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【目指せ!外交官】7つの島で構成されている「サモア独立国」の基礎知識(2021年5月調査情報)

世界の国特集、今回紹介するのは、イギリス連邦加盟国のひとつである「サモア独立国」です。

「サモア独立国」は、ウポル島、サバイイ島および7つの小島からなり、南太平洋(オセアニア)に位置している国です。

外交官になるなら押さえておきたい国の基本知識です。


「サモア独立国」ってどんな国?

「サモア独立国」の正式名称はサモア語で「Mālō Sa’oloto Tuto’atasi o Samoa」、英語では「Independent State of Samoa」です。漢字では「撒摩阿」と表記し、その他「散摩亜、撒麻亜、察母阿、薩摩亜、三毛亜」などとも表記されます。

「サモア独立国」の広さ 面積・場所について

「サモア独立国」の面積は約2,830平方キロメートルで、東京都の約1.3倍の大きさです。

「サモア独立国」の場所は、南太平洋(オセアニア)に位置し、西経171度線を境として西側にあります。

「サモア独立国」は、ウポル島、サバイイ島および7つの小島で構成されています。

「サモア独立国」の首都について

「サモア独立国」の首都は「アピア」で、「アピア」は南太平洋に浮かぶウポル島の北方の海岸に位置し、「サモア独立国」唯一の都市です。

「アピア」の人口は、2011年現在、3万6,735人です。

「サモア独立国」の人口について

「サモア独立国」の人口は、世界銀行が2018年に調べた時点で約20万人であり、人口密度は、約71.71人で、第107位です。

「サモア独立国」の成り立ちについて

「サモア独立国」は、1722年にオランダ人探険家Roggeveenによって視認され、1768年にフランス人航海者Bougainvilleが上陸、1860年代にアピアが捕鯨船補給港として繁栄、ドイツ、英国、米国が勢力を競い、1899年にドイツによって西サモア、米国によって東サモアが領有されました。

1919年に西サモア、ニュージーランドの国際連盟委任統治地域となり、1945年に西サモア、国際連合信託統治地域となり、1962年1月1日に西サモアが独立、1997年に国名が「西サモア独立国」から「サモア独立国」に変更されました。

「サモア独立国」の国民・宗教・言語について

「サモア独立国」の国民について

「サモア独立国」の人種割合は、約9割以上がポリネシア系のサモア人で、サモア人とヨーロッパ人や中国人との混血が約7%程度、また1%に満たない程度のヨーロッパ人がいます。

「サモア独立国」の宗教について

「サモア独立国」の国家宗教は、宗教は、キリスト教が約97%を占め、メソジストが約30パーセント、合同教会が約30パーセント、カトリック教会が約20パーセント、モルモン教が約15パーセント、その他が約5%です。


「サモア独立国」の言語について

「サモア独立国」の公用語は、サモア語と英語で、住民はサモア語で話、公文書もサモア語で、学術的文書や記録は英語が使用されています。

「サモア独立国」の経済状況について

「サモア独立国」の通貨はサモア・タラで、GDPは約8.2億米ドルで、世界182位です。そして、一人当たりのGDPは約3,98.45米ドルで、世界111位です。

「サモア独立国」の貿易について

「サモア独立国」の貿易相手は、主に輸出が、米国、アフガニスタン、ニュージーランド、米国、輸入が、ニュージーランド、シンガポール、米国、豪州となっています。

「サモア独立国」の主な輸出品目は、魚介類、ノニ製品、健康食品、ビール、ココナッツクリームで、輸入品目は、食料品・食肉、機械・輸送機器、製造品です。

「サモア独立国」の政治・政策について

政治体制について

「サモア独立国」は、議会が国家元首を選出する制度ですが、慣習として選挙君主制に類似称号保持者で、国家元首は四大マタイ家の当主の中から選出されています。

議会は、一院制で議員数49名、任期は5年です。

「サモア独立国」の元首・首相・外相について

「サモア独立国」の大統領について

「サモア独立国」の大統領は、トゥイマレアリイファノ・ヴァアレトア・スアラウヴィ二世殿下です。

「サモア独立国」の首相・外相について

「サモア独立国」の首相は、トゥイラエパ・ファティアロファ・ルペソリアイ・サイレレ・マリエレガオイ首相で、外相は首相が兼任しています。

「サモア独立国」の国防・軍事制度・兵役について

「サモア独立国」は、ニュージーランドおよび豪州との緊密な関係が維持、南太平洋地域諸国との協力関係を重視して国連活動に貢献しています。

軍隊はなく、ニュージーランドとの友好条約に基づき、有事の際はニュージーランドによって支援されています。

「サモア独立国」と「日本」の関係は?

「サモア独立国」と「日本」の政治関係は、1980年6月に在京西サモアの名誉総領事館が開設、1997年2月に在アピア名誉総領事が任命、007年に領事館が閉館、故マリエトア・タヌマフィリ2世の国葬参加のため、浜田特派大使が派遣されました。

2009年7月に在京サモア大使館が開設、2013年1月に在サモア日本大使館が開設、2016年3月に在福島サモア名誉領事館が開設されました。

経済関係は、貿易額は、2019年、サモアへの輸出は約15.63億円、サモアからの輸入が約1.51億円、日本からの直接投資は15件で約80億円、進出日本企業数は2018年現在、2社となっています。

在留邦人数は、2018年10月現在、65名、在日サモア人数は、2019年6月現在、71名です。

まとめ

以上、国特集「サモア独立国」でした。


ちなみに、「サモア独立国」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「194位」でした。

本記事は、2022年12月24日時点調査または公開された情報です。
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