月給20万円、「博物館」で働く非常勤学芸員の仕事内容・給料レポート

「博物館」で働く「学芸員」のキャリアレポートです。

今回は、その仕事内容や一日のスケジュール、年収(給料・ボーナス)や残業状況・職場恋愛などについてインタビューしたものを編集して掲載します。

はじめに

博物館で働く非常勤契約の「学芸員」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール

職業・勤務先:学芸員 / 博物館
性別:女性
雇用体系:非常勤
所有資格:学芸員資格

「学芸員」を目指した理由

そんなに興味があったわけではないのだけれど、大学卒業と同時に資格を取得する事ができたので、非常勤の募集があった時に働く事にしました。 資格が役に立ち、良かったです。

「学芸員」の仕事内容について

非常勤ということもあり、仕事内容は常勤の先輩方の補佐的な仕事が多かったです。常設展示の部分の清掃や展示に伴い危険個所がないかのチェック。湿気や温度のチェックと展示物の状態の確認もしました。

開館時間になると日によって割り当て区分があり、来場者の案内と説明が必要なお客様への対応などもしました。 子供に対してのワークショップがあるときはそちらの対応をしていました。 ワークショップのための準備、学校や公民館などに、置いてもらうイベントのチラシの作成。イベントに必要な物の発注、また手作りで作るものも多かったので、準備全般を常勤の方と共に行いました。

イベント当日は子供達と一緒にものづくりを行うのですが、それが結構大変で、できる子、できない子、小さい子もいたりするので、なかなか思うように進まない事もありました。そんな時は少しだけそっとお手伝いして、全体が時間内にスムーズに進むよう配慮して行いました。準備もあり大変でしたが、楽しくもありました。

「学芸員」の1日の仕事の流れ

よくある仕事の流れは、私の場合非常勤で毎週土日は必ず勤務でした。なのでイベントに関する業務が日常的にありました。

8:30に家を出て車で出勤しました。
9:00に職場に入り、清掃のおじさんが行わない部分の掃除や、イベントの準備の最終チェックなどを行います。

予約制でのイベントの時は予約人数と イベントで作成する物の数などのチェックを行います。 そうこうしてるうちに開館時間です。

来場者が入り始めだいたい10:30頃から1回目のイベントが始まります。 メインの進行は常勤の先輩が行います。 私は補佐的に全体を見て、遅れた子がいないか、足りないものがないか気をつけながら進めていきました。

無事イベントが終了したら、簡単に片付けをすると12:00頃になります。 そしてお昼休憩を1時間とったあと、 2回目の午後の部の準備をして大体14::00ころからもう一度イベントをします。

そして後片付けと、事務作業をして17:00に閉館します。 その後1時間程細々とした事をして終業です。

「学芸員」の給料・残業・有給休暇について

非常勤だったので月給20万でボーナスは無かったです。公務員でもなかったので金銭的な対応は良くなくて、結局長く勤めるに至りませんでした。
有給休暇はありましたので、とった事あります。 残業がなかった事はとても良かったです。

この仕事で、働いているときに困ったこと

ここ直した方がいいな、と思っても立場が弱くなかなか意見が通せなくて、歯がゆい思いをしました。私のすぐ上の先輩が、上司との折り合いが悪かったので、私は両者の板挟みになる事が多くて困りました。

先輩に言われた事をやっていると上司から違うと指摘される事もしばしばで、相談出来る人が居なくて困ってしまいました。そのうちに私が両者の伝言板代わりになってしまって、そんなにお給料をもらってるわけではないのに、見合わない気がして退職しました。

この仕事や職場でよかったこと

恵まれていた点は残業がなかった事です。 あと、子供が大好きだったので、主にイベント業務に携わる事ができた事が楽しく仕事ができた要因だったと思います。 色んなものを作ったり、時には折り紙を使ってちょっと難しいものにも挑戦しました。出来上がると子供達はとても喜んでくれたので、私もやりがいを感じました。

あとは、休憩時間は交代でしっかりとれたり、有給休暇もとることが出来たので、平日に旅行など行く事が出来ました。

「学芸員」の仕事エピソード

やはり、子供たちとの関わりが1番楽しく感動しました。 イベントで、縄文土器を作ろうというのがありました。 沢山の子供達が集まってくれ、みんなこねこね、一生懸命土器の見本を見ながら完成させました。焼く作業はお預かりして業者に頼みましたが、後日に出来上がった土器を子供達が取りに来てくれ、作品を見た時、ホンモノの縄文土器だー!と感動してくれました。

博物館のガラスケースの中でしか見れないものが 実際に自分で作れたというのがとても嬉しかったと、感想を聞かせてくれて、私もやりがいを感じ本当にやってて良かったと思いました。

「学芸員」の職場恋愛について

博物館の中での恋愛・結婚というよりは 公務員の繋がりで時々飲み会などがあり、公務員同士の恋愛、結婚はよくあったと思います。

また、誰かが結婚すれば結婚式があるので、その場にはまた沢山の公務員の方が来ていて、二次会などもあり、お酒も入るので、盛り上がってカップルが出来やすかったです。

市役所などでは、終業後のサークルなどがあり、例えばバトミントン、卓球、テニスなど… そういったサークルに博物館勤務の方で参加している人もいました。

まとめ – 「学芸員」を目指す方へメッセージ

非常勤はあまりおススメできませんが 常勤なら安定して充実した仕事ができると思います。

本記事は、2021年2月20日時点調査または公開された情報です。
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