※本記事は、2019年9月調査の内容です(今後更新予定です)。
はじめに
今回ご紹介する公立美術館「神戸ファッション美術館」は、兵庫県神戸市(六甲ライナー「アイルランドセンター」駅近く)にあり、1997年(平成9年)に開館された公立美術館で、収蔵作品数は、約8万3,221点と公表されています。
今回は、公務員として働く「学芸員」向けに公立美術館「神戸ファッション美術館」に関する基本的な情報についてご紹介します。
公立美術館「神戸ファッション美術館」の沿革について
公立美術館「神戸ファッション美術館」の沿革についてご紹介します。
公立美術館「神戸ファッション美術館」は、日本で初めて「ファッション」をテーマにした公立美術館として1997年(平成9年)に開館されました。
この美術館は、展示室だけでなく、世界のファッション雑誌や書籍を揃えたライブラリー、ファッション資料室、セミナールーム、多目的ホールを備えた複合型情報文化施設で、ファッションを「楽しみながら学べる」美術館です。
公立美術館「神戸ファッション美術館」の概要について
公立美術館「神戸ファッション美術館」は、神戸新聞地域創造・神戸新聞事業者共同事業体が運営する公立の美術館です。
兵庫県神戸市にあり、広さ17,000平方メートル、収蔵資料は約8万3,221点で、常勤役職員については確認できませんでした。
また、平成27年度の来館者数は、19万1,131人です。
▼参考URL:神戸|平成27年度 神戸ファッション美術館の管理運営に対する評価票
http://www.city.kobe.lg.jp/information/committee/industry/senteihyoka/img/hyouka1.pdf
公立美術館「神戸ファッション美術館」の施設・展示について
公立美術館「神戸ファッション美術館」には、下記の施設があります。
1)ミュージアム(1階)
2)ライブラリー(3階)
3)リソースセンター(4階)
4)オルビスホール(5階)
このうち、常設展と特別展は1階のミュージアムで開催されます。
現在開催中および今後開催予定の展覧会は、下記の通りです。
1)展覧会「高野山金剛峯寺襖絵完成記念 千住博展」
会期:2019年9月14日(土)~11月4日(月・祝)
2)展覧会「英国紅茶物語展」
会期:2019年11月23日(土・祝)~2020年1月19日(日)
3)展覧会「長くつ下のピッピの世界展」
会期:2020年2月1日(土)~3月29日(日)
公立美術館「神戸ファッション美術館」のシンボルマークについて
公立美術館「神戸ファッション美術館」のシンボルマークに関する情報については、確認できませんでしたが、ホームページ上ではデザイン化した「K」の文字がロゴマークとして使用されています。
公立美術館「神戸ファッション美術館」の館長について
現在の公立美術館「神戸ファッション美術館」の名誉館長は、「コシノヒロコ(こしの ひろこ)」さんです。
「コシノヒロコ」さんの経歴は、1959年(昭和34年)に文化服装学院を卒業、1961年に自身のブランドを設立、1964年に大阪・心斎橋にオートクチュールアトリエを開設、1978年にローマのオートクチュール・コレクション「アルタ・モーダ」に日本人として初めて参加しました。
その後、1982年にパリ・プレタポルテコレクションに参加、1984年に中国・上海で日本人として初めてコレクションを発表、1988年に昭和学院秀英高等学校の制服をデザイン、1990年(平成2年)に沼津学園高等学校(現・飛龍高等学校)の制服をデザインしました。
2000年(平成12年)に大阪府で、ヒロコ、ジュンコ、ミチコ3姉妹のコレクションを開催、2007年に阪神タイガースの交流戦用ユニフォームをデザイン、2009年にパリ・コレクションに復帰、2010年に体操日本代表のユニフォームをデザインしました。
2013年に兵庫県芦屋市の安藤忠雄設計の旧自邸をギャラリーとして改装し、KHギャラリー芦屋がオープンされた後、2018年(平成30年)に神戸ファッション美術館の任期5年間の名誉館長に就任しました。
なお、「コシノヒロコ」さんが、公立美術館「神戸ファッション美術館」の何代目の館長であるかについては確認できませんでした。
公立美術館「神戸ファッション美術館」のアクセス・開館時間・休館日について
公立美術館「神戸ファッション美術館」は、兵庫県神戸市にあり、最寄り駅は、六甲ライナー「アイルランドセンター」駅です。
開館時間は、10:00~18:00です。
休館日は、月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)、展示替え期間です。
詳細な情報については、公立美術館「神戸ファッション美術館」のホームページなどをご確認ください。
公立美術館「神戸ファッション美術館」の入館料について
公立美術館「神戸ファッション美術館」の入館料は、特別展示とコレクション展示によって異なります。
特別展
特別展の入館料については、展示の内容によって異なります。
現在開催中の展覧会「高野山金剛峯寺襖絵完成記念 千住博展」(会期:2019年9月14日(土)~11月4日(月))の入館料は、一般は1,300円、大学生は650円で、団体観覧者は、一般は1,100円、大学生は500円です。
なお、65歳以上の方は通常の一般料金の半額です。
コレクション展示
コレクション展の入館料は、普通観覧者は、一般は200円、大学生・65歳以上は100円で、団体観覧者は、一般は150円、大学生・65歳以上は50円です。
なお、高校生以下は無料です。
詳細な情報については、公立美術館「神戸ファッション美術館」のホームページなどをご確認ください。
公立美術館「神戸ファッション美術館」の職員数について
公立美術館「神戸ファッション美術館」の職員数については、確認できませんでした。
公立美術館「神戸ファッション美術館」の採用情報について
現在は募集がなく、過去には2009年に学芸員の募集がありました。
公立美術館「神戸ファッション美術館」の財務状況について
平成平成27年度の、公立美術館「神戸ファッション美術館」の運営費は、2,390万1,000円でした。
その主な内訳は、展示室入館料、ホール使用料などです。
▼参考URL:神戸|平成27年度 神戸ファッション美術館の管理運営に対する評価票
https://www.city.kobe.lg.jp/information/committee/industry/senteihyoka/img/hyouka1.pdf
まとめ
以上、公立美術館「神戸ファッション美術館」の基本情報(沿革・施設・職員数など)でした。
公立美術館「神戸ファッション美術館」は、様々な視点からファッションをとらえたユニークな展示会が開催され、コシノヒロコが名誉館長である公立の美術館です。
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