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平成30年度地方公務員「特別(東京23)区Ⅰ類・一般方式」採用試験日程

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国家公務員・地方公務員ともにさまざまな職に応じて、採用試験が用意されています。

本ページでは、地方公務員採用試験の「特別区(東京23区)職員Ⅰ類」【一般方式】について解説します。

目次

「特別区(東京23区)Ⅰ類」【一般方式】の採用試験について

特別区(東京23区)職員Ⅰ類採用試験【一般方式】は、大学卒業者を対象にした採用試験区分です。別に特別区(東京23区)職員採用試験は、試験内容に教養試験と論文がないⅠ類採用試験【土木・建築新方式】と、高校卒者向けのⅢ類採用試験で構成されます。

なお、特別区(東京23区)職員Ⅰ類採用試験【土木・建築新方式】は別日程のため、別で説明します。

「特別区(東京23区)職員Ⅰ類」【一般方式】採用試験の区分について

試験の区分については、事務、土木造園(土木)、土木造園(造園)建築、機械、電気、福祉、心理、衛生監視(衛生)、衛生監視(化学)、保健師があります。

この中で、複数の区分を受験することはできず、またⅠ類採用試験【土木・建築新方式】(9月第一次試験実施)との併願もできません。

「特別区(東京23区)職員Ⅰ類」【一般方式】採用試験の受験資格について

受験資格は、試験区分によって異なります。

【試験区分:事務、土木造園(土木)、土木造園(造園)、建築、機械、電気】
日本国籍を有する者で、生年月日が「昭和62年年4月2日~平成9年4月1日」の年齢制限があります。

【試験区分:福祉】
生年月日が「平成元年4月2日~平成9年4月1日」の年齢制限と、社会福祉士もしくは児童指導員の資格または保育士の資格を所有し(見込み含む)、都道府県知事の登録を受けていることです。国籍は問いません。

【試験区分:心理】
生年月日が「昭和54年4月2日以降」の年齢制限と、大学の心理学科(これに類する学科・専攻等)を卒業している(見込み含む)、または大学院で心理学の過程を修了している(見込み含む)ことです。国籍は問いません。

【試験区分:衛生監視(衛生)】
日本国籍を有する者で、生年月日が「平成元年4月2日~平成9年4月1日」の年齢制限と食品衛生監視員と環境衛生監視員の両資格を有する(見込み含む)ことです。


【試験区分:衛生監視(化学)】
日本国籍を有する者で、生年月日が「平成元年4月2日~平成9年4月1日」の年齢制限があります。

【試験区分:保健師】
生年月日が「昭和54年4月2日~平成9年4月1日」の年齢制限と保健師の免許を有する(見込み含む)ことです。

「特別区(東京23区)Ⅰ類」【一般方式】試験日程内容について

<応募受付期間>

「特別区(東京23区)職員Ⅰ類」【一般方式】採用試験の申込方法は、次の2種類あります。

▼インターネットによる申込
受付期間は、2018年4月1日(日)10:00~4月9日(月)17:00です。受信有効です。

▼郵送(簡易書留)による申込
受付期間は、2018年4月1日(日)~4月5日(木)の消印有効です。

<第一次試験の日程・内容>

▼試験科目:
>「教養試験」
一般教養について大学卒業程度の五肢択一式の筆記試験です。問題数は48題で、知能分野からは24題必須解答し、知識分野からは20題出題され、その中から12題選択し解答します。

>「課題式論文」
問題数は2題で、1題選択して解答します。解答文字数は1,000字以上1,500字程度です。

>「専門試験」
この試験はそれぞれの試験区分の業務に必要な知識についての試験です。問題形式や出題数、出題分野は、試験区分によって異なります。

【区分:事務】
業務に必要な基本知識についての五枝択一式の筆記試験です。問題数は55題で、40題選択し解答します。
出題分野:憲法、行政法、民法①「総則・物権」、民法②「債権・親族・相続」、ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学、経営学、政治学、行政学、社会学

【区分:保健師】
業務に必要な専門的知識についての記述式、語群選択式試験です。問題数は3題で、すべて必須解答です。
出題分野:公衆衛生看護学、疫学・保険統計学、保健医療福祉行政論

【区分:土木造園(土木)、土木造園(造園)、建築、機械、電気、福祉、心理、衛生監視(衛生)、衛生監視(化学)】
業務に必要な専門的知識についての記述式、語群選択式試験です。問題数は6題で、4題選択し解答します。出題分野は試験区分によって異なります。

<区分:土木造園(土木)>
出題分野:応用力学、土質工学、測量、土木施工、道路・橋梁、都市計画

<区分:土木造園(造園)>
出題分野:造園史、造園計画、造園植物、植栽・土壌肥科学、生態学、造園施工・管理

<区分:建築>
出題分野:建築史、建築計画、都市計画、建築設備、建築構造、建築施工、建築法規

<区分:機械>
出題分野:物理、材料力学、熱力学・熱機関、流体力学・流体機械、計測・制御、機械材料


<区分:電気>
出題分野:電気・電子回路、電気磁気学、材料・制御(電気応用含む)、電気機器、発送配電、情報・通信

<区分:福祉>
出題分野:社会学概論、社会福祉論、社会心理学、児童心理学、ケースワーク

<区分:心理>
出題分野:一般心理学、応用心理学、臨床心理学

<区分:衛生監視(衛生)>
出題分野:公衆衛生学、微生物学、化学、食品衛生学、環境衛生学

<区分:衛生監視(化学)>
出題分野:有機化学、無機化学、分析化学、物理化学、生化学、応用化学

▼試験日:2018年5月6日(日)

▼合格発表日:2018年6月22日(金)10:00

<第二次試験の日程・内容>

▼試験種目:「口述試験」
この試験は、人物および職務に関する知識などについての個別面接です。

▼試験日:2018年7月10日(火)~7月22日(日)

▼最終合格者発表日:
【試験区分:土木造園(土木)、土木造園(造園)、建築、機械、電気】
2018年7月30日(月)10:00

【試験区分:事務、福祉、心理、衛生監視(衛生)、衛生監視(化学)、保健師】
2018年8月6日(月)10:00

特別区が求める人材像について

東京23区それぞれの地域特性を活かし、区民の期待に応えられる職員を、特別区では求めています。

特別区が求める人材「自ら考え行動する人」

自分のことのように人の思いを理解し誠実に「聴く」、人として成長するため向上心を持って自ら「学ぶ」、人々が笑顔になる方法を想像力豊かにポジティブに「考える」、チームワークとチャレンジ精神を大切に「行動する」。そのような人材を特別区は募集しています。詳細は特別区人事・厚生事務組合のサイトに掲載されています。

> 特別区人事・厚生事務組合のサイト:特別区が求める人材像
http://www.tokyo23city.or.jp/saiyo/panf/panf29/tokubetsuku_04.pdf

この他にも、特別区人事・厚生事務組合のサイトには、採用や特別区に関する情報、各職種の紹介などが掲載されていますので、ぜひご覧ください。

まとめ – 採用予定人数

いかがでしたか?

最後に、平成30年度 地方公務員採用試験の「特別区(東京23区)職員Ⅰ類」【一般方式】採用予定数についてご案内します。

試験区分【事務】

試験区分【事務】の特別区等採用予定数は、1,130名程度と発表されています。特別区等採用内訳は、千代田区33名、中央区31名、港区40名、新宿区35名、文京区30名、台東区42名、墨田区35名、江東区37名、目黒区65名、大田区88名、世田谷区128名、渋谷区23名、中野区35名、杉並区70名、豊島区26名、北区37名、荒川区40名、板橋区49名、練馬区87名、足立区50名、葛飾区44名、江戸川区50名、人厚組合若干名、競馬組合若干名、清掃組合若干名です。

試験区分【土木造園(土木)】

試験区分【土木造園(土木)】の特別区等採用予定数は、67名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区です。


試験区分【土木造園(造園)】

試験区分【土木造園(造園)】の特別区等採用予定数は、17名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、港区、江東区、目黒区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、板橋区、足立区、江戸川区です。

試験区分【建築】

試験区分【建築】の特別区等採用予定数は、58名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区です。

試験区分【機械】

試験区分【機械】の特別区等採用予定数は、30名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区、清掃組合15名程度です。

試験区分【電気】

試験区分【電気】の特別区等採用予定数は、29名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、文京区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、豊島区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区、清掃組合14名程度です。

試験区分【福祉】

試験区分【福祉】の特別区等採用予定数は、119名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区です。

試験区分【心理】

試験区分【心理】の特別区等採用予定数は、44名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、新宿区、文京区、台東区、墨田区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、中野区、杉並区、豊島区、北区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区です。

試験区分【衛生監視(衛生)】

試験区分【衛生監視(衛生)】の特別区等採用予定数は、46名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、千代田区、中央区、港区、新宿区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、中野区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、江戸川区です。

試験区分【衛生監視(化学)】

試験区分【衛生監視(化学)】の特別区等採用予定数は、7名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、清掃組合です。

試験区分【保健師】

試験区分【保健師】の特別区等採用予定数は、90名程度と発表されています。採用を予定している特別区等は、中央区、港区、新宿区、文京区、台東区、墨田区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、北区、荒川区、板橋区、練馬区、足立区、葛飾区、江戸川区です。

ただし、採用予定数は変動することがありますので、留意ください。

関連ページ:東京都の「特別区」について全23区一覧まとめ

地方上級公務員の採用先である「東京都特別区」には、23もの区があります。この「特別区」とは、どのような自治体なのか。今回は、東京都特別区について、歴史的な面と、現在の制度的な面から解説します。また、東京都特別区23区の各区の概要についてもまとめました。

本記事は、2018年5月13日時点調査または公開された情報です。
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この記事を書いた人

公務員総研の編集部です。公務員の方、公務員を目指す方、公務員を応援する方のチカラになれるよう活動してまいります。

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