※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。
はじめに
今回ご紹介する公立博物館「大阪府狭山池博物館」は、大阪府大阪狭山市(大阪狭山市駅近く)にあり、2001年(平成13年)に開館された公立博物館で、土木遺産の保存と公開を目的とする土地開発史専門の特徴的な展示がなされています。
今回は、公務員として働く「学芸員」向けに公立博物館「大阪府狭山池博物館」に関する基本的な情報についてご紹介します。
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の沿革について
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の沿革についてご紹介します。
公立博物館「大阪府狭山池博物館」は、西除川・東除川流域の治水対策として、既存のため池だった狭山池に洪水調節機能を持たせるため、治水ダム化工事が着手され、多数の出土品が確認された1988年(昭和63年)までさかのぼります。
その後、1990年に歴史的ダム保全事業が採択、1994年に設計、1997年施工され、2001年(平成13年)に大阪府の管理運営として開館されました。
2002年に狭山池公園が完成、2009年に大阪府・大阪狭山市・狭山池まつり実行委員会が三者協働運営となり、2009年(平成21年)に大阪狭山市立郷土資料館が本館2階に移転されました。
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の概要について
公立博物館「大阪府狭山池博物館」は、大阪府・大阪狭山市・狭山池まつり実行委員会が運営する公立の博物館です。
大阪府大阪狭山市にあり、広さ4,948.47平方メートル、土木遺産の保存と公開を目的とする土地開発史専門の特徴的な展示がなされ、平成20年度現在の常勤職員数は1名です。
また、平成20年度の来館者数は、9万5,3131人です。
▼参考URL:http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/15336/00101638/03-10-1_shiryou-hakubutukan.pdf
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の施設・展示について
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の施設は、常設展示室(第1~第8ゾーン)、特別展示室、大阪狭山市郷土資料館などがあります。
常設展
常設展は、下記の8つのゾーンにわかれています。
1)第1ゾーン「狭山池への招待」
2)第2ゾーン「狭山池の誕生」
3)第3ゾーン「古代の土地開発と狭山池」
4)第4ゾーン「中世の土地開発と狭山池」
5)第5ゾーン「近世の土地開発と狭山池」
6)第6ゾーン「明治・大正・昭和の改修」
7)第7ゾーン「平成の改修」
8)第8ゾーン「どぼくランド」
特別展
現在開催中および今後開催予定の特別展は、下記の通りです。
1)展覧会「樹木年輪と古代の気候変動」
会期:2019年9月14日(土)~11月24日(日)
会場:特別展示室
主催:大阪府立狭山池博物館、大阪狭山市立郷土資料館
後援:南海電気鉄道株式会社、泉北高速鉄道株式会社
協力:日本書紀研究会、鋳造遺跡研究会
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の研究について
公立博物館「大阪府狭山池博物館」では、平成30年度に下記の研究が行われました。
1)「百濟の土城築造技術の検討」李 奕熙
2)「古代菁堤の基礎的研究」小山田宏一
3)「狭山池石棺群の石種と産地」奥田 尚、西川 寿勝、加藤 治樹
4)「重源はどの古墳から石棺を運んだのか」西川 寿勝
5)「勤操と狭山池―狭山池所に関する試論―」藤井 貴之
公立博物館「大阪府狭山池博物館」のシンボルマークについて
公立博物館「大阪府狭山池博物館」のシンボルマークに関する情報については、確認できませんでした。
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の館長について
現在の公立博物館「大阪府狭山池博物館」の館長は、「工楽 善通(くらく よしゆき)」さんです。
「工楽 善通」さんの経歴は、明治大学文学部史学科を卒業、1964年(昭和44年)に同大学院博士課程を満期退学、奈良国立文化財研究所に勤め、埋蔵文化財センター長、財団法人ユネスコ・アジア文化センター文化遺産保護協力事務所研修事業部長を経て、2001年(平成13年)に公立博物館「大阪府狭山池博物館」を開館しました。
なお、「工藤 大阪府狭山池博物館」さんは、公立博物館「大阪府狭山池博物館」の初代の館長です。
公立博物館「大阪府狭山池博物館」のアクセス・開館時間・休館日について
公立博物館「大阪府狭山池博物館」は、大阪府大阪狭山市にあり、最寄り駅は、大阪狭山市駅です。
開館時間は、午前10時~午後5時です。
休館日は、毎週月曜日(祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日)です。
詳細な情報については、公立博物館「大阪府狭山池博物館」のホームページなどをご確認ください。
▼参考URL:大阪府狭山池博物館|ご来館のご案内
https://sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp/?page_id=49
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の入館料について
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の入館料は、無料です。
詳細な情報については、公立博物館「大阪府狭山池博物館」のホームページなどをご確認ください。
▼参考URL:大阪府狭山池博物館|ご来館のご案内
https://sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp/?page_id=49
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の職員数
平成20年度の公立博物館「大阪府狭山池博物館」の常勤職員数は、1名です。
▼参考URL:http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/15336/00101638/03-10-1_shiryou-hakubutukan.pdf
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の採用人数
現在は募集がなく、過去の情報もみつかりませんでした。
公立博物館「大阪府狭山池博物館」の財務状況について
平成24年度の、公立博物館「大阪府狭山池博物館」の運営費は、896万8,000円でしたが、その主な内訳の詳細については、確認できませんでした。
▼参考URL:http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/15336/00101638/03-10-1_shiryou-hakubutukan.pdf
まとめ
以上、公立博物館「大阪府狭山池博物館」の基本情報(沿革・施設・職員数など)でした。
公立博物館「大阪府狭山池博物館」は、1,400年の歴史を持つ日本最古のダム式ため池「狭山池」と一体化した土地開発史専門の博物館です。
公立博物館「大阪府狭山池博物館」のウェブサイトのURL
https://sayamaikehaku.osakasayama.osaka.jp/
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