はじめに
国立大学法人「名古屋大学」は、本拠地(大学本部/キャンパス)は、愛知県名古屋市にあり、1939年(昭和14年)に設置された国立大学です。
国立大学法人「名古屋大学」の入試の偏差値は、学部によって変わりますが、59~72程度のようです。
今回は国立大学法人「名古屋大学」に関する基本的な情報について解説します。
国立大学法人「名古屋大学」の沿革について
国立大学法人「名古屋大学」の沿革は、その前身の1つである仮病院 仮医学校が開設された1871年(明治4年)まで遡ります。
この後、下記の通り、「13」の機関が国立大学法人「名古屋大学」の前身となりました。
1)義病院
2)愛知県病院
3)公立医学講習場 公立医学所
4)公立医学校
5)愛知医学校
6)愛知県立医学校
7)医学県立医学専門学校
8)第八高等学校
9)愛知医学大学
10)名古屋医科大学
11)名古屋帝国大学
12)名古屋工業経営専門学校
13)岡崎高等師範学校
1949年(昭和24年)、これらの教育機関が包括され、新制「名古屋大学」が発足されました。
国立大学法人「名古屋大学」の理念・スローガンについて
国立大学法人「名古屋大学」の理念・スローガンは、「自由闊達な学風の下、人間と社会と自然に関する研究と教育を通じて人々の幸福に貢献すること」です。
この理念のもと、国立大学法人「名古屋大学」は、4つの分野「研究と教育」「社会的貢献」「研究教育体制」「大学運営」について、基本方針を掲げました。
研究と教育
1)創造的な研究活動によって真理を研究し、知的成果を生み出す。
2)教育を実践するにあたって自発性を重視し、論理的市応力と想像力に富んだ知識人を育成する。
社会的貢献
1)学術研究と人材の育成により、人類の福祉・文化の発展および世界の産業に貢献する。
2)地域社会の特性を生かし、学術研究活動を通じて地域の発展に貢献する。
3)世界・アジア諸国との交流に貢献するため、国際的な学術連携と留学生の教育を推進する。
研究教育体制
1)人文や社会・自然などの諸現象について俯瞰した立場で研究し、現代の諸課題を解決する。
2)新しい価値観や知識体験を創出するため、研究体制を整備・充実させる。
3)知的財産を発展させる教育体制を整備し、革新的な教育活動を推進する。
4)研究活動・教育実践・管理運営に関する主体的な点検・評価を行い、他者からの批判・評価を受け入れて開かれた大学を目指す。
国立大学法人「名古屋大学」の学章・校歌について
学章について
国立大学法人「名古屋大学」の学章は、1953年(昭和28年)に開学記念行事として募集・選定された通商「シャチバッジ」でしたが、デザイン的な評判はあまりよくありませんでした。
そこで、1958年の学内公募によって選ばれた「北川 英之」さんの作品を元に、「NUバッジ」が作成されました。
さらに、大学の国際化に伴い、「NUバッジ」は情報発信力の強化を図るためにリデザインされ、1998年(平成10年)に公式な学章として定められました。
その後、2005年(平成17年)には「NU」図案のサイズや文字の傾き具合なども決められました。
この学章は、デザイン中の緑色部分が「濃は不屈・永遠を表し、緑は若さを表す」ことから、視覚イメージを統一するため、色が指定されています。
なお、国立大学法人「名古屋大学」では、この校歌のほかに、応援歌「天にとどろく」や第八高等学校寮歌「伊吹おろし」が歌われています。
国立大学法人「名古屋大学」の学長(総長)について
現在の国立大学法人「名古屋大学」の学長(総長)は、「松尾 清一(まつお せいいち)」さんです。
「松尾 清一」さんの経歴は、1981年(昭和56年)に名古屋大学の医学博士を取得、その翌年に米国ニューヨーク州立大学研究員に就任、1986年に名古屋大学医学部附属病院助手に就任しました。
その後、2002年(平成14年)に名古屋大学大学院医学研究科教授に就任、2007年に名古屋大学医学部附属病院長に就任、2012年(平成26年)に名古屋大学学術研究・産学官連携推進本部長に就任した後、2015年(平成27年)に国立大学法人「名古屋大学」の総長に就任しました。
座右の銘は、「練習千日、勝負一瞬」です。
学長(総長)の「松尾 清一」さんは、未来志向の大学である国立大学法人「名古屋大学」が社会との連携事業を展開し、今後の日本と世界をつくることができるよう力を注いでいます。
なお、「松尾 清一」さんは、国立大学法人「名古屋大学」の第14代目の学長です。
国立大学法人「名古屋大学」の本拠地・キャンパスについて
国立大学法人「名古屋大学」には、本拠地(本部キャンパス)を含め、3つのキャンパス「東山キャンパス」「舞鶴キャンパス」「大幸キャンパス」があります。
東山キャンパス
国立大学法人「名古屋大学」の「東山キャンパス」には、文学部、教育学部、法学部、経済学部、情報学部、理学部、工学部、農学部、人文学研究科、教育発達科学研究科、法学研究科、経済学研究科、理学研究科、工学研究科、生命農学研究科、国際開発研究科、多元数理科学研究科、環境学研究科、情報学研究科があります。
このほかに、豊田講堂、附属図書館、古川記念館、赤﨑記念研究館、環境医学研究所などが置かれています。
なお、「東山キャンパス」は、愛知県名古屋市にあり、最寄り駅は、「名古屋大学駅」です。
舞鶴キャンパス
国立大学法人「名古屋大学」の「舞鶴キャンパス」には、医学部医学科、医学系研究科があります。
このほかに、附属図書館、鶴友会館、附属医学教育研究支援センターなどが置かれています。
なお、「舞鶴キャンパス」は、愛知県名古屋市にあり、最寄り駅は、「舞鶴駅」です。
大幸キャンパス
国立大学法人「名古屋大学」の「大幸キャンパス」には、医学部保健学科、医学系研究科があります。
このほかに、大幸医療センター、エネルギーセンター、厚生会館などが置かれています。
なお、「大幸キャンパス」は、愛知県名古屋市にあり、最寄り駅は、「ナゴヤドーム前矢田駅」です。
国立大学法人「名古屋大学」の教職員数について
国立大学法人「名古屋大学」の教職員数の総数は、5,684人で、このうち職員数は、3,957人で、教員数は、1,727人です。
教職員採用に関する情報は、下記ページをご覧ください。
> 国立大学法人「名古屋大学」の教職員数
http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/upload_images/syokuinnsuu2018.pdf
国立大学法人「名古屋大学」の学生数について
国立大学法人「名古屋大学」の○○年の学生数は、学部学生数は、10,121名(外国人学生 を含む。)で、大学院学生数は、6,318名(外国人学生を含む。)です。
参考:http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/upload_images/gakuseisuu2018.pdf
国立大学法人「名古屋大学」の学部について
国立大学法人「名古屋大学」には 9つの学部があります。
1)文学部
2)教育学部
3)法学部
4)経済学部
5)情報学部学部
6)理学部
7)医学部
8)工学部
9)農学部
国立大学法人「名古屋大学」大学院について
国立大学法人「名古屋大学」の大学院は、下記の通り、合わせて「11」あります。
1)人文学研究科
2)教育発達科学研究科
3)法学研究科
4)経済学研究科
5)理学研究科
6)工学研究科
7)生命農学研究科
8)国際開発研究科
9)多元数理科学研究科
10)環境学研究科
11)情報学研究科
国立大学法人「名古屋大学」の財務状況について
平成29年度の、国立大学法人「名古屋大学」の収入は、約721億300万円でした。
その主な内訳は、附属病院収入、運営費交付金、産学連携等研究収入および寄付金収入などです。
参考URL:http://www.nagoya-u.ac.jp/about-nu/upload_images/c284f027c75b889fc88228a02a31c27a_1.pdf
まとめ
いかがでしたか?
国立大学法人「名古屋大学」は、6人のノーベル賞受賞者を輩出し、屈指のアジア・ネットワークと女性の活躍推進を特徴とする国立大学です。
ちなみに、国立大学法人「名古屋大学」出身の有名人は、森 博嗣さん、天野 浩さん、小林 誠さんなどがいらっしゃいます。
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