「大手企業の企業内診療所」で働く「保健師」の仕事内容・給料レポート

2022年9月19日

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はじめに

「大手企業の企業内診療所」で働く「保健師」のキャリアレポートです。

レポート者のプロフィール

職業・勤務先：保健師 / 大手企業の企業内診療所
性別：女性
雇用体系：契約社員（常勤）
所有資格：看護師保健師

「保健師」を目指した理由

学生時代とても病弱だった為、身近にいた小学校や中学校の保健室の先生にとても憧れを持ったことが「保健師」を目指すきっかけです。

「保健師」の仕事内容について

企業内診療所の「保健師」の仕事には大きく分けて一般診療部門と健康管理部門があります。

診療部門では企業の社員が怪我、風邪、病気などで診療を受ける際、医師の診療補助や各種検査の介助、点滴や採血などを施行します。診療科目は消化器内科、神経内科、循環器内科、心療内科、整形外科、耳鼻科、眼科、皮膚科等が日替わりであります。その他に企業内で胃カメラの検査をしており、検査の介助を行います。薬剤師が常駐しているため服薬指導は行いません。

健康管理部門では社員の健康増進のために、春と秋に健康診断があります。一年を通して健康診断の準備、推進運動、実施、結果フォローがあります。健康診断の結果を1人づつチェックし、今後の再検査が必要か経過観察するかなどを個別にチェックしていき、医師と連携して社員の継続的なフォローをしていきます。栄養相談や健康相談があります。また、企業内での急変や応急処置の際は診療所の看護師保健師が対応します。

「保健師」の1日の仕事の流れ

8:30 自宅出発交通費の支給ありますが、私は徒歩又は自転車で出勤していました。 9:00 会社到着し、着替えデスクにて社員からの健康相談のメールを確認し、メール又は電話にて返信して行く。
9:30 就業開始 1ヶ月内に保健指導を担当した社員へアフタフォローの電話をしていく。主に栄養面、健康習慣、運動習慣について評価して行く。
10:00 午前の診療開始各診療が開始されると持ち回りでその日の担当の医師の補助を行う。
12:00 午前の診療終了 1時間のお昼休憩へ
13:00 午後の診療開始各診療が開始されると持ち回りでその日の担当の医師の補助を行う。
17:00 午後の診療終了医療従事者内で本日の申し送りをする。
18:00 退社

「保健師」の給料・残業・有給休暇について

給料は月給25～30万円、契約社員の時期はボーナスはありません。

通常時は残業はありませんが、健康診断の時期は2時間程度の残業があります。有給は事前に申請すれば、午前や午後休み、1日休みと選択し取得できます。

この仕事で、働いているときに困ったこと

春や秋の健康診断の時期では、1000人近くの社員の健康診断結果をチェックします。その時期は1ヶ月くらい常に残業があります。また、他の方が帰らないと先に帰宅出来ない雰囲気があり、だいたい2時間から3時間の残業になってしまいます。企業内診療所では社員の健康管理に非常に重点を置いていますので仕方のないことかと思います。

またこの期間外にはほとんど残業はありませんので、短期集中してメリハリをつけれるのは良いことかと思います。