はじめに – 「航空大学校」とは?
「航空大学校」は、公的な操縦士教育訓練機関として計画的にパイロットを養成し、航空界の発展と安全運航の確立などを行っています。
設立:1954年
予算:3,091百万円(平成28年度)
組織:国土交通省所管
所在地:宮崎県宮崎市大字赤江字飛江田652-2
公式ホームページ:http://www.kouku-dai.ac.jp/
「航空大学校」の事業内容
「航空大学校」の事業内容を、3つのポイントに分けて、ご紹介します。
ポイント1:航空人の育成
1つ目は、「航空人の育成」に関する業務です。
この業務は、パイロットを目指す人に、空の厳しさとフライ トに対する心構えを教え、空を飛ぶ夢と楽しさを共有し、航空を愛し、航空の安全と発展を支える航空人を育成します。
ポイント2:知識と技能の修得
2つ目は、「知識と技能の修得」に関する業務です。
この業務は、日本で国際・国内の航空輸送において、第一線で活躍するパイロットを養成することを目的として、航空機の運航に必要な知識と高い操縦技能を教授します。
学科部門では、航空工学や航空機の運航に関する知識の修得とともに、語学力を始めとする、航空人として必要な見識と能力の向上に必要な知識を教授します。
また実科フライト部門では、単発機と双発機及び計器飛行の操縦技能のすべてを修得し、その時々の気象条件や運航条件を自己調査・判断し、飛行計画を立て運航を管理できるよう、マネージメント能力の開発に必要な知識を教授します。
ポイント3:プロフェッショナル・スピリットの形成
3つ目は、「プロフェッショナル・スピリットの形成」に関する業務です。
この業務は、学生に対し、航空の安全確保に対する真摯な姿勢と自らの安全意識の確立、および社会人・職業人として自立した意識と厳しい自己管理のもとに、機長としての統率力と危機管理能力を形成します。
「航空大学校」に就職するには?
「航空大学校」には、毎年不定期に行われる採用試験に合格し、採用されることで、就職することができます。
主に社会人採用で、契約社員や非常勤職員の採用など、不定期で募集があります。
「航空大学校」の募集職種
「航空大学校」の募集職種には、契約職員の職種があります。
契約職員は、年度によって募集している職種等は異なります。くわしくは、公式ホームページをご参照ください。
直近の募集・採用情報
参考までに、2020年上半期に募集のあった職種をご紹介します。
契約職員(運用職)
「契約職員」(運用職)は、2020年4月1日に入校する職員で、社会人が対象です。
2020年度は、仙台と帯広で募集がありました。
業務内容は、訓練機の運航に関する補助業務・運航管理業務です。
応募資格は、高卒以上で、電波法(昭和25年5月2日法律第131号)に規定する航空特殊無線技士または同資格より上級の資格を有し、かつ、民間企業または官公庁において運航管理業務の経験がある人です。
「契約職員」(運用職)は、書類選考による1次選考、面接試験による2次選考に合格し、採用されれば就職できます。
なお、2020年5月現在は、すでに募集を終えていますので、追って2021年度の採用情報をご確認ください。
契約職員(操縦教官)
「契約職員」(操縦教官)は、令和2年7月1日以降に入校します。
応募資格は、高等学校卒業以上の学歴を有する者、高等専門学校の第3学年の課程を修了した人など、諸条件がありますので、くわしくは、ホームページをご確認ください。
「契約職員」(操縦教官)は、書類選考による1次選考、面接試験による2次選考に合格し、採用されれば就職できます。
採用に関する詳細
上記に記載してある情報は、2020年4月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。
まとめ
以上、「国土交通省所管の独立行政法人「航空大学校」に就職するには?」でした。
「航空大学校」は、公的な操縦士教育訓練機関として計画的にパイロットを養成し、航空界の発展と安全運航の確立などを行う役割を担っています。
「航空大学校」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。
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