「大学付属博物館」に嘱託で働く「歴史系学芸員」の仕事内容・給料レポート

「大学付属博物館」嘱託で働く「学芸員」(歴史系)のキャリアレポートです。

今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

「大学付属博物館」で働く「学芸員」(歴史系)のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール

職業・勤務先:学芸員 / 大学付属博物館
性別:女性
雇用体系:嘱託
所有資格:博物館学芸員資格(歴史系)

「歴史系学芸員」を目指した理由

小・中学生のころから歴史に興味がありました。高校に入っても他に特に進みたい道がなかったので、 学芸員の資格が取れる共学の大学を志望しました。

嘱託で働く「歴史系学芸員」の仕事内容について

私が働いていたのは20年前で嘱託だったので、今とは違うかもしれませんが、当時博物館事務室には学芸員さんと一般の事務の方がいて、事務のお手伝いをしながら学芸員さんの仕事の補助もするといった感じでした。

事務的な仕事は、朝はまず開館前の掃除とお茶入れ(お茶くみは今は時代的にないかもしれまんね) 郵便物チェックと、受け入れ図書の登録、博物館の資料の整理・貸出、電話対応、受付業務、図録の販売、来場者が質問をしてきたときの学芸員さんへの取次ぎ、特別講座が開設されたときの資料作り、博物館便りの作成、許可証の作成事務が主な仕事でした。

一般の会社で言えば、総合職ではなくて一般職的なことが強かったと思います。展示解説は小中学生や一般の方だと、私が担当していました。専門職の方の時には学芸員さんでした。 特別展がある時は、資料の展示もしましたが、主だった企画は学芸員の人がするので、学芸員さんのお手伝い的な役割でした。

嘱託で働く「歴史系学芸員」の1日の仕事の流れ

7時半 電車通勤
8時半 博物館着
~10時 掃除 お茶出し、開館準備

午前中 郵便物チェック 受け入れ図書の登録、博物館の資料の整理・貸出、電話対応、受付業務、図録の販売、来場者が質問をしてきたときの学芸員さんへの取次ぎ、特別講座が開設されたときの資料作りなど、その日によって仕事は違います。

一日研究に追われているというよりは、学芸員さんや事務の方の雑務のお手伝い的な仕事を担当するのが嘱託の仕事でした。 他館への書物の発送業務の時は、それだけで一日がかりになりました。

日によって業務内容は違います。 団体見学があった時などは、団体見学の解説していました。 9時~17時まで開館でした。

閉館後の残業は、印刷物の期限があるとき、特別講座の開催の時くらいでした。嘱託だったので、基本、定刻で帰してもらっていました。

嘱託契約の「学芸員」の給料・残業・有給休暇について

嘱託だったので、ちょっとよく覚えていないのですが、月に10万ちょっとしかもらってません。残業手当は出ていたと思います。

年収は130万を超えていたため扶養範囲を超えてしまうので、結婚を機に辞めることにしました。

学芸員として働いているときに困ったこと

好きな歴史の仕事で、たまたま空きがあって嘱託の仕事をしていましたが、収入の面ではバイトと同じでした。ここで、論文を書いたり地方の博物館や教育委員会への正職員の仕事に就く人もいました。

あとは、その学会では著名な方が多いので癖のある人が多く、先生の扱いには気を付けなければいけませんでした。学芸員さんも人によってはプライドが高く、一般常識のない人が多いので、小間使いのような普通では考えられないような仕事をしなければならないこともありました。

この仕事や職場でよかったこと

一般の来館者であれば、ガラスケースの中に入っていて直接触れることはできません。そういう資料の数々を、自分自身の手で間近で検証し、展示出来たことです。

あとは残業時間が少なかったので、私はあまり体力に自信がありませんでしたが、同じ嘱託の方には、5時で終わった後に趣味で続けているスポーツの活動に参加している人がいました。 好きなことを仕事にするのは、苦しさもありますがそれでお金をもらえているという環境自体が恵まれていると思ってました。

「歴史系学芸員」の仕事エピソード

感動したのは、一度だけ、新発見の資料を見る機会に恵まれたことです。このようなことも、この業界にいないとなかなか味わえないことです。世の中で自分とその学芸員さんと、その時はよその資料だったのですが、広い世界中で自分達3人しか知らないものが、今目の前にあるのです。江戸時代の、屋敷跡の絵図で地味な資料ではありましたが、高揚感はありました。こういうことが、この仕事の醍醐味だと思います。

失敗は数々あります。特に私はその博物館の学閥と違う所から採用されたので、ある有名な先生が私一人の時にお名前を聞いてしまいました。「今度の嘱託の子は、俺の名前も知らないのか」とあとからクレームが来たそうです。

「学芸員」の職場恋愛について

職場恋愛は多いです。私の博物館にはいくつかの部署があって、他の博物館の嘱託職員さんは学芸員さんと結婚しました。他にも、後輩は、他の部署の嘱託の子と付き合っていました。

正職員になると一般事務の人との交流もありますから、そこでの職場恋愛率はかなり高いと思います。高収入ですし、特に男性はほおっておかれない場合が多いのではないでしょうか。 職場内というのではなくても、学会内でとか他の博物館の方との交流の中で結婚された方も何組か知っています。

まとめ – 「学芸員」を目指す方へメッセージ

好きなことを仕事にすることは、苦しさもありますが、楽しさもあります。頑張ってください。

本記事は、2020年5月7日時点調査または公開された情報です。
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