地方自治体特集「中核市」シリーズ

中核市シリーズ第31回「枚方市」について(2019年9月情報)

地方自治体特集「中核市」シリーズ、第31回は「枚方市」です。

大阪府にある「枚方市」の人口は2019年9月時点で約40万人と、神奈川県横須賀市に次いで国内46番目です。そんな「枚方市」とはどんな都市なのか解説します。


※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。

「枚方市」について

大阪府にある「枚方市」は、大阪市と京都市のほぼ中間にあたる府北東部に位置する中核市です。「枚方市」の東側には生駒山系の山々がそびえ、西側には淀川が流れています。市域面積は約65平方キロメートルで、大部分が丘陵地区です。人口は2019年9月時点で約40万人で、府内では大阪市、堺市、東大阪市に次ぐ、4番目の規模を誇る衛星都市です。

また、「枚方市」には5つの大学があり、約1万8千人の学生が学んでいる学園都市でもあります。医学、外国語、工学など様々な専門分野における教育と研究活動が行われ、大学と市の連携を図る目的で「学園都市ひらかた推進協議会」が設立されています。

「枚方市」の気候は、瀬戸内海式気候に属し、年間を通して比較的温暖で、降水量が少ないです。夏は、大阪湾方面から流入する熱い空気が生駒山系に阻まれ、大阪市内よりも高温になる傾向があり、国内で最も高い気温となることもあります。冬はほとんど積雪がありません。

>枚方市のホームページ
https://www.city.hirakata.osaka.jp/

「枚方市」の成り立ち

「枚方市」の成り立ちは、1947年(昭和22年)8月に、大阪府下12番目に市制施行したことにさかのぼります。当時の人口は約4万1千人、市域面積は約41平方キロメートルでした。その後、編入合併により市域を拡大し、大規模な住宅団地の開発が進み、人口は急増しました。1970年(昭和45年)には人口が20万人を超え、1976年(昭和51年)には30万人、1995年(平成7年)には40万人を突破しました。

2010年(平成22年)には第二京阪道路が全線開通し、2014年(平成26年)4月に中核市に移行しました。

枚方市長「伏見 隆」(ふしみ たかし)さんはどんな人?

2015年9月から枚方市長を務める「伏見隆」さんは、1968年4月25日に枚方市で生まれました。大学卒業後は、貿易会社に入社。その後、枚方市議会議員、大阪府議会議員を歴任し、第20代の枚方市長となり、1期目になります。

>枚方市長公式ホームページ
http://www.tfushimi.net/

「枚方市」の行政プラン

「枚方市」の行政プランは、目標年次を2027年度とし、「持続的に発展し、一人ひとりが輝くまち 枚方」を目指すまちの姿として掲げています。また、以下の5つをまちづくりの基本目標として定めています。

1) 安全で、利便性の高いまち
2) 健やかに、生きがいを持って暮らせるまち
3) 一人ひとりの成長を支え、豊かな心を育むまち
4) 地域資源を生かし、人々が集い活力がみなぎるまち
5) 自然と共生し、美しい環境を守り育てるまち


さらに、計画期間12年間において「重点的に進める施策」として以下の4つを挙げ、積極的な推進を図るとしています。

1) 市民、市民団体、事業者、行政が連携し、支えあうまちをつくる
2) 安心して子どもを産み育て、健やかな成長と学びを支えるまちをつくる
3) 誰もがいつまでも健康に暮らせるまちをつくる
4) 人々が交流し、賑わいのあるまちをつくる

まとめ

以上、地方自治体特集「中核市」シリーズ、第31回は大阪府の「枚方市」についてご紹介させていただきました。

本シリーズの他の都市は下記よりご覧いただけます。

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本記事は、2020年9月15日時点調査または公開された情報です。
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