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【目指せ!外交官】かつてエリス諸島と呼ばれていた「ツバル」の基礎知識(2021年6月調査情報)

世界の国特集、今回紹介するのは、オセアニアに位置する9つの島からなる立憲君主制国家「ツバル」です。

「ツバル」は、かつてはエリス諸島と呼ばれていた国です。

外交官になるなら押さえておきたい国の基本知識です。


「ツバル」ってどんな国?

「ツバル」の正式名称はツバル語で「Tuvalu」、英語でも同様に「Tuvalu」です。漢字では「挨里西」と表記し、その他「伊里斯」などとも表記されます。

「ツバル」の広さ 面積・場所について

「ツバル」の面積は約25.9平方キロメートルで、東京都品川区とほぼ同じ大きさです。

「ツバル」の場所は、フィジーの北およそ1,000キロにあり、4つのサンゴ礁に囲まれた島と5つの環礁によって構成されています。

島々は、およそ700キロにわたる火山弧をなし、主要な島々は互いに125キロから150キロほど隔たっています。

「ツバル」の首都について

「ツバル」の首都は「フナフティ」で、「フナフティ」はツバルを構成する環礁の1つで、1つの島ではなく、フナフティ環礁などとも呼ばれおり、座標は、南緯8度31分、東経179度12分です。

「フナフティ」の人口は、2017年現在、 約6,716人です。

「ツバル」の人口について

「ツバル」の人口は、世界銀行が2018年に調べた時点で約11,000万人であり、人口密度は、約423.08人で、第19位です。

「ツバル」の成り立ちについて

「ツバル」は、1568年にスペイン人メンダナ、エリス諸島のヌイ島が発見され、1892年にギルバート・エリス諸島として英国の保護領となり、1915年にギルバート・エリス諸島として英国の植民地となりました。

1975年にギルバート諸島と分離、ツバルと改名され、1978年10月1日に独立、1981年に独立後初の総選挙によりプアプア政権が成立、1989年に総選挙によりパエニウ政権が成立しました。

1993年に総選挙によりラタシ政権が成立、1999年にイオナタナ首相が就任、2000年9月に国連が加盟、2000年12月にイオナタナ首相が逝去、2001年2月にルカ首相が就任しました。

2001年12月にタラケ首相が就任、2002年8月にソポアンガ首相が就任、2004年10月にトアファ首相が就任、2006年8月にイエレミア首相が就任、2010年10月にトアファ首相が就任しました。


2010年12月にテラビ首相が就任、2013年8月にソポアンガ首相が就任、2019年9月にナタノ首相が就任しました。

「ツバル」の国民・宗教・言語について

「ツバル」の国民について

「ツバル」の人種割合は、ほとんどがポリネシア人であり、わずかにミクロネシア人がいます。

「ツバル」の宗教について

「ツバル」の国家宗教は、約97パーセントのツバル人は、プロテスタントのツバル教会のメンバーです。

なお、キリスト教ではありますが、いくつかの現地固有の宗教の要素が混じっています。

「ツバル」の言語について

「ツバル」の公用語は、英語ですが、日常会話で使われることはなりません。

日常話される言語は、ツバル語ですが、ヌイ島の一部ではキリバス語を話す人もいます。

「ツバル」の経済状況について

「ツバル」の通貨は豪ドルで、GDPは約0.4億米ドルで、世界192位です。そして、一人当たりのGDPは約4,372.40米ドルで、世界99位です。

「ツバル」の貿易について

「ツバル」の貿易相手は主に、輸出がフィリピン、エクアドル、 メキシコ、ナイジェリアで、輸入がシンガポール、フィジー、オーストラリア、米国となっています。

「ツバル」の主な輸出品目は、魚介類で、輸入品目は、工業製品です。

「ツバル」の政治・政策について

政治体制について

「ツバル」は、立憲君主制で、議会は、一院制、議員数は16名、任期は4年です。

「ツバル」の政策

「ツバル」は、ツバルには政党は存在せず、誰を首相として推すかにより派閥が形成されます。

1993年の総選挙で誕生したラタシ政権以降現在まで10の政権の殆どにおいて、その勢力が反対派と伯仲しています。

2002年8月、首相に選出されたソポアンガも2004年8月に内閣不信任案が可決されたまし。

ソポアンガ首相は議員および首相を辞任し、10月の補欠選挙で再選されましたが、首相返り咲きは果たせず、トアファ首相代行が正式に首相に選出されました。

トアファ政権はこれまで安定していると見えましたが、2006年8月の総選挙では4名の閣僚が落選し、その後の首相選挙を経てイエレミア氏が首相に就任し、内閣は総入れ替えとなりました。


2010年9月に行われた総選挙でイエレミア首相は議員としては最大投票数を得て当選しましたが、その後の首相指名選挙では、2004年から2006年まで首相を務めたトアファ元首相がツバルの新首相として選出されました。

2010年12月にトアファ首相に対する不信任決議が可決され、テラビ内務大臣が首相に選出されました。

2013年8月にツバル議会が招集されず、イタレリ総督がテラビ首相が解任され、ソポアンガ氏を暫定首相とする旨が宣言されました。

その後、ツバル議会によって、ソポアンガ首相が公式に選出されました。

2015年3月に総選挙が実施され、4月に対立候補の不在により無投票にてソポアンガ氏の首相再任が決定されました。

2019年9月に総選挙が実施され、現職のソポアンガ氏を破りナタノ氏が首相に就任しました。

「ツバル」の元首・首相・外相について

「ツバル」の元首について

「ツバル」の元首は、エリザベス二世女王です。

但し、通常は、テニク・タレシ総督が王権を代行しています。

「ツバル」の首相・外相について

「ツバル」の首相は、カウセア・ナタノで、法務・通信・外務大臣は、サイモン・コフェです。

「ツバル」の国防・軍事制度・兵役について

「ツバル」は、「平和愛好国とのみ国交を持つ」との方針のもと、従来から関係の深い豪州やニュージーランドおよび周辺の島嶼国と友好関係を構築しており、独立以来、台湾と一貫して外交関係が有しています。

国防としては、軍隊を置いていません。

「ツバル」と「日本」の関係は?

「ツバル」と「日本」の政治関係は、1978年10月に日本はツバル独立と同時に国家を承認、1979年4月に外交関係が開設されました。

経済関係は、貿易額は、2019年度現在、ツバルへの輸出が約20.2億円、ツバルからの輸入が約1.1億円で、進出日本企業数は、2018年10月現在、0社です。

在留邦人数は、2018/2019年10月現在、42名で、在日ツバル人数は、2019年6月現在、3名です。

まとめ

以上、国特集「ツバル」でした。

ちなみに、「ツバル」の男子サッカーFIFAランキングは、 入っていません。

本記事は、2023年3月2日時点調査または公開された情報です。
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