会津若松市役所での臨時事務補助員の業務体験レポート

会津若松市役所で臨時事務補助員として2年間勤務した方の仕事内容についてのレポートです。

地理的に田舎ということもあり新幹線が通っていない、時間のゆったり流れる城下町での市役所の仕事について語っていただきました。

市役所の臨時事務補助員とは?

市役所の臨時事務補助員として、2年間勤務してきました。事前に履歴書を提出しておき、仕事があれば人事課より連絡が入り勤務していくシステムです。このようなシステムは、珍しいのではないでしょうか。

私の場合、3月という年度末の履歴書の提出でしたが、すぐに人事課より連絡が来てまずは人事課での勤務となりました。

人事課では、1ヶ月という短期間の勤務で職員の給料に関する事務補助を行いました。高卒、大卒、一般職、技術職、主査、主任、課長、部長と一人一人の条件によって“級”が決まっていて、その“級”によって額が決まってきます。給与の昇給を計算するのは定規を使って表にしたり、1000人近い職員の給与明細を人事課のプリンターで行って、手作業で切り離しをしたりと意外とアナログな作業があり驚きました。

企画調整課では、市政だよりの英語版を今まで作ってきたフォーマットを使用しながら作成しました。日本語を英語に翻訳して文章を作成することは、未経験の私にはとても難しく感じましたが、国際交流協会にいる外国の方に助けてもらいながら、なんとか完成したとき市民に私が作成した記事を読まれることに感動しました。

市民課では、窓口の裏方で住民票や戸籍を専用システムから印刷する作業、また、それらを遠方のため来所して申請できない方が郵便請求してくる窓口になる職員の補助をしました。戸籍や住民票の見方や戸籍の種類を把握すると、それらにその人の人生が全てつまっているようで世界が広がりました。

社会福祉課では、障害手帳のデータのパソコン入力や窓口の受付を主に行いました。ここでは、手や足、体のいろいろな所に障害がある方が訪れるので、生活の中にどんな問題があるか、どうしたいかなど訴えにくる市民の方がたくさんいました。手話でお話する方、生活保護の方、さまざまな事情がある市民の方に耳を傾ける職員を尊敬していたのを覚えています。

児童家庭課でも、窓口や児童手当などの申請書の整理を行いました。こちらは、赤ちゃんや子供が来所するところでたくさん癒されることもありましたが、こちらにも事情があるご家庭の来所も多く、家庭環境の違いを目の当たりにしたことがありました。

市役所臨時職員の1日について

8:20出勤 (窓口→受付準備)
8:30 依頼された業務
12:00 昼食
13:00 依頼された業務
15:00 郵便発送
17:15 退社 (窓口→閉め作業)

市役所の臨時事務補助員のポイント・課題

その課に勤務ごとに契約を結びます。最長3年勤務可能です。いろいろな課で勤務することで、年齢の近い職員と親しくなることができました。ときには飲みに一緒に行ったりもしました。そこで、親睦を深めると仕事の時にも話しやすくなり、それまで緊張して相手に聞きづらいせいで間違いが多かった業務を私が積極的に聞きに行ったり、相手もチェックをしに来ることで、間違いをきちんと指摘してくれるようになり、スムーズに進めることができるようになりました。

他の公的機関や一般企業で、もし派遣社員が勤務するときに正社員と飲みに行くのは考えにくいところですが、私が勤務した市役所では臨時事務補助員との交流も大切にしていて、仲間意識を高く持っていたので協調性がある程度ある方は働きやすい環境だと思います。業務内容も個別で行う作業よりは、職員と一緒に行う作業の方が多かったので、情報共有や共同作業を好む方や得意な方には向いている仕事だと思います。

まとめ

福島県会津若松市は盆地で、新幹線が通っていない時間のゆったり流れる城下町です。会津の人がよくいう言葉で「会津の三泣き」という言葉があります。

[一泣き]
会津の外から来る人は会津の人のとっつきにくさに涙を流す
[二泣き]
会津の生活に慣れてくると、会津の人の人情の深さやあたたかさに涙を流す
[三泣き]
また会津を去る時にその人情の深さに離れがたくなり涙を流す

これは会津人の人柄を表した言葉でまさにその通りだと思います。

関東などから転勤でご主人と一緒に来た主婦の方が臨時事務員で働き出したときにも、市役所の中でうわさになり周りの人達はなかなか話をかけない時期がありました。しかし、歓迎会などで親睦を深めていくと、職員とランチに行っている姿や笑顔を見せながら仕事をしている姿を見ることができました。

会津若松市役所は会津を地元にしている人達の集まりです。その中で働くことは会津を地元にしている私でも、大変なことがありだいぶ揉まれました。ただ、会津の三泣きのように、大変な思いをしてでもその中に溶け込めば、まるで家族のように情に厚く接してくれます。それは、仕事にも活かせていて、例え臨時事務員でもきちんとやり方を教えて、やり遂げたことに対して評価をしてくれますし、先述しましたが、間違いもきちんと指摘してくれます。

契約期間は3年ですが、ほとんどの臨時事務員が3年間、満期で勤務をしているようです。ただ、お給料の安さと車社会の会津で駐車場を自己確保という難点がついてきます。もし働くのであれば、結婚して旦那様のお給料をメインでお小遣い程度に働くのがよいかもしれません。

本記事は、2018年7月24日時点調査または公開された情報です。
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