平成30年度「神奈川県職員」採用情報 – 地方上級などの採用試験まとめ

平成30年度 地方公務員採用試験の「神奈川県職員」の試験日程のお知らせです。

平成30年度の神奈川県庁の採用募集職種は、大きく分けて「一般行政事務職」、学校事務の「事務職」、「技術職」、「資格免許職」があります。


はじめに

都道府県庁の職員の中の「神奈川県」の平成30年度の採用情報について紹介します。

神奈川県職員は、大学卒業程度の「Ⅰ種」、高校卒業程度の「Ⅲ種」、大学卒業程度の「公立小中学校等事務職員採用Ⅰ種」、高校卒業程度の「公立小中学校等事務職員採用 Ⅲ種」、薬剤師などの「免許資格職」、「経験者採用試験」に分かれています。

神奈川県職員「Ⅰ種」(大学卒業程度)では、グループワークに加えて2回の個別面接があることが特徴です。

「神奈川県庁」で働く公務員として知っておきたいこと

神奈川県は、関東地方の南西端、東京都の南に位置し、人口は東京都に次ぐ全国第2位で約915万人(平成27年国勢調査情報)の県です。

面積は、第43位で、市町村数は33エリア、19市13町1村です。県庁所在地は横浜市で、政令指定都市でもあります。政令指定都市は、他に川崎市・相模原市の2市、中核市は横須賀市の1市、施行時特例市は小田原市・大和市・平塚市・厚木市・茅ヶ崎市の5市です。

他に、大涌谷園地や、彫刻の森美術館のある箱根町、鎌倉大仏の鎌倉市などがあります。

神奈川県の強み(産業の特徴)

神奈川県と言えば、横浜中華街、八景島シーパラダイス、横浜ランドマークタワー、横浜マリンタワー、箱根の彫刻の森など、神奈川県民でなくても知っている名所が数多くあります。

神奈川県では、伝統の中で創意と工夫が重ねられた「箱根寄木細工」や「鎌倉彫」などの工芸品が、時を経て磨き抜かれた職人の技によって受け継がれています。

また、「足柄茶」や川崎大師の「久寿餅」などの加工食品は、地域特有の風土と密接に結びついており、郷土の味として愛されてきました。

さらに、「湘南の生しらす」や「三崎のまぐろ」「小田原の梅干し」など、豊かな自然の恵みを受ける農林水産品には、限られた自然資源への配慮と作り育てることに努力しています。

特に農産物では、神奈川県農業技術センターが12年の歳月をかけて開発した「湘南ゴールド」、「幻の大豆」といわれてきた「津久井在来大豆」、神奈川県農業技術センターが厚木市の農業者と共同開発したねぎの新品種「湘南一本」などのブランド化も行われています。


「神奈川県」が募集する職種紹介

平成30年度の神奈川県庁の採用募集職種は、大きく分けて、「一般行政事務職」、警察事務や学校事務の「事務職」、「技術職」、「免許資格職」があります。

神奈川県職員「Ⅰ種試験」(大卒程度)の採用試験情報

神奈川県職員「Ⅰ種試験」(大卒程度)は、行政機関等の事務や、環境農政局・県土整備局等における業務を行う職員を採用するための試験です。

また、神奈川県の「Ⅰ種試験」(大卒程度)には、公務員試験を勉強していない民間企業志望の人も受けやすい一般行政事職の「秋季チャレンジ」と、建設事業や土木行政、農業農村整備事業などを行う秋季技術職の「総合土木」の別枠が設けられています。

神奈川県職員「Ⅰ種試験」(大卒程度)について

神奈川県職員「Ⅰ種試験」(大卒程度)の試験区分は、平成30年度は、「行政」「農政技術(農業)」「農政技術(森林)」「水産」「総合土木」「建設技術(建築)」「化学」「機械」「電気」の募集を予定しています。

神奈川県職員「Ⅰ種試験」(大卒程度)の受験資格は、22~30才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。

試験内容は、1次試験は、択一式の「教養試験」と「専門試験」で、2次試験は、1次試験で実施される「論文試験」及び、グループワークと個別面接2回の「人物試験」です。

申込期間は、インターネット申込みで4月27日(金) ~ 5月11日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月9日 (月)~7月20日(金)を予定しています。

最終合格発表は、8月31日(金)の予定です。

Ⅰ種試験「秋季チャレンジ」採用について

神奈川県職員「Ⅰ種試験」(大学卒業程度)には、公務員試験の勉強をしていない人も受けやすい試験区分として、秋季チャレンジの「行政」があります。

Ⅰ種試験「秋季チャレンジ」の受験資格は、22~30才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才年齢までで、人事委員会が同等の資格があると認める人を含み、短期大学を除く学校教育法に基づく大学を卒業または2019年3までに卒業見込みの人にも資格があります。

試験内容は、1次試験は、択一式「基礎教養試験」、記述式「自己PRシート」、及び、「露文試験(採点は2次試験)」です。2次試験の1日目は、第1回「個別面接」、2日目は「グループワーク」及び第2回「個別面接」です。

申込期間は、インターネット申込み 9月3日(月) ~9月18日(火)、1次試験の日程は、10月21日(日)、2次試験の日程については、第1回「個別面接」は、11月12日(月)~11月14日(水)、「グループワーク」及び第2回「個別面接」は、11月12日(月)~同月14日(水)を予定しています。

最終合格発表は、12月7日(金)の予定です。

Ⅰ種試験「秋季技術職」採用について

神奈川県職員の「Ⅰ種試験」(大学卒業程度)には、公務員試験の勉強をしていない人も受けやすい試験区分として、秋季技術職の「総合土木」があります。

秋季技術職の「総合土木」の受験資格は、22~30才の年齢まで資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才年齢までで、人事委員会が同等の資格があると認める人を含み、短期大学を除く学校教育法に基づく大学を卒業または2019年3までに卒業見込みの人にも資格があります。


試験内容は、1次試験は「専門試験」と「論文試験(採点は2次試験)」、2次試験の1日目は、第1回「個別面接」、2次試験の2日目は、「グループワーク」及び第2回「個別面接」です。

申込期間は、インターネット申込み 9月3日(月) ~9月18日(火)、1次試験の日程は、10月21日(日)、2次試験の日程については、第1回個別面接は、11月12日(月)~11月14日(水)、グループワーク及び第2回個別面接は、11月12日(月)~同月14日(水)を予定しています。

最終合格発表は、12月7日(金)の予定です。

神奈川県職員「Ⅲ種試験」(短大卒程度)の採用試験情報

神奈川県職員「Ⅲ種試験」(短大卒程度)の受験資格は、18~21才の年齢での資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。

試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、土木建築技術のみ実施される「専門試験」、及び「作文試験(採点は2次試験)」で、2次試験は、個別面接1回による「人物試験」です。

申込期間は、インターネット申込み8月6日(月) ~8月20日(月)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験「人物試験」の日程は、10月15日(月) ~10月26日(金)を予定しています。

最終合格発表は、11月9日(金)の予定です。

「公立小中学校等事務職員 Ⅰ種試験」の採用試験情報

「公立小中学校等事務職 Ⅰ種試験」の受験資格は、22~30才の年齢で資格があります(※試験実施年度の4/1の年齢)。また、21才の年齢までで、人事委員会が同等の資格があると認める人を含み、短期大学を除いた学校教育法に基づく大学を卒業または2019年年3月までに卒業見込みの人にも資格があります。

試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式「 専門試験」、及び「論文試験(採点は2次試験)」で、2次試験は、個別面接1回の「人物試験」です。

申込期間は、インターネット申込み4月27日(金) ~ 5月11日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月9日 (月)~7月20日(金)を予定しています。

最終合格発表は、8月31日(金)の予定です。

「免許資格職」の採用試験情報(大学卒業程度)

「免許資格職」(大学卒業程度)の職種区分は、平成30年度は、「福祉職」「司書A」「薬剤師」「獣医師」「保健師」で募集を予定しています。

受験資格は、各資格によって異なりますので、詳細は受験案内をご確認ください。

区分:「福祉職」

「福祉職」の受験資格は、22~36才の年齢で(※試験実施年度の4/1の年齢)、社会福祉法 第19条の社会福祉主事の任用資格を有する人、または2019年3月までに取得見込みの人に資格があります。また、人事委員会が同等の資格があると 認める人を含み、21才の年齢までで短期大学を除く学校教育法に基づく大学を卒業、並びに、2019年3月までに卒業見込みの人にも資格があります。ただし、社会福祉法第19条の社会福祉主事の任用資格を有する人、または2019年3月までに取得見込みが要件となっています。外国籍の人も受験できます。

採用人数は、第一回日程で男性18人、女性12人、第二回日程で男性9人、女性6人です。

・第1回日程:1次試験 6月24日(日)/2次試験 7月9日(月)~7月20日(金)/最終合格発表 8月31日(金)
・第2回日程:1次試験 10月21日(日)/2次試験 12月5日(水)~12月9日(日)/最終合格発表 12月21日(金)

区分:「司書A」

「司書A」の受験資格は、22~30才年齢で司書の資格を有する人(※試験実施年度の4/1の年齢)、または2019年3月までに取得見込みの人に資格があります。また、21才の年齢までで短期大学を除いた学校教育法に基づく大学を卒業または2019年3月までに卒業見込みの人で司書の資格を有する人、または2019年3月までに取得見込みの人にも受験資格があります。なお、後者は、人事委員会が同等の資格があると認める人を含みます。外国籍の人も受験できます。

区分:「薬剤師」

「薬剤師」の受験資格は、24~30才の年齢(※試験実施年度の4/1の年齢)で、薬剤師の免許を有する人、または、2019年春季の国家試験で当該免許を取得見込みの人に資格があります。外国籍の人も受験できます。

区分:「獣医師」

「獣医師」の受験資格は、日本国籍を有し、24~30才の年齢(※試験実施年度の4/1の年齢)で獣医師の免許を有する人、または、2019年春季の国家試験で当該免許を取得見込みの人に資格があります。


区分:「保健師」

「保健師」の受験資格は、21~36才の年齢(※試験実施年度の4/1の年齢)で保健師の免許を有する人、または、2019年春季の国家試験で当該免許を取得見込みの人に資格があります。外国籍の人も受験できます。

「福祉職」「司書A」「薬剤師」「獣医師」「保健師」の試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式「専門試験」及び「論文試験(採点は2次試験)」です。2次試験は、個別面接1回の「人物試験」です。

申込期間は、インターネット申込み4月27日(金) ~ 5月11日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月9日 (月)~7月20日(金)を予定しています。

最終合格発表は、8月31日(金)の予定です。

「経験者採用試験」の採用試験情報

神奈川県では、建設事業、土木行政、水道・ダム等の施設の管理や保全等を行う「総合土木」と建設事業、建築行政、都市計画等を行う「建設技術(建築)」の職種区分について、「経験者」として採用しています。

「総合土木」の経験者採用について

経験者採用「総合土木」の受験資格には、年齢制限はありません。短期大学を除く学校教育法に基づく大学を卒業後、民間企業等の職務経験を5年以上の人または2019年3月までに5年となる人に資格があります。また、人事委員会が同等の資格があると認める人を含みます。外国籍の人も受験できます。ただし、採用時に60歳以上の人は採用されません。

「建設技術(建築)」の経験者採用について

「建設技術(建築)」の受験資格は、年齢制限はありません。短期大学を除く学校教育法に基づく大学を卒業後、民間企業等の職務経験を5年以上の人または2019年3月までに5年となる人に資格があります。また、人事委員会が同等の資格があると認める人を含みます。外国籍の人も受験できます。ただし、採用時に60歳以上の人は採用されません。

試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」と記述式「経験小論文試験」、2次試験は、職務面接1回による「口述試験」と個別面接1回による「人物試験」です。

申込期間は、インターネット申込み4月27日(金) ~ 5月11日(金)、1次試験の日程は、6月24日(日)、2次試験の日程は、7月9日 (月)~7月22日(日)を予定しています。

最終合格発表は、8月31日(金)の予定です。

「公立小中学校等事務職員 Ⅲ種試験」の採用試験情報

「公立小中学校等事務職員 Ⅲ種試験」の受験資格は、18~21才の年齢での資格があります。外国籍の人も受験できます。

試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」で、2次試験は、1次試験で実施する「作文試験」と個別面接1回の「人物試験」です。

申込期間は、インターネット申込み8月6日(月) ~ 8月20日(月)、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験は10月15日(月)~10月26日(金)を予定しています。

最終合格発表は、11月9日(金)の予定です。

「免許資格職」の採用試験情報

平成30年度では、短大卒程度の神奈川県職員「免許資格職」として募集する職種区分は「栄養士」です。

「栄養士」の受験資格は、20~30才の年齢(※試験実施年度の4/1の年齢)で、栄養士の免許を有する人、または、2019年3月までに取得見込みの人に資格があります。外国籍の人も受験できます。

試験内容は、1次試験は、択一式「教養試験」、択一式「専門試験」及び「論文試験(採点は2次試験)」、2次試験は、個別面接1回による「人物試験」です。

申込期間は、インターネット申込み8月6日(月) ~ 8月20日(月)で、1次試験の日程は、9月23日(日)、2次試験の日程は、10月15日(月)~10月26日(金)を予定しています。

最終合格発表は、11月9日(金)の予定です。

その他注目情報『いのち輝くマグネット神奈川』について

神奈川県では、確実に到来する超高齢社会に十分な対応を図り、東日本大震災及び福島第一原子力発電所の事故に起因する社会環境の変化への対応を行うため、2025年を展望して、「『いのち輝くマグネット神奈川』を実現する」を基本理念に掲げています。


具体的には、2012年に「かながわグランドデザイン基本構想」及び「かながわグランドデザイン」を策定し、「健康長寿」「経済のエンジン」「安全・安心」「ひとのチカラ」「まちづくり」の5つを柱にプロジェクトを企画しました。

「行ってみたい、住んでみたい、人を引きつける魅力あふれる神奈川」、「いのちが輝き、誰もが元気で長生きできる神奈川」、「県民総力戦で創る神奈川」を将来像としています。

このプロジェクトによって、神奈川県の資源やライフスタイルが多くの人を引きつけるマグネットとなって地域全体を活性化させ、美しく住みやすい住まいやまちづくりに積極的に取り組んでいます。

まとめ

いかがでしたか?

神奈川県は、西洋文化をいち早く取り入れた横浜や良質の温泉に恵まれた箱根など、他県の人々にも知られているような名所も多くあり、伝統的な工芸品が長い歴史の中で受け継がれる一方で、農産物のブランド化にも力を入れています。

また、自然や歴史や文化、水の恵みなど様々な地域資源を生かしながら、多様な主体が連携してにぎわいづくりに取り組み、人を引きつけて何度も行きたくなるような魅力ある県をめざしています。

神奈川県の採用案内ページURL

http://www.pref.kanagawa.jp/docs/s3u/saiyou/index.html

本記事は、2018年6月1日時点調査または公開された情報です。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと、安全性・有用性を考慮の上、ご利用ください。

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