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【目指せ!外交官】「ナミビア共和国」の基礎知識(2021年6月調査情報)

世界の国特集、今回紹介するのは、アフリカ南西部に位置する共和制国家「ナミビア共和国」です。

「ナミビア共和国」は、北にアンゴラ、北東にザンビア、東にボツワナ、南に南アフリカ共和国と国境を接し、西は大西洋に面している国です。

外交官になるなら押さえておきたい国の基本知識です。


「ナミビア共和国」ってどんな国?

「ナミビア共和国」の正式名称は英語で「Republic of Namibia」です。漢字では「納米比亞」と表記し、その他「那密比亞」などとも表記されます。

「ナミビア共和国」の広さ 面積・場所について

「ナミビア共和国」の面積は約82.4万平方キロメートルで、日本の約2.2倍ほどの大きさです。

「ナミビア共和国」の場所は、アフリカ南西部にあり、北にアンゴラ、北東にザンビア、東にボツワナ、南に南アフリカ共和国と国境を接し、西は大西洋に面しています。

なお、地図を一見すると接しているように見えるジンバブエとはザンビア、ボツワナを挟んで150メートルほど離れています。

「ナミビア共和国」の首都について

「ナミビア共和国」の首都は「ウィントフック」で、「ウィントフック」は、同国のほぼ中央に位置し、標高1,655メートルの高地に存在し、北部以外は山に囲まれています。

「ウィントフック」の人口は、2012年現在、32万2,500人です。

「ナミビア共和国」の人口について

「ナミビア共和国」の人口は、世界銀行が2018年に調べた時点で約244.8万人万人であり、人口密度は、約3.07人で、第191位です。

「ナミビア共和国」の成り立ちについて

「ナミビア共和国」は、1884年に「南西アフリカ」として独の保護領となり、1914年に南アフリカ軍、南西アフリカに侵攻され、占領されました。

1920年に南アフリカ、国際連盟の委任統治制度の下で南西アフリカ統治を開始、1945年に南アフリカ、南西アフリカを国連の信託統治制度の下に移行させることを拒否、不法統治が開始されました。

1966年に国連総会が実施、南西アフリカに対する南アフリカの委任統治終了が決定、1968年に国連総会が実施、南西アフリカを「ナミビア」と改称、1978年に国連安保理、国連ナミビア独立支援グループ(UNTAG)の設置が決定されました。

1988年に南アフリカ、アンゴラ、キューバ間の和平協定が成立、南アフリカ、ナミビアの独立に合意、1989年4月に安保理決議435が実施、UNTAG活動が開始、1989年11月に憲法制定議会選挙が実施されました。


1990年2月にナミビア共和国憲法が採択、1990年3月21日にナミビア共和国が独立、1990年4月に国連に加盟、1994年3月に南アフリカからウォルビス・ベイが「ナミビア共和国」に返還されました。

1994年12月に独立後初の大統領・国民議会選挙が実施、1995年3月に独立5周年式典においてヌヨマ大統領(第2期)が就任、1999年12月に大統領・国民議会選挙においてヌヨマ大統領が再選されました。

2000年3月に独立10周年式典においてヌヨマ大統領(第3期)が就任、2004年11月に大統領・国民議会選挙においてポハンバ大統領が選出、2005年3月にポハンバ大統領が就任しました。

2009年11月にポハンバ大統領が再選(第2期)、2010年3月にポハンバ大統領(第2期)が就任、2014年11月に大統領・国民議会選挙においてガインゴブ大統領が選出、2015年3月にガインゴブ大統領が就任、2019年11月に大統領・国民議会選挙においてガインゴブ大統領(2期目)が選出されました。

「ナミビア共和国」の国民・宗教・言語について

「ナミビア共和国」の国民について

「ナミビア共和国」の人種割合は、黒人が約87.5パーセント、白人が約6パーセント、混血人が約6.5パーセントとなっています。

人口の約50パーセントがオヴァンボ人、約9パーセントがカバンゴ人、約7パーセントがヘレロ人、約7パーセントがダマラ人、約5パーセントがナマ人、約4パーセントがカプリヴィアン人、約3パーセントがブッシュマン、約2パーセントがレホボス・バスター、約0.5パーセントがツワナ人です。

白人はドイツ系、オランダ系の子孫であるアフリカーナーなどからなるナミビア白人によって構成され、その他に在ナミビア中国人が存在しています。

「ナミビア共和国」の宗教について

「ナミビア共和国」の国家宗教は、キリスト教が人口の約80パーセントから約90パーセントを占め、そのうちの約50パーセントがルーテル派で、在来信仰が人口の約10パーセントから約20パーセントを占めています。

「ナミビア共和国」の言語について

「ナミビア共和国」の公用語は、英語ですが、日常生活で使う人の割合はあまり高くありません。

第一言語話者は人口の約3.4パーセントにすぎず、おもに第二言語として政府や中等教育、高等教育などで使用さています。

また、共通語として公式の場ではなるべく英語を使うことが奨励され、英語を母語とする人は少ないことに加え、元来、独立前の南西アフリカ時代に英語はあまり使われていなかった言語であるため、国民の英語力はそれほど高くありませんが、首都のウィントフックを中心に家庭でも使用する人が増加しています。

「ナミビア共和国」の経済状況について

「ナミビア共和国」の通貨はナミビア・ドルで、GDPは約145.2億米ドルで、世界141位です。そして、一人当たりのGDPは約4,175.18米ドルで、世界108位です。

「ナミビア共和国」の貿易について

「ナミビア共和国」の貿易相手は主に、輸出が南アフリカ、メキシコ、ボツワナ、で、輸入が南アフリカ、ボツワナ、中国となっています。

「ナミビア共和国」の主な輸出品目は、ダイヤモンド、魚介類、銅など、輸入品目は、鉱物燃料、石油、車両、機械類などです。

「ナミビア共和国」の政治・政策について

政治体制について

「ナミビア共和国」は、共和制で、議会は、国民議会と国民評議会の二院制です。


「ナミビア共和国」の政策

「ナミビア共和国」は、1990年の南アフリカ共和国からの独立以来、一貫して複数政党制下のもと民主的な政治運営が行われてており、与党「南西アフリカ人民機構(SWAPO)」が下院議席の約65パーセントと多数を占めています。

2015年3月に大統領就任式において、ガインゴブ新大統領は貧困と不平等という社会経済上の問題の是正を最優先課題として取り組むことが発表されました。

2019年11月、ナミビア共和国大統領選及び国民議会(下院)選挙が行われ、ガインゴブ大統領が再選,南西アフリカ人民機構(SWAPO)が約65パーセントを獲得しました。

「ナミビア共和国」元首・首相・外相について

「ナミビア共和国」の元首について

「ナミビア共和国」の元首は、ハーゲ・ガインゴブ大統領です。

「ナミビア共和国」の首相・外相について

「ナミビア共和国」の首相は、サーラ・クーゴンゲルワ=アマディーラで、副首相兼国際関係・協力相がネトゥンボ・ナンディ=ンダイトワです。

「ナミビア共和国」の国防・軍事制度・兵役について

「ナミビア共和国」は、アフリカ連合(AU)、南部アフリカ開発共同体(SADC)、南部アフリカ関税同盟(SACU)の加盟国として地域協力に積極的に取り組んでいます。

軍事力は、2019現在、予算は約457百万米ドル、兵役は志願制で、兵力は、陸軍が約9,000人、海軍が約900人です。

「ナミビア共和国」と「日本」の関係は?

「ナミビア共和国」と「日本」の政治関係は、1990年3月21日に独立と同時に国家承認しを外交関係が開設され、在南アフリカ大使館が兼轄しています。

2010年10月に在本邦ナミビア共和国大使館が開設、2015年1月に在ナミビア日本国大使館が開設されました。

経済関係は、日本の対ナミビア国貿易において、貿易額は、2018年現在、輸出が約25.7億円、輸入が約13.9億円で、主要品目は、輸出が中古自動車、タイヤなど、輸入がかに・えび等の水産物、飼料などです。

日本からの直接投資は、進出企業が2018年10月現在、7社です。

文化関係は、特になく、震災支援は、義援金100万ドルで、在留邦人数は、2018年10月現在、54人、在日当該国人数は、2018年12月現在、17名となっています。

まとめ

以上、国特集「ナミビア共和国」でした。

ちなみに、「ナミビア共和国」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「111位」でした。

FIFAデータ

https://fifaranking.net/ranking/

本記事は、2023年3月26日時点調査または公開された情報です。
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