

「名和 豊春」さんの経歴は、1980年に北海道大学大学院工学研究科建築工学専攻修士課程を修了、同年に(現)太平洋セメント株式会社の中央研究所に就任、1992年(平成4年)に東京工業大学工学博士を取得、1997年に北海道大学大学院工業研究科助教授に就任、2004年(平成16年)に同大学の教授に就任しました。

その後、2007年(平成19年)に独立行政法人日本学術振興会学術システム研究センター研究院に就任、2010年に北海道大学教育研究評議会評議員・大学院工学研究院福研究院長に就任、2014年(平成26年)に同大学研究院長・工学院長・工学部長に就任した後、2017年(平成29年)に国立大学法人「北海道大学」総長に就任しました。

総長の「名和 豊春」さんは、大学構成員が国立大学法人「北海道大学」の基本理念でもある「フロンティア精神」のもとに協働し、「独立心と自律心を持った豊かな北海道大学」を創設することに力を注いでいます。

ちなみに、「名和 豊春」さんは、国立大学法人「北海道大学」の第19代目の学長です。

国立大学法人「北海道大学」の本拠地・キャンパスについて

国立大学法人「北海道大学」には、本拠地(本部キャンパス)を含め、2つのキャンパス「札幌キャンパス」「函館キャンパス」があります。


札幌キャンパス

国立大学法人「北海道大学」の「札幌キャンパス」には、全学部と水産化学院・水産化学研究院を除く大学院全研究科があります。

このほかに、附属図書館、総合博物館、百年記念会館、遺伝子病制御研究所、国際教育研究センター、グリーンナノテクノロジー研究センターなどが置かれています。

なお、「札幌キャンパス」は、北海道札幌市にあり、最寄り駅は、「札幌駅」です。

函館キャンパス

国立大学法人「北海道大学」の「函館キャンパス」には、水産科学館、実験研究棟、図書館、厚生会館などがあります。

この「函館キャンパス」は、北海道函館市にあり、最寄り駅は、JR線「五稜郭駅」または市電「五稜郭公園駅」です。

国立大学法人「北海道大学」の教職員数について

国立大学法人「北海道大学」の教職員数の総数は、6,036人で、このうち職員数は、3,974人で、教員数は、2,062人です。

教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。

> 国立大学法人「北海道大学」の教職員数
参考URL https://www.hokudai.ac.jp/introduction/30gaiyou_0705.pdf

国立大学法人「北海道大学」の学生数について

国立大学法人「北海道大学」の平成30年の学生数は、学部学生数は、11,933名(外国人学生を含む。)で、大学院学生数は、6,586名(外国人学生を含む。)です。

参考URL https://www.hokudai.ac.jp/introduction/30gaiyou_0705.pdf

国立大学法人「北海道大学」の学部について

国立大学法人「北海道大学」には、12の学部があります。

1)文学部
2)法学部
3)教育学部
4)経済学部
5)医学部
6)歯学部
7)獣医学部
8)農学部
9)工学部
10)薬学部
11)理学部
12)水産学部

国立大学法人「北海道大学」大学院について

国立大学法人「北海道大学」の大学院は、下記の通り、19あります。

1)文学研究科
2)法学研究科
3)教育学院・教育学研究院
4)経済学院・経済学研究院
5)国際公法メディア・観光学科
6)メディア・コミュニケーション研究院
7)医学院・医学研究院
8)保健科学院
9)歯学院・歯学研究院
10)獣医学院・獣医学研究院
11)農学院・農学研究院
12)生命科学院・先端生命科学研究院
13)工学院・工学研究院
14)情報科学研究科
15)環境科学院・地球環境科学研究院
16)薬学研究院
17)理学院・理学研究院
18)総合科学院
19)水産化学院・水産科学研究院

国立大学法人「北海道大学」の財務状況について

平成29年度の、国立大学法人「北海道大学」の収入は、965億3,100万円でした。

その主な内訳は、運営費交付金、附属病院収入、産学連携等研究収入および寄付金収入などです。

参考URL:https://www.hokudai.ac.jp/pr/29kessannhoukokusyo.pdf

まとめ

いかがでしたか?

国立大学法人「北海道大学」は、東京ドーム約38個分もある広大なキャンパスや豊かな自然環境と、1年次の成績で学部移行のできる総合入試を特徴とする国立大学です。


ちなみに、国立大学法人「北海道大学」出身の有名人は、登山家の三浦 雄一郎さん、小説家の渡辺 淳一さん、宇宙飛行士の毛利 衛さんなどがいらっしゃいます。

国立大学法人「北海道大学」のウェブサイトのURL

北海道大学
北海道大学 北海道大学の公式ウェブサイトです。北海道大学の組織や機構の紹介をはじめ、学部、大学院、研究所等のご案内、イベント情報やキャンパスの最新情報などを掲載しています。

そのほかの「国立大学法人」の基本情報はこちらです。

国立大学に関する記事一覧

本記事は、2019年4月16日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

国立大学法人等職員を知るために最初に読んでほしいページ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

コメント

コメントする

目次