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【目指せ!外交官】カカオ豆の産地として有名な「ガーナ共和国」の基礎知識(2021年5月調査情報)

世界の国特集、今回紹介するのは、南アフリカに位置する共和国家でイギリス連邦加盟国である「ガーナ共和国」です。

「ガーナ共和国」は、東にトーゴ、北にブルキナファソ、西にコートジボワールと国境を接し、南は大西洋に面しています。

外交官になるなら押さえておきたい国の基本知識です。


「ガーナ共和国」ってどんな国?

「ガーナ共和国」の正式名称は、英語で「Republic of Ghana」です。漢字では「加納」と表記されます。

「ガーナ共和国」の広さ 面積・場所について

「ガーナ共和国」の面積は約23万8,537平方キロメートルで、日本の約3分の2の大きさです。

「ガーナ共和国」の場所は、東にトーゴ、北にブルキナファソ、西にコートジボワールと国境を接し、南は大西洋に面しています。

「ガーナ共和国」の首都について

「ガーナ共和国」の首都は「アクラ」で、「アクラ」、アフリカ西部ギニア湾に面しており、海岸から20キロメートルほど内陸まで都市が広がっています。

「都市名」の人口は、2012年の統計によると約229万1,352人です。

「ガーナ共和国」の人口について

「ガーナ共和国」の人口は、世界銀行が2019年に調べた時点で約3,042万人であり、人口密度は約129.03人で世界67位です。

「ガーナ共和国」の成り立ちについて

「ガーナ共和国」は、11世紀頃に北方からの移民が定住を始め、13世紀頃に小国家群が形成、1471年にポルトガル人がエルミナに上陸しました。

17世紀にアシャンティ王国が成立、1821年に英領ゴールド・コーストが設置、1823年~1831年に第一次英アシャンティ戦争が勃発、1901年にアシャンティ王国が英領ゴールド・コーストに併合、1957年3月に英国から独立しました。

1960年7月に共和制に移行、エンクルマが初代大統領に就任、1966年2月に軍・警察によるクーデターが発生、1969年10月に文民政権が発足、1972年1月に軍部クーデター、アチャンポン将軍が政権を掌握しました。

1979年6月にローリングス空軍大尉による軍事クーデターが発生、1979年9月に民政が移管され、リマン大統領が就任、1981年12月にローリングス元空軍大尉による軍事クーデターが発生、1992年11月に大統領選挙が実施され、ローリングス大統領が選出されました。

1993年1月に民政が移管、ローリングス大統領が就任、1996年12月に大統領選挙によってローリングス大統領が再選、議会選挙が実施、2000年12月に大統領選挙によってクフォー大統領が選出、議会選挙が実施されました。


2004年12月に大統領選挙によってクフォー大統領が再選、議会選挙が実施、2009年12月に大統領選挙によってミルズ大統領が選出、議会選挙が実施、2012年7月にミルズ大統領が逝去、マハマ副大統領が大統領に就任しました。

2012年12月に大統領選挙によってマハマ大統領が選出、議会選挙が実施、2016年12月に大統領選挙によってアクフォ=アド大統領が選出、議会選挙が実施、2020年12月に大統領選挙によってアクフォ=アド大統領が再選、議会選挙が実施されました。

「ガーナ共和国」の国民・宗教・言語について

「ガーナ共和国」の国民について

「ガーナ共和国」の人種割合は、2000年現在、アカン人、ファンティ人、アシャンティ人その他が約45.3パーセント、モシ・ダゴンバ人が約15.2パーセント、エウェ人が約11.7パーセントを占めています。

また、ガー人が約4パーセント、グルマ人が約3.6パーセント、グルシ人が約2.6パーセント、マンデ・ブサンガ人が約1パーセント、その他の民族が約1.4パーセント、ヨーロッパ人やアラブ人などその他が約7.8パーセントとなっています。

「ガーナ共和国」の宗教について

「ガーナ共和国」の国家宗教は、国民の約68.8パーセントがキリスト教徒で、そのうちの約24.1パーセントがペンテコステ派、約18.6パーセントがプロテスタント、約15.1パーセントがカトリック、その他のキリスト教が約11.5パーセントです。

イスラームは、国民の約15.9%を擁しており、伝統宗教が約8.5パーセント、その他の宗教が約0.7パーセント、無宗教が約6.1パーセントとなっています。

「ガーナ共和国」の言語について

「ガーナ共和国」の公用語は、英語で、その他にアカン語、ダバニ語、エウェ語、ガー語などが使われています。

また、政府公認言語として、トウィ語アクアペム方言、トウィ語アサンテ方言、エウェ語、ダガリ語、ダバニ語、アダングメ語(ダンメ語)、ガ語、ゴンジャ語、カセム語、ファンティ語、ンゼマ語があります。

「ガーナ共和国」の経済状況について

「ガーナ共和国」の通貨はガーナセディで、GDPは約669.8億米ドルで、世界71位です。そして、一人当たりのGDPは約2,222.91ドルで、世界139位です。

「ガーナ共和国」の貿易について

「ガーナ共和国」の貿易相手は主に、輸出が中国、スイス、インド、南アフリカ、オランダで、輸入が中国、米国、英国、インド、オランダとなっています。

「ガーナ共和国」の政治・政策について

政治体制について

「ガーナ共和国」は共和制で、議会は一院制、定数は275席で任期は4年です。

内政の経緯は、1957年の独立から1981年のローリングス政権発足までの25年間に4回のクーデターを含め、頻繁に政権交代が繰り返されました。

1990年代に入って民主化が進み、1992年、1996年に複数政党制の下で平和裡に大統領選挙が行われ、ローリングス大統領の指導の下で長期にわたる政治的安定を享受しました。

ローリングス大統領は、憲法の三選禁止規定を遵守、2000年12月の大統領選挙には出馬せず、新愛国党(NPP)のクフォー候補が選出され、翌2001年1月に正式に大統領に就任しました。

これによりガーナの歴史上初めて、選挙による与野党間の政権交代が平和裡に実現しました。


2008年に国家民主会議(NDC)のミルズ大統領が選出されたが、2012年7月、同大統領が逝去したことを受け、憲法の規定に従い、マハマ副大統領が大統領に就任しました。

2012年12月に大統領選挙が行われ、マハマ大統領が当選、2016年12月もに統領選挙が実施、NPPのアクフォ=アド候補(元外相)が当選し、平和裏に政権交代が行われました。

2020年12月に大統領選挙が実施された結果、NPPのアクフォ=アド大統領が再選され、2021年1月から2期目を務めています。

「ガーナ共和国」の元首について

「ガーナ共和国」の元首について

「ガーナ共和国」の元首は、ナナ・アド・ダンクワ・アクフォ=アド大統領です。

「ガーナ共和国」の国防・軍事制度・兵役について

「ガーナ共和国」は、非同盟中立を基調に、近隣諸国との関係を重視する一方、日本を始め、英、米、仏等先進国との関係を強化しています。

特に、アフリカ連合(AU)および西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の主要メンバーとして、アフリカ地域全体の平和と安定に積極的に貢献しています。

軍事力は、2019年現在、予算は約2.33億ドル、兵役は志願制です。

兵力は、約15,500人で、その内訳は陸軍が約11,500人、海軍が約2,000人、空軍が約2,000人となっています。

「ガーナ共和国」と「日本」の関係は?

「ガーナ共和国」と「日本」の関係は、政治関係は、1957年3月に日本がガーナ独立と同時に同国を承認し、1959年3月に日本が在ガーナ大使館を開設する一方、ガーナは、1960年5月に東京に大使館を開設しました。

経済関係は、2019年の貿易額は、対日輸出が約133.4億円、対日輸入が約121.4億円で、主要品目は、対日輸出はカカオ豆、非鉄金属(アルミニウムおよび同合金)、飼料、対日輸入は、自動車、ゴム製品、一般機械です。

「ガーナ共和国」の進出日本企業は、2019年現在で56社です。

文化関係は、15年以上の歴史を持つガーナよさこい祭りは毎年恒例のイベントがり、その他、柔道大会、空手大会、日本映画祭等の開催等の現地我が方大使館の広報活動など、対日関心は高いといえます。

在留邦人数は、2021年1月現在で約230人、在日当該国人数は、2020年6月現在で約2,434人です。

まとめ

以上、国特集「ガーナ共和国」でした。

ちなみに、「ガーナ共和国」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「52位」でした。

本記事は、2022年11月2日時点調査または公開された情報です。
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