はじめに – 「国立長寿医療研究センター」とは?
「国立長寿医療研究センター」は、加齢に伴う疾患の調査、研究、技術の開発、医療の提供、技術者の研修の実施などを行っています。
設立:2004年3月1日
予算:2,951百万円(2019年度)
組織:厚生労働省所管
所在地:愛知県大府市森岡町七丁目430
公式ホームページ:https://www.ncgg.go.jp/
「国立長寿医療研究センター」の事業内容
「国立長寿医療研究センター」の事業内容を、4つのポイントに分けて、ご紹介します。
ポイント1:病院
1つ目は、「病院」に関する業務です。
この業務は、「国立長寿医療研究センター」を受診される方に対し、下記の業務を行います。
1)受診の案内
2)外来フロアの案内
3)入院手続等に関する案内
4)診断書などの依頼文書の手続
5)長寿ドックの案内
6)臨床研究および治験
ポイント2:研究
2つ目は、「研究」に関する業務です。
この業務は、下記の5つの施設に分かれて行われています。
1)「認知症先進医療開発センター」
2)「老年学・社会科学研究センター」
3)「治験・臨床検査推進センター」
4)「もの忘れセンター」
5)「ロコモフレイルセンター」
具体的な業務は、加齢に伴う病態解明・治療の標準化に関する研究や、高齢者における在宅医療・アルツハイマー病・骨粗鬆症・認知症・脊柱管狭窄症などに関する研究などです。
ポイント3:治験・臨床研究
3つ目は、「治験・臨床研究」に関する業務です。
この業務は、新薬に関し、厚生労働省から薬の使用について承認を受けるため、主に下記の3つの業務を行います。
1)健常者または患者を対象とする薬の安全性と薬物動態の調査
2)患者さんを対象とする効果・使用方法の調査
3)標準的な薬と比較した効果や安全性の調査
ポイント4:セミナー・ワークショップ
4つ目は、「セミナー・ワークショップ」に関する業務です。
この業務は、大学附属病院などで臨床研究に関するセミナーを開催したり、臨床現場の疑問からリサーチクエスチョンを立てる方法や質の高い臨床研究計画を立てる方法についてのワークショップを実施します。
「国立長寿医療研究センター」に就職するには?
「国立長寿医療研究センター」には、毎年不定期に行われる採用試験に合格し採用されることで、就職することができます。
この「国立長寿医療研究センター」では、下記の5つの施設・部門に分かれて募集が行われています。
1)病院
2)治験・臨床研究推進部
3)もの忘れセンター
4)老年学・社会科学研究センター
5)研究所
「国立長寿医療研究センター」の募集職種
「国立長寿医療研究センター」には、医師、看護師、臨床研究コーディネーター、介護福祉士、視能訓練士、診療情報管理士、医療社会事業専門員、歯科衛生士、臨床検査技師、研究補助員、プロジェクトリーダー、研究室長、事務職員、情報処理技術者などの職種があります。
これらの職種は、主に非常勤での募集で、年度によって募集している施設や部門等は異なります。くわしくは、公式ホームページをご参照ください。
直近の募集・採用情報
参考までに、2020年上半期に募集のあった職種のうち、事務職員についてご紹介します。
事務職員(非常勤)
「事務職員」(非常勤)は、「国立長寿医療研究センター」に勤務し、研究室長室の事務を事務部門等と協力して行うとともに、秘書的な仕事を行う職員です。
応募資格は、ワード・エクセルなどのパソコン操作ができ、マックの使用経験のある人です。
なお、「事務職員」(非常勤)は、書類審査による1次選考および面接の2次選考に合格し、採用されれば就職できます。
書類送付先等については、ホームページをご確認ください。
採用に関する詳細
上記に記載してある情報は、2020年4月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。
▼参考URL:https://www.ncgg.go.jp/ncgg-recruit/
まとめ
以上、「厚生労働省所管の独立行政法人「国立長寿医療研究センター」に就職するには?」でした。
「国立長寿医療研究センター」は、加齢に伴う疾患の調査、研究、技術の開発、医療の提供、技術者の研修の実施などを行う役割を担っています。
「国立長寿医療研究センター」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。
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