「大阪府」にある私立大学で働く「大学教員」の仕事内容・給料レポート

現役もしくは元・公務員へのキャリア・アンケートです。

今回は、「大阪府」にある私立大学で働く「大学教員」(男性)に回答いただきました。

仕事内容、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてアンケートしたものを編集して掲載しています。

はじめに

「大阪府」にある私立大学で働く「大学教員(男性)」によるキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール

公務員としての職業・勤務先:大学教員 / 大阪府にある私立大学
性別:男性
雇用体系:常勤
所有資格:自動車運転免許

「大学教員」を目指した理由

私の父親は大学の教員をしており、大学や研究というものが子供のころから身近にありました。小学校の卒業論文には(分野は違いますが)研究者になりたいと書いています。大学に入ってからは就職活動もし内定をもらったりもしましたが、自分が一体何をしたいのかということを考えた時に、自分で決めて、自分が知りたい、やりたいと思うことができる職に就きたいと考えるようになりました。

もちろん、今までに誰も明らかにしていないことを自分が実験をして解明し、社会の役に立ちたいという希望や、今まで自分が学んできたことを後進に伝えたいという気持ちからこの職に就くことを目指しました。

「大学教員」仕事内容について

私立大学の教員の仕事は多岐にわたります。もちろん役職等によって大幅に変わってきますが、今年の私の仕事を例にとって紹介させて頂きます。

まずは講義、実習です。平均して週に2コマ(1コマ90分)が半期で15回あります。最近は双方向交流型(アクティブラーニング)が導入されていますので、講義内容や方法もどんどん刷新する必要があります。それ以外にセミナーや実習がそれぞれ週に1コマずつ、大学院の講義が週に1コマ(90分)あります。他の先生方はそれ以外に集中講義などを受け持たれています。

次に研究についてです。自分に興味のあるものをメインに据えて、学科単位で必要なもの、共同研究などいろいろなプロジェクトを並行して進めます。これに学生や大学院生の指導が重なります。研究成果は学会発表や論文、プレスリリースとして発表し社会に還元する必要があります。また、研究に使用する資金を獲得するための申請書も作成しなければなりません。それに合わせて報告書や獲得した予算の使用書なども必要となります。

学生指導についてです。学生が学校になじめているか、何か問題を抱えていないかどうかを教員間で共有し、問題解決にあたります。担任、あるいは所属する研究室の教員が中心となって、面談などを行うことによって解決を図ります。

大学を運営するために、教務や、予算、就職、研究実行、倫理、ハラスメント等の様々な委員会があり、教員がそれぞれ担当します。委員会を開いて問題を共有し解決することを目指します。また、事務と連携して学部や学会の運営を行います。

「大学教員」の1日の仕事の流れ

7時30分:出勤
8時:到着 メール、研究室、実験動物のチェック
9時−10時30分:講義
10時30分ー12時:講義
12時:昼食 講義の準備
13時−14時30分:講義
15時:学生と研究打ち合わせ
16時:教員と研究打ち合わせ
18時:次週の講義の準備
19時:執筆中の書籍の原稿の作成
20時:申請する予定の研究助成金申請書の作成
21時:帰宅 講義があるときはその講義を中心に予定を立てていきます。
講義の無い日は、講義資料の作成や委員会資料の作成等を行います。また、自分自身でも実験を行いたいため、その時間を確保することもあります。ですので、大学の教員は毎日全く違ったスケジュールで動いています。通常業務等が無ければそのスケジュールは自分の裁量で自由に決めることができます。場合によっては日付をまたいだりすることもあります。

「大学教員」の給料・残業・有給休暇について

月給40万円(残業代はありません)、ボーナス100万円で、年収は大体600万円ほどです。残業という概念は無く、フレックスタイムですので必要な分だけ自分で考えて働くことになります。

講義や実習などの業務が無ければ有給休暇を取得することも可能です。オープンキャンパスや入試業務、学会もありますので土曜日日曜日祝日がカレンダー通り必ず休みということはありません。

この仕事で、働いているときに困ったこと

今の大学は任期付きのポストばかりです。まずは任期の内ポジションに付かないと、安定して研究や教育に携わることができません。さらに、自分の研究テーマを主体的に行うためには独立したポジションに付く必要があります。

それまではどこかの研究室に所属するわけですが、そこの責任者の方針に従わなくてはならないので、自由に自分のやりたい研究ができるわけではありません。次の就職先を探すためには、研究業績や教育歴が必要になってきますので、周りの人々と協力して仕事を行っていく必要があります。

この仕事や職場でよかったこと

研究テーマや講義内容については、自分の裁量で決めることが可能です。ですので、自分で工夫すればどんどん改善していくことも出来ます。また、学生に対しては自分が学んできたことを学問だけではなく、研究に対する姿勢という形で還元していくことができます。そこから学生がいろいろと学んでくれることは、教員としては大変やりがいを感じます。

大規模な大学であるほど経営基盤も安定していますので福利厚生も充実しています。ただ、教育機関ですので、特に私立大学は国公立大学とは異なり、それぞれの教育理念にのっとった大学運営、学生教育、研究を行っていかなくてはなりません。

「大学教員」の仕事エピソード

大変なことは、人間関係です。研究室に所属すると会社とは違い、少人数で業務を行っていくことになります。そうすると、人間関係が難しくなってしまうと部署を移動する、ということも関連部署に相談するということも出来ず、職場そのものを異動することになってしまいます。研究を遂行する能力や、講義をする知識も大切ですが、同僚や学生と円満な関係を作っていくことが大切な要素の一つであると言えます。

良かったことは、自分の研究業績が論文や学会などの目に見える形で評価され、国内外の研究者と交流できた時です。また、講義や実習を通して学生が成長していることを感じるとやはりとても嬉しいです。

「大学教員」の職場恋愛について

職場内の恋愛は、教員同士、あるいは教員と事務職員の恋愛、結婚というのは多いです。また、もちろん卒業した後にですが、教員と学生の恋愛、結婚という例も何件か見たことがあります。

後は、院生時代に結婚しそのまま夫婦でがんばっている方たちも良く見られます。学会や研究会などで出会い、お付き合いから結婚されている教員の方々もいますので、出会いの形は様々なのです。大変忙しい職ですが、自分の裁量でやりたいように仕事をしている人が多いので、時間のやりくりも上手な方が多いです。

まとめ ー「大学教員」を目指す方へメッセージ

大学の教員は目に見えない部分の仕事もとても多いです。ですが、それを上手く自分で処理できれば自分のやりたいことを実現できるやりがいのある仕事です。ぜひ一緒に研究と教育をしていきましょう!

本記事は、2020年4月20日時点調査または公開された情報です。
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