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【保育士さんに聞きました!】社会人から保育士になって、社会人経験が活かせたこと・保育士のヒントになること

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目次

はじめに – 銀行員から独学で保育士へ

私は、もともと銀行員として社会人を経験したのち、独学で保育士の資格を取得し保育士となりました。大学や専門学校を卒業して、すぐに保育士になったわけではなく、違う業種を経験して保育士になったことは、今の私にとって強みだと思っています。

具体的にはどんな点が強みになったのか、以下で説明していきたいと思います。

社会人から保育士になって活かせたこと5つ

社会人から保育士になって、社会人経験が生かせていると感じる点がいくつかあります。それを紹介します。

社会人から保育士になって活かせたことその1:客観性が持てる

他業種を経験しているので、保育士の良いところ悪いところを客観的に見ることができます。

私が経験した、銀行はいわゆる金融業で窓口でお客様と接しながら、金融商品をセールスをしつつ、お金が相手の職業だったため、事務を正確に速くこなさなければなりませんでした。今思えば、笑顔が少ない職種だったなと思います。

それに比べると、保育士は常に自分の周りに笑顔が絶えず、毎日にこやかに(たまには怒ることもありますが)仕事ができると思います。笑顔が周りに溢れている仕事って本当に素敵だなと感じることができます。

社会人から保育士になって活かせたことその2:チームワークを大切にできる

保育園を組織として考え、チームワークを大事に仕事をすることができます。

私は社会人として銀行という「組織」に所属していたため、必然的に保育園を一つの組織として考えて行動することができます。初めから保育士で、これまで保育士しか経験したことがない人は、意外とこの考え方ができない人が多いような気がします。

例えば、自分よがりの仕事をしてしまったりだとか、困った時には相談ができない、などです。

大人数の人が集まって仕事をしている以上、チームワークはどうしても大事なキーポイントになります。私は横(同僚)や縦(先輩や上司)の関係を大切にし、チームワークで仕事することができていると思います。

社会人から保育士になって活かせたことその3:報連相(ホウレンソウ)ができる

社会人の基本「報告」「連絡」「相談」の略称です。


これも保育士業界に入って意外だったのですが、このホウレンソウができない人が保育士に多いのには驚きました。仕事をスムーズに進めるためには欠かせない「ホウレンソウ」。人が相手の保育士の仕事は、マニュアルどうりに行かないことが多々あるため、この保育士業界こそホウレンソウが大事だと感じています。

私は、社会人を経験して、このホウレンソウの重要さを理解しているため、何か困ったことがあれば、直属の先輩や上司に報告、連絡、相談を徹底し、今まで大きなクレームやトラブルにあったことはありません。

社会人から保育士になって活かせたことその4:事務の合理化を追求できる

保育士業界はペーパーレス化が進んでおらず、煩雑な事務が多い印象です。手づくりや手書きの温もりが重要視されるというのも理由の一つかと思います。

ずっと同じ職場にいる人は、そのやり方が一番やりやすいと思っている可能性があるので、事務の効率化が図れるところは、少しずつ改革に取り組むことで、徐々に保育園内の事務を減らしたり、誰でもできるようにマニュアル化したりしました。よって、残業や持ち帰りの仕事が減ったと思います。

社会人から保育士になって活かせたことその5:仕事をしているママに共感ができる

自分が銀行で仕事をしていた頃は独身でしたが、周りには子供を保育園に預けて仕事をする先輩がたくさんいました。その人たちの子育てに悩みながらも仕事をする姿を横で見てきました。

その時は、あんまり実感がなく「ふーん」と先輩たちの話を聞いているだけでしたが、結婚出産を経て、現在保育園で保育士として勤めながら、お母さんたちや(もちろんお父さんも)の日頃の葛藤を聞くと、共感しかありません。「そうですよね。わかりますわかります」と心の底から思うことができるようになりました。

保育園で保護者の悩みなどを聞くのも保育士の仕事だと思っていますので、これまでの社会人経験によってついた共感力は最大限に活用しています。

社会人経験から考える、保育士のヒント3つ

今も社会人経験真っ最中ではあるのですが、違う業種での社会人経験は今の私の大きな礎になっています。その経験の中で感じた、保育士になるためのヒントを考えてみました。

社会人経験から考える、保育士のヒントその1:コミュニケーション

私は銀行窓口で様々な年齢層の人と関わってきて、人とコミュニケーションを取るのが好きでした。

保育士はコミュニケーションが大事な職種だと思います。子供たちとはもちろん、保護者や地域の人など、至る所でコミュニケーションを取ることが多いです。コミュニケーションが億劫と感じる人は保育士に向いていないかもしれません。人と話をすることが大好きならば、保育士も選択肢の一つだと思います。

社会人経験から考える、保育士のヒントその2:自己研鑽と成長

銀行員時代は年に何回も検定試験や資格試験、通信教育など、1年を通して何かしら勉強をしているといった環境でした。しかしながら保育士も自己研鑽が大事です。

時代が変わるにつれて、保育のやり方や考え方も変わってきます。その変化に柔軟に対応できるように、常にアンテナをはりながら、向上心を持って勉強をする必要があると思います。今の自分に甘んじてはいけません。常に周りの子供たちと一緒に自分も、日々成長していくことが望まれます。

社会人経験から考える、保育士のヒントその3:キャリア

保育士は長く勤めることができる仕事だと思います。よって、長くキャリアを積むことで自分への自信と繋げることができます。

女性は結婚や出産、夫の転勤などライフイベントが多く、人生の岐路に立たされ、一般企業だとどうしてもキャリアを諦めないといけなくなることがあるかもしれません。私も結婚を機に、夫の職場が遠方だったため一旦キャリアを諦めました。

しかし、保育士は全国どこでも求人がありますし、何よりも出産育児が経験として大きく活かせます。ママさん保育士のニーズは確実にあります。そのことからも、女性が活躍できることができる職種だと思います。


まとめ – 編集部より

いかがでしたか?

銀行職員として経験したことが、保育士の仕事にとってプラスになっていることがよくわかる内容でした。

まったくの別業種から「保育士」を目指そうと考えている方は、ぜひこの記事をご参照ください。

本記事は、2020年5月24日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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