コロナ禍のアメリカで風邪をひいたら(2022年7月)

今、突然、喉の痛みや咳、発熱の症状が出たら、新型コロナウイルスの感染を疑いたくなりますが、ただの風邪の可能性も十分にあります。そこで今回は、コロナ禍のアメリカで、風邪をひいたらどのように対処するのかを解説します。


PCR検査

アメリカでP C R検査が必要になった場合、WalgreensやCVSなど、ドライブスルーのあるファーマシーで検査するのが一般的です。ファーマシーは日本のドラッグストアと調剤薬局とコンビニをたして3で割ったような、日用雑貨や食料品、タバコやアルコール飲料など、ありとあらゆるものが手に入る、夜遅くまで開いているコンビニ部分と、処方箋薬の受け取りやワクチン接種を受けることができる、調剤士と看護師が常駐する所が一緒になったお店です。

健康保険に加入している人の検査は無料です。検体採取は自分でおこない、3-5日で検査結果がEメールで届きます。アメリカでは1月15日から、自宅で検査できるP C Rキットを希望者に無料配布されるので、これからはファーマシーに行かなくても、自宅で検査をする人が増えると思います。

アメリカでは、もし検査でコロナに罹っているとわかっても、症状が大したものでないと判断された場合、医師から薬は処方されず市販のカゼ薬で対応するよう勧められます。

アメリカにはものすごい種類の市販のカゼ薬が売られています。その中でもタイレノールは、お医者様もすすめる薬で、有効成分のアセトアミノフェンが、日本の2倍以上も含有されているので、とてもよく効きます。しかしタイレノールは、症状によって種類が細かく分かれているので、どれを選べば良いのか購入時にとても迷います。

我が家の常備薬はVicksのDayQuil(デイクィル)NightQuil(ナイトクィル)です(写真左)。一箱の中に昼用と夜用の薬が入っていて、朝と夜1日2回飲むだけで症状が劇的に緩和され、咳や鼻水などぴたりと止まります。またジェルカプセルなので、大きな粒でも割と飲みやすいです。ファーマシーブランドのもの(写真右)も売られていて、本家と比べると値段が安価なので、おすすめです。

風邪をひいて思い知る食文化の壁

日本では、風邪を引いた時の食べ物の定番は「お粥」ですが、当然ながらアメリカ人には『風邪の食事=お粥』のような発想はありません。体調不良の時、アメリカではチキンヌードルスープを飲むことが、ほぼ常識として定着しています。それ以外にもステーキやフライドチキンなどを用意される場合もあり、さすが肉食の国、アメリカ人は胃腸が頑丈です。

チキンヌードルスープ作り方はとても簡単です。チキンと野菜を煮込んでスープを作り、塩コショウで味を整え、最後に好みのショートパスタを入れるだけ。体調不良の時以外でも、寒い時期にはよく食卓にのぼります。

熱がある時の水分補給、日本だったらポカリスエットなどのスポーツ飲料を飲みなさいと言われるところですが、アメリカでは「炭酸飲料」を飲む習慣があります。

少し意外かもしれませんが、元々コーラやペプシは薬剤師が考案したものなので、具合が悪い時にこそコーラを飲むのは、あながち間違いではないのかもしれません。咳が出て喉が痛い時に試してみる価値はあると思います。

まとめ

寒い時期は体調を崩しがち、コロナウイルスに感染した疑いがあるのなら、早めに検査をして、結果を待っている間、お粥の代わりに今年はチキンスープを作ってみるのはいかがでしょうか。


本記事は、2022年7月7日時点調査または公開された情報です。
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