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【目指せ!外交官】世界三大瀑布の一つと称されるヴィクトリアの滝がある「ザンビア共和国」の基礎知識(2021年6月調査情報)

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目次

「ザンビア共和国」ってどんな国?

「ザンビア共和国」の正式名称は英語で「Republic of Zambia」、漢字では「贊比亞」と表記し、その他「尚比亞」などとも表記されます。

「ザンビア共和国」の広さ 面積・場所について

「ザンビア共和国」の面積は約752.61千平方キロメートルで、日本の約2倍の大きさです。

「ザンビア共和国」の場所は、アフリカ南部に位置しており、かつてはイギリス領北ローデシアであった地域です。

内陸国であり、コンゴ民主共和国、タンザニア、マラウイ、モザンビーク、ジンバブエ、ナミビア、アンゴラ、ボツワナの8つの国に接しています。

「ザンビア共和国」の首都について

「ザンビア共和国」の首都は「ルサカ」で、「ルサカ」は首都としては、標高1,300メートルに位置しています。

「ルサカ」の人口は、 2016年時点で、約233万200人です。

「ザンビア共和国」の人口について

「ザンビア共和国」の人口は、世界銀行が2019年に調べた時点で約1,786万人であり、人口密度は、約25.09人で、第152位です。

「ザンビア共和国」の成り立ちについて

「ザンビア共和国」は、1964年に旧宗主国英国から独立、カウンダ大統領が就任、1973年に第二共和制が誕生して一党制が施行、1990年に第三共和制が誕生して数政党制に移行、1991年にチルバ大統領が就任しました。

1996年にチルバ大統領が再任、2002年にムワナワサ大統領が就任、2006年にムワナワサ大統領が再任、2008年にムワナワサ大統領が逝去、バンダ大統領が就任、2011年にサタ大統領が就任しました。

2014年にサタ大統領が逝去、2015年にルング大統領が就任、2016年にルング大統領が再任しました。

「ザンビア共和国」の国民・宗教・言語について

「ザンビア共和国」の国民について

「ザンビア共和国」の人種割合は、バントゥー系民族のトンガ人、ニャンジャ・チェワ人、ロジ人、ベンバ人、チェワ人、トゥンブカ人、ンゴニ人、カオンデ人、ルンダ人、ルバレ人、ララ人、ムワンガ族などによって、全体の約99.5パーセントが構成されています。


そのほかにも、ヨーロッパ人やアジア人、アメリカ人が約0.5パーセントほど存在しています。

「ザンビア共和国」の宗教について

「ザンビア共和国」の国家宗教は、ザンビア憲法の前文でキリスト教が国教とされ、国民の信仰する宗教は2010年にはキリスト教が約95.5パーセントを占め、そのうちプロテスタントが約75.3パーセント、カトリックが約20.2パーセントを占めています。

「ザンビア共和国」の言語について

「ザンビア共和国」の公用語は、英語で、その他に各民族の言葉であるベンバ語、トンガ語、ニャンジャ語、ムワンガ語などが用いられています。

各民族語のうち最も使用されているのは、カッパーベルトなどの北部で主に使用されるベンバ語が約33.4パーセントであります。

続いて、首都ルサカ周辺で使用されるニャンジャ語が約14.7パーセント、南部で使用されるトンガ語が約11.4パーセント、西部で使用されるロジ語が約5.5パーセント、東部で使用されるチェワ語が約4.5パーセントとなっています。

なお、北西部ではルンダ語も有力で、また、ニャンジャ語とチェワ語は、ほぼ同一の言語で、相互の意思疎通が可能です。

「ザンビア共和国」の経済状況について

「ザンビア共和国」の通貨はザンビア・クワチャで、GDPは約231億米ドルで、世界116位です。そして、一人当たりのGDPは約981.31米ドルで、世界168位です。

「ザンビア共和国」の貿易について

「ザンビア共和国」の貿易相手は主に、輸出がスイス、中国、コンゴ(民)で、輸入が南アフリカ、コンゴ(民)、中国となっています。

「ザンビア共和国」の主な輸出品目は、銅、コバルト、タバコ、皮革類、綿花などで、輸入品目は、機械類、輸送用機器、石油製品、化学製品、食料などです。

「ザンビア共和国」の政治・政策について

政治体制について

「ザンビア共和国」は、共和制で、国民議会は166議席の一院制で、任期は5年です。

「ザンビア共和国」の政策

「ザンビア共和国」は、1964年の独立以来、概して内政は安定して推移しています。

1991年10月に複数政党制による選挙が実施され、チルバ氏がカウンダ初代大統領に圧勝し第2代大統領に就任し、2001年12月にはムワナワサ元副大統領が大統領選で当選しました。

ムワナワサ第3代大統領は、自らの政権を「ニューディール政権」と称し、汚職の追放と専門家登用による実務重視の政治が実践され、チルバ前政権時代の汚職に厳しく対応しました。

2006年9月の総選挙にて、ムワナワサ大統領が再選し、同国の最大の課題といえる貧困削減および経済構造改革に取り組みましたが、2008年6月にAU総会出席のためエジプトを訪問中に同大統領は脳卒中で倒れ、8月に仏で死去しました。

2008年10月に大統領補欠選挙によりバンダ副大統領が第4代大統領に選出され、バンダ大統領は故ムワナワサ政権の路線を継続し、経済成長政策が重視されました。


2030年までの長期的国家戦略「ビジョン2030」を打ち出し、2011年2月策定した「第6次国家開発計画」の下、2030年の中進国入りに取り組みました。

2011年9月の総選挙にて、複数政党制導入以来、政権を担ってきた複数政党制民主主義運動に代わって愛国戦線が政権を握り、サタPF党首が第5代大統領に就任しました。

サタ大統領は、選挙公約に掲げた雇用創出、産業開発、経済多角化等に取り組みましたが、2014年10月に病気療養のため滞在していた英国で死去しました。

2015年1月に、大統領補欠選挙にて与党PFのルング国防大臣兼法務大臣が勝利し、第6代大統領に就任しました。

ルング大統領は、故サタ大統領の路線を継続し、産業構造改革や貿易投資誘致に取り組み、2016年8月の大統領選挙にも勝利し、2021年までの5年の任期で再び大統領に就任しました。

「ザンビア共和国」の元首・副大統領・外相について

「ザンビア共和国」の元首について

「ザンビア共和国」の元首は、エドガー・ルング大統領です。

「ザンビア共和国」の副大統領・外相について

「ザンビア共和国」の副大統領は、イノンゲ・ウィナで、外相は、ジョセフ・マランジです。

「ザンビア共和国」の国防・軍事制度・兵役について

「ザンビア共和国」は、近隣諸国との善隣関係の維持と平和外交に努めており、紛争の多発する周辺地域の中で中立政策を維持しつつ、地域和平の構築に尽力しています。

1994年にはアンゴラ和平合意を仲介、1999年にはコンゴ(民)和平合意を成立させました。

南部アフリカ開発共同体、東南部アフリカ市場共同体の主要メンバーで、地域の安定・共存を外交の基本に据えています。

軍事力は、2018年現在、予算が約337百万米ドル、兵役は志願制、兵力は、陸軍が約13,500人、空軍が約1,600人です。

「ザンビア共和国」と「日本」の関係は?

「ザンビア共和国」と「日本」の政治関係は、1964年にザンビアを独立と同時に承認、1970年1月に駐ザンビア日本大使館が開設、1975年8月に駐日ザンビア大使館が開館されました。

経済関係は、日本の対ザンビア貿易は、2019年現在、貿易額は、輸出が約48.8億円、輸入が約155億円、主要品目は、輸出が車両および部品、タイヤ、建設用・鉱山用機械などで、輸入が銅、コバルト、タバコなどです。

在留邦人数は、2019年12月現在で242人、在日当該国人数は、2019年12月現在で141人です。

まとめ

以上、国特集「ザンビア共和国」でした。

ちなみに、「ザンビア共和国」の男子サッカーFIFAランキングでは、2020年11月の時点では「90位」でした。

本記事は、2022年12月28日時点調査または公開された情報です。
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この記事を書いた人

2021年に公務員総合研究所に入所した新人研究員。

好きな言葉は、「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」

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