はじめに – 「空港周辺整備機構」とは?
「空港周辺整備機構」は、福岡空港の周辺地域において、航空機の騒音により生ずる障害の防止及び軽減を図り、併せて生活環境の改善などを行っています。
設立:1976年7月1日
予算:39億1,522万2,000円(平成30年度)
組織:厚生労働省所管
所在地:福岡市博多区博多駅東2丁目17番5号
公式ホームページ:https://www.oeia.or.jp/
「空港周辺整備機構」の事業内容
「空港周辺整備機構」の事業内容を、4つのポイントに分けて、ご紹介します。
ポイント1:住宅防音事業
1つ目は、「住宅防音事業」に関する業務です。
この業務は、空港の周辺の住宅の持ち主や、その住宅に住んでいる人が快適に過ごせるよう、住宅防音工事や空調機器更新工事など、防音対策の実施の支援を行います。
ポイント2:移転補償事業
2つ目は、「移転補償事業」に関する業務です。
この業務は、福岡空港周辺の一定区域内で、航空機の騒音による障害の防止のために当機構が国から委託を受けて建物およびその附帯工作物を移転する際の補償や宅地、田畑等の土地を買い入れます。
また、移転補償できる建物や買い入れのできる土地に関する内容、移転補償金の内容・手続に関する情報の提供も行われています。
ポイント3:再開発整備事業
3つ目は、「再開発整備事業」に関する業務です。
この業務は、福岡空港周辺地域で国が移転補償事業によって取得した土地を有償で借受け、周辺の生活環境に配慮しながら「騒音斉合施設」を整備した上で、移転補償跡地を貸付けます。
「騒音斉合施設」とは、航空機の騒音によって、その機能が害されるおそれの少ない駐車場、倉庫、物販施設などの施設のことです。
ポイント4:緑地造成事業
4つ目は、「緑地造成事業」に関する業務です。
この業務は、騒音が特に大きいと指定された第三種区域における緩衝緑地帯の整備を行います。
具体的には、福岡空港周辺の第三種区域内で移転補償事業によって取得した土地を対象に造成工事や植栽工事などを行い、緑地帯を整備することによって、航空機の騒音による障害の発生を防止するとともに、その地域の生活環境を改善します。
近年では、地域の声を反映させて、植栽本数を減らして見通しをよくする等の生活環境の改善に取り組も行われています。
なお、緑地帯の整備は、緑地帯の管理・防犯を目的として緑地帯をフェンスで囲む閉鎖型に限定して行われています。
「空港周辺整備機構」に就職するには?
「空港周辺整備機構」には、毎年不定期に行われる採用試験に合格し、採用されることで、就職することができます。
主に社会人採用で、不定期で募集があります。
「空港周辺整備機構」の募集職種
「空港周辺整備機構」では、不定期に職種等を募集していますので、くわしくは、公式ホームページをご参照ください。
直近の募集・採用情報
2020年上半期に募集のあった職種はありませんでした。
採用に関する詳細
上記に記載してある情報は、2020年5月に調査したものです。詳細は、公式ホームページの採用情報をご覧ください。
▼参考URL:https://www.oeia.or.jp/recruit/
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「空港周辺整備機構」は、福岡空港の周辺地域において、航空機の騒音により生ずる障害の防止及び軽減を図り、併せて生活環境の改善などを行う役割を担っています。
「空港周辺整備機構」への就職を希望されている方は、ぜひこの記事をご参考ください。
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