※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。
はじめに
今回ご紹介する公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」は、神奈川県川崎市(向ヶ丘遊園駅近く)にあり、1999年(平成11年)に開館された公立美術館で、収蔵作品数は、1779点と公表されています。
今回は、公務員として働く「学芸員」向けに公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」に関する基本的な情報についてご紹介します。
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の沿革について
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の沿革についてご紹介します。
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」は、1991年(平成3年)に岡本太郎氏の所有する主要作品352点が寄贈され、美術館建設が決定、1992年に「仮称岡本記念館建設構想委員会」が設置されました。
1993年に岡本太郎氏の所有する主要作品1427点が追加寄贈され、「仮称岡本記念館建設基本計画策定委員会」が設置、「仮称岡本太郎美術館建設委員会」が設置、1996年に岡本太郎氏が逝去(享年84歳)、美術館建設工事が着工されました。
1997年に展示工事、シンボルタワー「母の塔」工事が着工、1999年(平成11年)に川崎市岡本太郎美術館が開館されました。
なお、2003年に入館者数30万人を達成、2007年に入館者数60万人を達成、2009年に開館10周年を迎え、2011年に入館者数90万人を達成、岡本太郎生誕100年誕生日記念イベントを開催、2012年に入館者数100万人を達成、2018年(平成30年)に入館者数150万人を達成しています。
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の概要について
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」は、川崎市が運営する公立の美術館です。
神奈川県川崎市にあり、広さ4,993平方メートル、収蔵資料は1,779点で、常勤役職員が平成29年度現在で6名です。
また、29年度の来館者数は、144万9,010人です。
参考URL:http://www.taromuseum.jp/aboutmuseum/report29.pdf
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の施設・展示について
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」には、高さ30メートルのシンボルタワー「母の塔」があります。
この「母の塔」は、下記の3つをイメージして原型に忠実に再現・製作されました。
1)大地に深く根ざした巨木のたくましさ
2)ゆたかでふくよかな母のやさしさ
3)天空に向かって燃えさかる永遠の生命
展示は、「常設展示室」と「企画展示室」で行われており、常設展は2019年10月18日(金)まで工事のため、休室しています。
現在、行われている企画展は、下記の通りです。
企画展
展覧会:「岡本太郎美術館20周年記念/これまでの企画展みんな見せます!/前期:岡本太郎・陽門時代から現代へ」
会期2019年7月13日(土)~10月14日(月・祝)
主催:川崎市岡本太郎美術館、岡本太郎記念館、東京国立近代美術館、川崎市市民ミュージアム、中村正義の美術館、昭和女子大学
協力:光葉博物館、井戸尻考古館、ワンダーアートプロダクション、特定非営利活動法人熱帯森林保護団体、早稲田大学、廣村デザイン事務所、二子流東京鬼剣舞
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」のシンボルマークについて
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」のシンボルマークは、「太陽の塔」の顔です。
このマークは、複数ある「岡本 太郎」さんが描いた顔の作品から、「岡本 太郎」さんの養女にあたる「岡本 敏子」さんが選定しました。
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の館長について
現在の公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の館長は、「北條 秀衛(ほうじょう ひでもり)」さんです。
「北條 秀衛」さんの経歴は、2006年(平成18年)に川崎市文化財団の副理事長に就任、2011年に同理事長を務めた後、2012年に川崎市岡本太郎美術館の館長に就任しました。
なお、「北條 秀衛」さんが、公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の何代目の館長であるかについては、確認できませんでした。
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」のアクセス・開館時間・休館日について
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」は、神奈川県川崎市にあり、最寄り駅は、向ヶ丘遊園駅です。
開館時間は、9:30~17:00です。
休館日は、月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日です。
詳細な情報については、公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」のホームページなどをご確認ください。
参考URL:http://www.taromuseum.jp/useguide/hoursadmission.html
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の入館料について
入館料は、展覧会ごとに異なります。
2019年7月13日(土)~10月14日(月・祝)の期間は、下記の通りです。
企画展示普通入館者は、一般は1000円、高・大学生・65歳以上は800円、団体入館者は、一般は800円、高・大学生・65歳以上は640円です。
なお、中学生以下、身体・精神障がい者・戦争病者・被爆者の方と介護者1名は無料です。
詳細な情報については、公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」のホームページなどをご確認ください。
参考URL:http://www.taromuseum.jp/useguide/hoursadmission.html
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の職員数について
平成29年度の公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の職員数は、13名です。
参考URL:http://www.taromuseum.jp/aboutmuseum/report29.pdf
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の採用情報について
現在は募集がなく、2019年3月には学芸員1名の募集がありました。
参考URL:https://www.museum.or.jp/modules/gakugeiin/index.php?controller=dtl&ctg=2&theme=2&id=4492
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の財務状況について
平成29年度の、公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」の運営費は、2,872万8,000円でした。
その主な内訳は、観覧料、イベント収入などです。
参考URL:http://www.taromuseum.jp/aboutmuseum/report29.pdf
まとめ
いかがでしたか?
公立美術館「川崎市岡本太郎美術館」は、岡本太郎さんが川崎市に寄贈した作品を収蔵している美術館です。
コメント
コメント一覧 (1件)
もともと興味のある美術館だったのですが、来場者側だけではなく、内側で働いている方の情報はとても興味深かったです。
もう少し、仕事内容や実際に仕事されている様子などが知りたいと思いました。