地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第21回「富山市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第21回は「富山市」です。

富山県にある「富山市」の人口は2019年9月時点で約42万人と、香川県高松市に次いで国内42番目です。そんな「富山市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「富山市」について

富山県の県庁所在地である「富山市」は、同県のほぼ中央部から南東部を占める中核市です。市域面積は約1240平方キロメートルで、全国の都道府県庁所在地の中では静岡市に次いで2番目に広く、富山県の約30パーセントの面積を占めており、一市町村が県に占める割合としては全国一です。広大な総面積に対し、可住地面積比率は約40パーセントで、市域の約6割が林野地となっています。

また、同市の北側の富山湾沿岸には、何万ものホタルイカが押し寄せ、「ホタルイカ群遊海面」は、国の特別天然記念物に指定されています。

さらに、「富山市」は、地方銀行全国第2位の北陸銀行や、北陸電力といったライフラインの本社や支社が置かれ、商工業面において北陸地方の中心都市としての役割を果たしています。全国的に「くすりのとやま」として知られていますが、近年は、IT関連産業の台頭も目覚ましく、製造研究拠点としても発展を遂げています。

最後に、「富山市」の気候は、日本海側気候に属し、緯度の割に太平洋側と比べると温暖ですが、豪雪地帯に指定されている地域もあるように、冬は雪と雨の日が続きます。年平均最深積雪は、青森市、札幌市に次ぐ多さです。夏はフェーン現象の影響によって気温が上がり、超熱帯夜を記録することもあります。

>富山市のホームページ
https://www.city.toyama.toyama.jp/

「富山市」の成り立ち

現在の「富山市」の成り立ちは、2005年(平成17年)4月に旧富山市と7市町村による新設合併によって誕生したのが始まりです。旧富山市は、1889年(明治22年)の市制施行時に発足していました。その後、1996年(平成8年)に旧富山市が中核市に移行していたことから、新設合併により改めて中核市の指定を受けました。

現在、「富山市」は、環境未来都市、国際会議観光都市、国連エネルギー効率改善都市などに選定され、公共交通を生かしたコンパクトなまちづくりを進めています。

富山市長「森 雅志」(もり まさし)さんはどんな人?

2005年4月から富山市長を務める「森雅志」さんは、1952年8月13日に富山市で生まれました。大学卒業後は、司法書士・行政書士事務所を開設。その後、富山市議会議員を2期務め、旧富山市長を経て、初代の富山市長となり、4期目になります。

>富山市長公式ホームページ
http://morimasashi.jp/

「富山市」の行政プラン

「富山市」の行政プランは、「人・まち・自然が調和する 活力都市 とやま」を目指す将来像、「安らぎ・誇り・希望・躍動」を基本理念として掲げています。そして、以下の4つのまちづくりの目標を設定し、都市部と山間部など、それぞれの個性を大切にしながら、企業や市民が躍動している都市を目指すとしています。


1) すべての人が輝き安心して暮らせるまち(人材・暮らし)
2) 安心・安全で持続性のある魅力的なまち(都市・環境)
3) 人が集い活気にあふれ希望に満ちたまち(活力・交流)
4) 共生社会を実現し誇りを大切にする協働のまち(協働・連携)

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第21回は富山県の「富山市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年9月5日時点調査または公開された情報です。
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