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【自衛隊の年収】全国平均年収よりも高い自衛隊の給料を年齢別にご紹介

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自衛隊の平均年収は?幹部自衛官と、それ以外の自衛官の年収について

自衛隊の年収は、年齢とともに上がっていきます。自衛隊の階級には、大きく分けると「幹部」と「曹士」があります。

「幹部自衛官」は、階級でいうと3尉以上の自衛官のことで、全ての自衛隊の2割程度が該当します。幹部自衛官には、部隊を指揮する卓越したリーダーシップと、責任感、実行力が求められます。

「曹士自衛官」は「准曹自衛官」などと呼ばれることもある、自衛隊の約8割、大多数を占める階級です。

准曹自衛官のうち、「曹」は、専門分野における技能を持つ自衛官のことです。また、「士」を直接指導し、幹部を補佐する立場にあります。

「士」は、「曹」などの指揮下で、各種の任務を直接遂行する、現場の立場にある自衛官のことです。

また、「准尉」といって、3尉以上の幹部自衛官と曹の間の階級として、曹士隊員をまとめて指導し、幹部の補佐を行う役割の自衛官もいます。

今回は、「幹部自衛官」と「准曹自衛官」のそれぞれの平均年収について、自衛隊鳥取地方協力本部の情報をもとに特集します。

参考:自衛隊鳥取地方協力本部「自衛隊の福利厚生」
https://www.mod.go.jp/pco/tottori/benefit.html

【自衛隊の年収】入隊時の場合

自衛隊入隊時の年収は、幹部自衛官が約370万円、准曹自衛官は約250万円です。

また、海上自衛隊の場合、艦艇手当(乗組手当)として、平均約87万円の手当が支給されます。

【自衛隊の年収】25歳の場合

25歳の自衛官の平均年収は、幹部自衛官が約510万円、准曹自衛官で約400万円です。


さらに、海上自衛官の場合、艦艇手当が約110万円、航空自衛官の場合、飛行手当が約120万円支給される役職もあります。

【自衛隊の年収】35歳の場合

35歳の自衛官の平均年収は、幹部自衛官が約730万円、准曹自衛官が約570万円です。

さらに、海上自衛官の場合、艦艇手当が約145万円、航空自衛官の場合、飛行手当が約170万円支給される役職もあります。

【自衛隊の年収】45歳の場合

40歳の自衛官の平均年収は、幹部自衛官が約900万円、准曹自衛官が約700万円です。

さらに、海上自衛官の場合、艦艇手当として約170万円、航空自衛官の場合、航空手当として約175万円が支給される役職もあります。

【自衛隊の年収】平均年収一覧

入隊時 25歳 30歳 35歳 40歳 45歳 50歳
幹部 約370万円 約510万円 約610万円 約730万円 約870万円 約900万円 約980万円
准曹 約250万円 約400万円 約480万円 約570万円 約640万円 約700万円 約750万円

自衛隊の退職金は?幹部だと平均約2700万円支給!

自衛隊の退職金についても、階級によって平均額は変わります。

幹部自衛官の場合は平均で約2700万円、准曹自衛官の場合は、平均で約2100万円の退職金が支給されているようです。

自衛隊の手取りの年収は?全国の平均年収と比べても高い!

自衛隊の平均年収は、全国の民間企業などで働く人の平均年収と比べても高いことで知られています。

例えば、平成28年度の厚生労働省のデータを見てみると、20代前半での全国の平均年収は約258万円でしたが、20代前半の自衛官の平均年収は約310万円というように、自衛官の年収の方が、全国平均よりも高い傾向にあります。

平成27年10月より共済年金に入っている公務員や自衛官の方は厚生年金へ自動的に加入することになりました。厚生年金の保険料は18.2%に統一されていますので、
年収が上がるほど、手取り年収もアップします。

また、自衛官は、駐屯地内に住めば家賃や光熱費などがかからないため、生活費を差し引いて手元に残るお金は、民間企業に勤める方よりも多くなります。

参考:自衛隊帯広地方協力本部「自衛官のお給料について」
https://www.mod.go.jp/pco/obihiro/recruit_works_pay.html

自衛隊のボーナスは?

自衛隊のボーナスは、毎年6月と12月の年2回支給されています。

例えば、北海道の自衛隊帯広地方協力本部のホームページによると、2019年(平成31年)の場合、6月の夏のボーナスは給料の2.225ヶ月分が支給されたので、採用2年目の一般曹候補生では約42万円、幹部候補生では約55万円が支給された計算になるようです。

参考:自衛隊帯広地方協力本部「自衛官のお給料について」
https://www.mod.go.jp/pco/obihiro/recruit_works_pay.html


まとめ

自衛隊の年収は、民間企業の年収の全国平均より高いことをご紹介しました。

また、幹部自衛官とそれ以外の階級の年収では、平均額が違います。出世するほど年収も高くなりますので、より高い階級を目指して、日々鍛錬を積むことが、高収入にもつながるようです。

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本記事は、2021年3月23日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

コメント

コメント一覧 (8件)

  • 私が住む地域は自衛隊の方が多く、とてもいい暮らしをしたいる方が多いので気になっていました。予想以上の給料に驚きましたが、ボーナスが意外と少ないのにも驚きました!

  • 昔、友人の父が航空自衛隊のパイロットだったのでこの記事に興味を持ちました。大きな家に住んでいたので。
    確かに金額は他より高いけれど、いざという時に命を張るお仕事なので頭が下がります。そう思うと安いくらいでは?

  • 民間企業の平均よりも高い、と言う結論を知る事ができましたが、個人的には自衛隊員は海外の徴兵制で無理やり集められてきた人員ではなく、すべてが志願であると言う高い目的意識を持った、日本の誇りともいえる部隊なので、これでも少ないと感じます。

  • どのような職業にしろ、年収は気になるところです。公務員の中でも特殊な位置づけなので、手当はかなりつくだろうとは思っていました。

  • 年収と年齢が一覧になっていてわかりやすかったです。初任給から経験を重ねるまでの年収を見ると、経験と年収の比率が良いのも自衛隊員の魅力だと感じました。しかし、仕事の内容を考えると…。考えるきっかけができて良かったです。

  • “自衛隊員のお給料はどのくらいなのかなと気になったので記事を読んでみました。
    幹部と准曹で別れているので、とてもわかりやすかったです。
    幹部が自衛隊員全体の何%なのか、などもわかったのが良かったです。”

  • 自衛隊の給与について書いてある記事でした。身体が資本という職業ですが、意外に高給取りで驚きました。幹部でなくても家族を十分に養える給与だと思いました。

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