はじめに
「仕事の悩みの大半は、人間関係から来ているもの。」
そんなフレーズをよく耳にしますが、実際に職場の人間関係は働くモチベーションにも影響を与えます。
「どうせ働くなら、職場の人とは良い関係を築きたい。」
誰もがそう思うのではないでしょうか。
市役所で働くにあたって、職員同士が仲良くなれるのか気になりますよね。
市役所で働いた経験を持つ、元市役所職員の井上さんに答えてもらいました。
質問)市役所では職員同士は仲良くなれるんですか?
この春から市役所で働き始めたんですが、まだ職場の人と打ち解けられていません。
先輩たちは、先輩同士や上司とも仲が良いのですが、自分があんな風に振る舞えるようになるのか不安です。
この先市役所で働いていて、職員同士で仲良くなれるのでしょうか?
また、きっかけとしては、どんなことから仲良くなっていくのでしょうか?
回答)仲良くなれるきっかけはたくさんあります。
市役所で働き始めることになったものの、周りは知らない人ばかり。
さらに、その知らない人同士が仲良くしている様子などを見ると、自分もその輪に入れるようになるのかな…と不安になりますよね。
私自身、入庁してすぐの頃は仕事を覚えることに必死で、すぐには職場の方たちと打ち解けることができませんでした。
でも大丈夫です。働いていくうちに、職場の人とはすぐに仲良くなれますよ。
市役所で働いていると、職場の人と仲良くなれるきっかけがたくさんあるんです。
市役所で働く上で、職員同士が仲良くなるきっかけ
仲良くなるきっかけ1:同じ部署
同じ部署になることは、仲良くなるきっかけとして最も王道ではないでしょうか。
同じ部署なら、歓送迎会などで早い段階からざっくばらんに話をできる機会も多く、業務中の一息ついたときにはちょっとした雑談ができるなど、仲良くなるきっかけがたくさんあります。
また、仕事で同じ苦労を一緒に経験した人とは、悩みなども共有出来て仲良くなりやすいですよね。
同じ部署の人と仲良くなると、異動があった際にも仕事を頼める人が増えるので、仕事がしやくなります。
仲良くなるきっかけ2:同期
市役所では4月に入庁する際、「一人だけ」ということはほぼありません。
数の多い少ないはあれど、“同期”が存在します。
特に、はじめは先輩や上司も知らない人ばかりなので、同期の存在は大変貴重です。
実際、私も入庁した当初はよく同期で集まって昼食を食べ、職場での悩みなどを共有したものです。
お互いがそれぞれの職場に慣れて忙しくなってくると、頻繁に会うことは少なくなりますが、年に1回恒例行事として同期での懇親会が行われるなど、年々親睦は深まっていきます。
仲良くなるきっかけ3:懇親会
春の歓送迎会や夏の納涼会、年末年始には忘年会や新年会と、市役所では定期的に懇親会が行われます。
「飲ミュニケーション」という言葉は古くなったような気もしますが、職場を離れて話をしてみると今まで見えなかった一面が見えるなど、懇親会は今まで話せなかった人と仲良くなれるきっかけになります。
また、若手同士で集まって懇親会を開催することもよくあり、私も自分の直属の先輩と他部署の先輩とのつながりで、今まで話したことのない方とご一緒させていただけることがたびたびありました。
仲良くなるきっかけ4:クラブ活動
実は市役所の中でも、クラブ活動があるんです。同じ趣味の人同士が集まって、楽しく活動しています。
私が働いていた市役所では、野球部やフットサル、登山部などがありましたね。
公式にクラブ活動として活動していなくても、有志で古都散策やレトロ銭湯巡りなどを行っている方もいたので、同じ趣味同士の人たちがつながって仲良くなることができます。
まとめ
若手にも気さくに話しかけてくれる年配の方や、面倒見が良い年の近い先輩など、市役所内には「昔ながらの人間関係の築き方」のような風土があったように思います。
もちろんそれが性に合わない、という方もいるかもしれませんが、市役所で働いてく中で職員同士が仲良くなれるきっかけがあることは確かです。
時代が変わるとコミュニケーションの取り方も変わってくるかと思いますが、どうせなら楽しく働けるような人間関係を築いていきたいですよね。
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