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国土交通省所管の独立行政法人「航空大学校」に就職するには?

国内唯一の公的な操縦士教育訓練機関としてパイロットを育成している航空大学校では、その長い歴史と伝統を生かした教育によって数多くの優秀なパイロットを輩出しています。航空界の安全と発展を担う航空大学校に就職する方法について解説します。国土交通省所管の独立行政法人です。

2017年08月08日更新

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目次
そもそも航空大学校って何?
航空大学校に就職するには?
まとめ
国土交通省所管の独立行政法人「航空大学校」に就職するには?

そもそも航空大学校って何?

「航空大学校」は、昭和20年の太平洋戦争戦後、止まっていた「民間航空」事業が昭和27年に再開され、戦後復興の第一歩を歩み始めようということで、昭和29年に運輸省(当時)の付属機関として宮崎に設置されました。

それまで外国人パイロットに頼り切っていた日本の航空業界において、日本人パイロットを養成していくという趣旨のもと設立されたのが始まりでした。

現在は宮崎空港に隣接する運輸省の付属機関と、仙台空港に隣接する仙台分校、帯広空港に隣接する帯広分校の3校体制でそれぞれの課程を分担しながら一貫教育を行っています。

それぞれの課程で学べる内容や訓練内容が異なっていて、以下のようになります。

宮崎学科課程

航空力学や英語など、航空機の操縦に必要な知識について学びます(期間5カ月)

宮崎フライト課程

英語などの学科のほか、初等訓練機を使ってフライト訓練を行います。(期間6カ月)
操縦演習時間は78時間、計器飛行演習は20時間です。

帯広フライト課程

英語や計器飛行などの学科のほか、初等訓練機を使ってフライト訓練を行います。(期間6カ月)
操縦演習時間は77時間です。

仙台フライト課程

航空管制などの学科のほか、中等訓練機を使ってフライト訓練を行います(期間7カ月)
操縦演習時間は65時間、計器飛行演習は25時間です。

航空大学校に就職するには?

「独立行政法人 航空大学校」に就職するには、採用試験に合格することが必要です。平成29年7月時点での募集はありませんが、学生に教える「教官」を募集しています。

<航空大学校操縦教官>

応募資格は4つで、(1)昭和37年4月2日以降に生まれた者(2)高等学校卒業以上の学歴を有する者、高等専門学校の第3学年の課程を修了した者又は高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)に合格した者等で高等学校卒業者と同等と認められる者(3)定期運送用操縦士技能証明(飛行機)及び航空無線通信士、もしくは事業用操縦士技能証明(飛行機・単発又は多発)、計器飛行証明及び航空無線通信士のいずれかの資格を有していること(4)有効な第一種航空身体検査証明を保持していることです。採用予定数は宮崎本校、帯広分校、仙台分校ともに若干名で、選考方法は面接試験の後実機又はFTDによる試験を実施します。

<航空大学校操縦教官(契約職員)>

応募資格は3つで、(1)昭和37年4月1日以前に生まれた者(2)宮崎本校及び帯広分校希望者の場合、定期運送用操縦士技能証明(飛行機)及び航空無線通信士もしくは事業用操縦士技能証明(飛行機・単発又は多発)、計器飛行証明及び航空無線通信士の資格を有していること。仙台分校の場合、定期運送用操縦士技能証明(飛行機)及び航空無線通信士もしくは飛行機事業用操縦士技能証明(飛行機・多発)、計器飛行証明及び航空無線通信士の資格を有していること(3)有効な第一種航空身体検査証明を保持していることです。採用予定数は宮崎本校、帯広分校、仙台分校ともに若干名で、選考方法は書類選考の後、面接試験実機又は FTD による試験を実施します。

▼勤務時間:1日(7時間45分)、1週間(38時間45分)
▼休日:土、日、祝日、年末年始(12 月 29~1 月 3 日)の他、有給休暇及び特別休暇があります。
▼給与:日額10,930円~24,820円とされてますが、経験年数によります。
▼手当:航空手当及び通勤手当などがあります。
▼保険:社会保険に加入となります。

いずれの採用試験も、以下に当てはまる場合は応募できません。
(1)日本の国籍を有しない者
(2)成年被後見人又は被保佐人(準禁治産者を含む)
(3)禁固以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者又はその刑の執行猶予の期間中の者その他執行を受けることがなくなるまでの者
(4)一般職の国家公務員として懲戒免職の処分を受け、その処分の日から2年を経過しない者
(5)日本国憲法又はその下に成立した政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者

採用に関する資料:http://www.kouku-dai.ac.jp/cgi-bin/upload/0816_keiyakusyokuin29.pdf

まとめ

航空大学校では、国が設立した唯一の公的エアライン・パイロット養成機関で、その卒業生は国内航空会社パイロットの約40%を占めるそうです。

そんな航空大学校では「航空人の育成」「パイロットとしての知識と技能の修得」「プロフェッショナル・スピリットの形成」という3つの大きな目標を掲げており、目標を達成するために2年間にわたってハードなスケジュールで座学とフライト訓練のカリキュラムを組んでいます。

そうして厳しい訓練を成し遂げからこそ、日本を代表うる優秀な空の専門家たちが生まれるということですね。

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